満足度★★★★
落語に馴染みのない素人ですが
5人の方の5演目を聞いて、落語って面白いなと思いました。少し視野が拡がって、新しい世界を知るきっかけになるような、そんな会でした。
満足度★★
もっと面白くなるはず!
お三方とも、非常に達者でいらっしゃった。
それは、わかります。
舌もよく回り、落語家っぽい雰囲気を醸し出していらした。
ただ、それだけ、で止まっているように私には思えたんです。
誰の演目が、という訳ではなく、三人とも、
上手く喋ること、に終始していたのではないかと。
滑らかな台詞回しでリズムよく、次々に言葉を発していく、
しかし、出てくる台詞が実に味気ない、空っぽの手触り。
台詞が話し手の中に落ちていない、実感のない言葉、そんな感覚でした。
だから、噺の中でどんな展開になろうと、
そこに驚きやおかしみ、人のぬくもりが感じられない。
落語の筋で、人物で笑わせるのではなく、
時折盛り込む小手先の小ネタでウケを取りにいっている、
そんな風にすら見えてしまいました。
落語の世界に、あんなにも馬鹿馬鹿しくて、滑稽で、ずるくて、
でもなんだか憎めない奴らが沢山いるんだから、
もうちょっとそいつらの事信じてやってもいいんじゃないか、と。
落語との付き合い方、というんでしょうか。
「俺、この噺、すげぇ好きなんだよ」とか
「俺、面白い噺知ってんだぜ」とか
そういう愛が観たかった。
「どうです?私、落語、上手く喋れるでしょう?」
「落語してる私も面白いでしょう?」
そんな顔ばかりが見えてくるようで、
肝心の噺が悲しい顔してるように思えました。
綺麗に話せるのは良い事だし、立派な事、難しい事だとは重々承知してます。
でも、綺麗に話せるだけで良いんでしょか、ってのは私が常々思ってる事でして。
今日観た落語、言い方は悪いですが、
落語を上手に喋れるマシーンが高座に上がって喋っているように見えました。
登場人物に、そして噺家自身に、実が、存在感が、愛情、愛嬌が、あれば!!!
続きはブログに書いておきます。
http://blog.livedoor.jp/byoubyoubyou/archives/52247472.html