銀色の蛸は五番目の手で握手する 公演情報 銀色の蛸は五番目の手で握手する」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
21-40件 / 50件中
  • 満足度★★★★★

    まぁ見ろと
    年末に面白いものを見させてもらい感謝。開演前が一番良い気もするけれど。DVDを買わせてもらいました。

    ネタバレBOX

    面白いところはひたすら勢いがあって面白い。OPのももクロはやり続けるのかな?ネット詳しくないですがユーチューブとかあがっているのでしょうか?あの盛り上げがとても大事なんだと思います。
    そして毎回含まれているテーマ、ギャグだけに留めないから自分は見たいと思うのかもしれない。宇宙人や変人だらけでも、何か伝わるものがある。今回は自己犠牲でしょうか。会場の空気は以前より温和だったので感動的な雰囲気は若干弱く感じましたが、
    中盤の弛み感、ラストの腕がもげていくシーンは痛みという重要な表現であるけど、だれる感じはもう少し巻いていけるのではとも思います。
    面白い時間をありがとうございました。前回のここぞというとき!を買ったので、友人が来たときに見ようかと思います。
  • 満足度★★★★

    年の瀬に幸せ。
    「仏の顔も三度ー」に続いて、二回目の鑑賞。
    前回より、普遍的なテーマや時代性を盛り込んでいて、その作品世界にとても入りやすい作りだったように思います。

    個人的には、キャパがもう少し狭いハコの方が、より味わい深いものがあったような・・・

  • 満足度★★★

    よくできていたが、、、
    メガバを見逃した私にふってわいたPMC野郎。
    劇団名に一抹の不安を感じつつサンモールへ。

    始まる前の前説コントにドンびいた。
    笑うために来ている人がいるので
    面白くなくても最初から真後ろで大笑いしている人がいた。

    女装してモモクロを踊るのがそんなに大笑い????謎すぎ。
    まるで昔の古い正月テレビか学生コンパの余興みたいに感じた。

    何が面白いのかわからない。
    場をあっためるためとはいえ、微妙すぎた。

    本編のお話は非常によくできていた。
    笑いあり、泣きあり、映像あり、と・・・・

    ネタバレBOX

    組み合わせがうまかった。
    なんでサッカーやねん!
    とかいう突っ込みも
    ここまできちんとできていると問題ない。

    面白かったです。良く出来ていた。
    でも趣味ではなかった。
    ちょっと拗ねたところがなくてというか、
    面白いけれどストレートすぎだった。

    わかりやすいお笑いが好きな人向き。

  • 満足度★★★★

    観劇収め
    2014年の観劇収めでした。

    いやー、本当に楽しい!!
    前説から全力で楽しませてくれます。
    本編は笑って、泣ける素晴らしい作品でした。

    笑いとシリアスの振れ幅がすごく、しかもそれらが見事に融合していたと思います。
    あれだけシモやブラックなネタで徹底的に(いい意味で)バカやって、
    後味悪くなりそうなどシリアスな場面もありましたが、
    最終的には爽やかな観劇後感に浸れる作品になっていました。

    ネタバレBOX

    プロローグの過去話での四つ葉のクローバーや握手の話、FWへの夢などがいい伏線になっていて、
    終盤はもうこれらが涙腺をこれでもかと刺激してくれます。

    子供の頃からの友人たちとの変わらぬ友情が微笑ましく、
    観ていて思わず頬がゆるみました。
    オサムのピュアで一途な想いも本当に素敵に描かれていて、
    クライマックスのシーンにはもう涙、涙でした。
  • 満足度★★★★

    伸び伸びと馬鹿馬鹿しく
    サンモールの大きな開場でお客さんも入ってました。
    先行販売への抽選会や終演前、後のサービスも充実。
    いつもキャラが鮨詰め状態でしたが
    広いステージで、馬鹿キャラが伸び伸び躍動
    切ないシーンもたっぷり出来て、吹原さんの
    やりたい演出に近づいてるんじゃないでしょうか?
    お得意の人情話ではシーンと静まる会場。
    これで、みんな大泣きしたら本物ですね~
    流石にギャップがあって泣きませんが
    以外に人間のキャラが控えめにもいい味でてます。
    次回も大きい所なのかな?
    もっと泣けるバランスになるといいですね

  • 満足度★★★★

    楽しませてくれます
    開場直後から楽しませてくれます。ちゃんと開演30分前に行かれることと勧めます。本篇も面白いです。正直,よくこんなおバカな話考えつくよな,って思いますが,これはもうサービス精神の表れなんでしょうね。年末の大笑いに,今年1年の疲れた心におススメです。PMC野郎では,自分は「麗子さん・・・」が最高に気に入っていますが,それに匹敵するくらいの出来だと思います。

  • 満足度★★★★

    初観劇
    やたらと人間臭い宇宙人の話。設定がぶっ飛んでいたが、人間よりも人間臭い、いい作品だった。感動しました。ありがとうございました。

  • 満足度★★★★

    毒はあるけどフツー
    本編では、箸が転がってもゲラゲラ笑うような人がいなかったことが幸いでした。

    ネタバレBOX

    前説で、ただももいろクローバーZのしおりんと称して踊り続けるのを見てゲラゲラ笑う輩がいて、やはりいつも通りかと思っていましたが、本編では箸が転がっても笑うような人はいませんでした。

    下ネタも少なく、幼稚な20代男性が笑うような話では無かったことにホッとしましたが、かと言ってじわっと笑いがこみ上げてくるというわけでもなく、DVありの、殺人ありの、結構重たいストーリーでした。銀ダコが超能力で殺された人を生き返らせましたが、せっかく殺人を免れたというのに、この特殊事情と銀ダコの思いが通じなかったばかりにまた殺人を犯すという何とも愚かしい事もありました。

    幸福の王子のような銀ダコは、人々の命を救う度に手が失われていき、最後は人間で言うところの足だけになってしまいました。そんなこともあってか、毒ガエル星人の毒でサッカー選手が大量に死んだときには超能力は使いませんでした。仕方ないか、副作用があるのだから、大好きな人だけにしか使えませんね。
  • 満足度★★★★★

    楽しんでください!というのが強く伝わる劇団ですね(^^)
    「いい大人が定職にもつかず、この年の瀬に実家にも帰らず。」
    頑張って作り上げた舞台です(台詞は前口上ですよ(^^)。
    観ることを決めた方は<開演>時間に間に合うようにとせずに、
    ぜひに開場時間に合わせた入場をお勧めいたします!是非にねっ!

    (本編110分予定ですが、
    上記理由を入れると2時間越えと考えた方がよろしいかと思います。)

    ネタバレBOX

    上演では終盤近い場面からの始まりなんですが、
    主宰~ここは繰り返さなくてもよかったのでは?と感じました。

    普通にオサム君の離島での学生時代からスタートで十分と思われました。

    それにつけても普通に毒を吐く笑い入れてて楽しかったんですが。
    30分過ぎたところで入るカッコいいタイトル映像からの展開で、
    本当に腹がよじれるような笑いを入れられまして笑い涙が止まらなかった(^^;)
    凄いです・・・・ヤドクビッチ・・・・破壊力ハンパなかった・・・・うけました!

    開場後にいつものケンタウロス君がいると思ったんですが、
    今回はいませんので他にファンの方いたら予めお伝えしときますね。

    チケット受け取りまでの流れが滞らないように、
    床や階段に矢印や列の区切りをテープで表示してる心くばりな処が
    10年の歳月で培った観客への配慮とわかります。
    ほんと観客をヒエラルキーの最上段に捧げる姿勢が美しいですね。
    ここまでした劇団は自分いままで見たことほとんど無かったです。

    ここまで褒めてなんでお勧めにしないかというと、
    やはり万人受けしないかなぁとは思うのですよ。
    (受けない人には受けないでしょう・・モモクロとか・・・)

    マニアな一言
    ちなみにチブル星人のパロディと思われたオサム君は、
    手を広げるとクール星人みたいでした=
    まぁどっちもウルトラセブンの宇宙人なんですけどね(^^)
    =主宰の精神形成期間に一枚かんでたんだろねセブンは・・・
    (と勝手に分析風なことしたりして・・・)。

    ざっくり言うと。
    話は離島育ちの少年が都会に出て夢を叶え初恋の人とも再会し、
    その窮地を自らの大きな代償と引き換えに救い、
    島の仲間と共に真の自分の夢を掴むという。
    それはそれは王道の昼メロか少年漫画のようなストーリー展開であります。

    まぁ自分が銀色のタコだったり、チームメイトが・・・・だったり、
    育ててくれたじーちゃんが○○犯だったりするという。
    それは吹原氏テイストにあふれた味付けが、
    成されているという点が大きく異なるんですなぁ。
  • 満足度★★★★★

    相変わらず面白い
    正当な笑いと、ブラックな笑いと、泣かせる展開に、溢れるサービス精神。
    ポップンマッシュルームチキン野郎を観るのはこれで6作目ですが、一つのパターンが出来上がっていると感じました。
    過去、ブラックが強かったり泣きが強かったりで、やや私の好みには合わない作品もありましたが、これはバランスがとれていたと思います。

    役者さん達みんなに、お客を楽しませたいという「お・も・て・な・し」の心が感じられました。それは、観劇後のロビーにも溢れていて、今年の観劇納めがこの芝居でよかったと思いました。

    パンフレットは2000円で、劇団四季なみ!(に高い・笑)と思いましたが、とても読み応えがありました。これは2000円の価値ありです。

    ネタバレBOX

    しかし、パンフレットの袋とじを開いてしまったがために、置き場所に困る物になりました。

    サッカーシーンよかったです。解説も笑えました。
    「ふわーっとした感じのフォーメーション」とか、思いがけないツボがあって聞き逃さないように必死。

    実名がバンバン出て来るキョーレツなネタもいいのですが、だれも気付かなそうなセカチューパロなんかも笑えました。

    高橋ゆきさんが初の美人役というのにも、感慨深いものがありました。
    杉岡あきこさんにも、いつかフツーの人の役を!

  • 満足度★★★★★

    300近いキャパシティのシアターサンモールに、初進出!
    このサイズでも十分にやっていけることを証明した、記念的作品。
    いろんな意味でのバランスの良さが功を奏した。
    彼らのスタイルが確立した作品。

    と偉そうなことを言ってみる。

    ネタバレBOX

    初めてポップンマッシュルームチキン野郎(長いので以下「ポップンマッシュルチキン野郎」とする)を観たときに感じたのは、
    「この笑いは、自分が好きやつではない」
    ということ。

    しかし、何か引っかかるものがあった。
    それは「センチメンタリズム」。
    「ベタ」と言い切っていいぐらいのセンチメンタリズムだ。

    お下品でブラックな笑いの中にそれが確実にある。
    だから「もう1回観てみよう」と思った。

    そして気がついたのだ。
    お下品でブラックなのは、ある種のサービスであり、それをストーリーに散りばめることで、恥ずかしくなって、身体が痒くなってしまうような、純愛だの献身だのといった、本当に言いたかったことを、言えてしまえるということ。

    そういう見方をすると、少し合点がいく。

    前にも感想で書いたが、どの役者さんも相当個性的ではあるのだが、ヘンにそれを押しすぎないし、例えば、デブだとかハゲだとかと言った一番つまらない「ありがち」なやつを定番的に伝家の宝刀とせず、たとえ自分の出番ではグイグイ前に出たとしても、他の役者のところでは、さっと引き悪目立ちをしない。
    そういうところが、きちんと考えられていて、きちんと自分の役割を「演じて」いるのだ。
    しかも「演じている」感を出さずに。
    これは演出も役者もうまいとしか言いようがない。

    作品全体が、おふざけや、その勢いでどうにかしようと思っていないということなのだ。

    で、コメディフェスティバルで見せてくれた前作は、持ち時間が短いということもあって、非常にタイトにポイントを突いてきた。
    その結果、全体的にバランスの良い優れたコメディになっていたのは、ご覧になった方の記憶に新しいと思う。

    そして、今回、今までとまったく違う、大きなサイズの劇場での上演。
    正直、どうなってしまうのか、多少の不安があった。
    今までの、言わば、声も表情も確実に届くスケールでの芝居とは異なってくるからだ。

    しかし、そんな不安感を払拭するように、見事に素晴らしいバランスの作品となっていた。

    青春と純愛をベタすぎるセンチメンタリズムが物語を貫く。

    自分に自信がない主人公が、中学で一番の女性に憧れ、破れる。そして、自分は己の進みたい道に向かい、大成功する、といったストーリーは、この作品のすべての設定を取り外してしまったら、どこにでもあるような普通のストーリーだったかもしれない。

    さらに言うと、自分が憧れていた女性が、誰もがうらやむようなカッコいい先輩と結婚したにもかかわらず、不幸になっていた。しかも自分は超一流のサッカー選手になって彼女の前に現れる。そんな童貞臭い、都合の良いストーリーなのだ。
    さらにさらに、彼女を助けるために自己犠牲を払う、なんて!

    よくよく考えると、なんちゅうストーリーだ!

    でも、そんなベタベタなストーリーであっても、観客がヘンな突っ込みをせずに、ストーリーに入り込んでいける、納得の展開で見せるうまさがあるのだ。

    それは、単にお下品でブラックな笑いを入れればいいのではなく、その「バランス」と「センス」がかなり必要だ。
    ブラックにしてもお下品にしても、度を超さず、うまく収めなくてはならない。
    そこのさじ加減は、かなり難しいと言える。

    彼らはそれをやってのけ、自分たちのスタイルを手に入れたと言っていい。
    シアターサンモールのサイズで上演しても遜色のないモノだと言ってもいい。

    これは彼らの新たな第一歩だ。

    面白くって、少し毒があって、だけどホロリとさせる(ポロリではなく)。
    それは鉄板でウケるのではないだろうか。

    戦略的に考えてたどり着いたのかどうかはわからないが、この路線を続けていけば、マニアな客ではない、普通の面白演劇好きな人たちがお客さんになってくれるだろう。

    偉そうに言わせてもらうと、全方向的な客層にウケるのではなく、今までのポリシーを貫き、「これ嫌いだ」という人がある程度いるぐらいの感じで進んでくれたら、とてもうれしいのだが。テレビ放映はできないぐらいの毒はあってもいいと思う。

    さらに言えば、もう一回り大きくなっていくには、どうするのか、を絶えず考えていく必要もあろう。



    今後を考えると、役者さんたちにも、サイズに合った、演技や発声が求められてくる。
    それは実感したはずだ。どうにか台詞を置いてくるだけな、演技的には厳しい役者がいたのだが、それは自分でもわかっているだろう。

    ハナ子を演じた小岩崎小恵さんは、少し悲しくて健気なところがうまい。前回に引き続き、他の役者さんたちとは違った次元にいたのだが、今後も同じような設定の役に固定するのか、あるいは冒険するのかが気になってくる。

    後白河先生(サイショモンドダスト★さん)、出っ歯(杉岡あきこさん)、主人公の父・清一(NPO法人さん)、ヤドクビッチ(今井孝祐さん)、美しが丘先生(高橋ゆきさん)あたりの役者さんたちは、とてもいいポジションに配置され、自分の役を丁寧に、そして下品に、演じていて、ストーリーを盛り上げていた。
    こういう役者さんたちがいて、それはつまり誰か一人が「飛び道具」のようになるのではなく、バランスがあるからこそ、この劇団のこの物語が成立しているのだということも実感できた。

    っていうか、褒めすぎたかな。
    でも面白かった。
    次回も楽しみになってくる。

    ……そう言えばハナ子って2人も殺してるんですよね。
  • 満足度★★★★★

    発想がすごい
    こんな話を書けるということがすごい!

    そして、前説大好き!

  • 満足度★★★★★

    またやられた。
    なんて心に響くんだろう・・・。

    吹原さん、いったいどんな人生歩んできたんですか。

    ネタバレBOX

    風俗に身を落とし、子供を殺してしまうところなど、胸が押しつぶされそうになりました。旦那を殺してしまうところもそうですね。けれど、子供が助かる場面、旦那が救われ、自分が犠牲になっていく場面、なんとも言えない清々しい気持ちになりました。

    なんなんでしょうね。
    心に響いてしょうがないです。

    うまいこと言葉じゃ言えません。
  • 満足度★★★★★

    命の輝き
     離島の山奥に不時着したUFOには、臨月の宇宙人が乗っていた。

    ネタバレBOX

     彼女は、偶々異変に気付いて近付いた老人に子供を頼み息絶えた。老人は1人暮らしであったから、生まれたばかりの子を連れ、育てることにした。だが、この子は、銀色の皮膚をし、足が11本もある子だった為、村の子達のからかいや苛めの対象になり、一人泣く姿がよく見受けられた。そんな中、村で最も可愛いと評判のハナ子だけは、彼にも優しく声を掛け友達にもなってくれた。そんな彼女の父は、体を壊し寝付くことが多かった。そんな父の快復を願い、彼女は四葉のクローバーを探していたのである。オサムと名付けられた遺児は、彼女と一緒になって四葉のクローバーを探すが、この時には見付けられなかった。そんな山間での学生時代を終える頃、ハナ子は、先輩でサッカー部の主将、皆の憧れの的である池畑と付き合い始めた。オサムは、ガールフレンドとして付き合って欲しい、と思っていたが、あっさり夢は断たれてしまった。
     失意のオサムにおじいは東京へ一緒に行かないか? と誘う。おじいは読者モデルなどをするつもりなのである。始め、島の仲間達とまだ過ごすつもりだったオサムは、飛来したUFOが自分の生まれた星からのものだと思い、生まれ故郷へ帰ると友達に告げ、ハナ子から四葉のクローバーを送られ、皆に挨拶を済ませてUFOに乗り込もうとするが、全然、別の星から来たUFOで相手にされず、じいと一緒に東京へ出る。一方、ハナ子も池畑と共に東京へ出てきていた。彼女は看護師になったと言う。池畑は商社マンで随分忙しく働いている由。
     オサムの手足は8本になっていた。それは、かつてじいが大怪我をした時じいを救い、高熱を出して寝込んだ時に、腕がもげてしまったからであった。以来、じいはその力を使わないよう命じていた。(追記2013.12.31)
     然し、オサムは知ってしまう。ハナ子が決して幸せではないことを、それどころか、池畑はすっかり駄目になっており、仕事もせずにハナ子に春を鬻がせ、自分の子ではないかも知れないなどと悪態を吐いてはDVに走る。ハナ子は終に堪忍袋の緒を切らし、彼を殺害してしまった。その罪を救ったのは、オサムであった。じいに禁じられた不思議な能力を用いて池畑を助けたのである。無論、オサム自身は体調を崩し、現在は世界のトッププレイヤーとして活躍する彼は休場。その後10日間も寝込んでしまうが、漸く何とか昏睡から目覚めた彼の前には、子供が泣くのを、隣室から何度も咎められ、赤ん坊の口を枕で覆って死なせてしまったハナ子の窮状があった。彼は、今回も彼女を助ける。その結果、総ての腕を失い、2本の足だけになったが、漸くキーパーをさせられずに済むようになった彼は、フォワードとして復帰、終にシュートで得点を上げた。
     宮澤賢治の描く「夜鷹の星」などのような純粋な自己犠牲と命の輝きを、切り捨てられた沖縄基地問題や未亡人製造機と揶揄されるオスプレイ強行配備などの対局に置いて痛罵しながら、軽々と高く舞うポップンマップチキンの清々しさよ!! 爪の垢を安倍に飲ませてやりたいものである。
  • 満足度★★★★

    このラインの話なら・・・
    以前観た時にはえげつない受けネタが多く、私にはどうも合わない気がしたが、今回はそういうものがなく、観ていて苛立ちを感じることは無かった。ハチャメチャなお馬鹿な話かと思えば、意外に人の生臭さもあり、ちょっとばかりジーンとしたものも感じられた。遊びの発想力はかなりのもの!!グロテスクなキャラもだんだんけなげに感じた。このラインの話ならまた観てみたいと思う。

  • 満足度★★★★

    元気をありがとう
    観ると元気になります。ばかばかしくて、くだらなくて、でも楽しいです。
    ああいう被り物を作らせたら、いちばんですよね。
    弱点は、手際がよすぎて、全部すんなり観られちゃうことですかね。わー、ぜーたく言ってら。

  • 満足度★★★★★


    いつものスタジオのほうかと思ったら、シアターのほうでビックリ!
    あぶなっかしいネタのオンパレードなのに、いつの間にこんなにメジャーな存在になったのか!?
    人類愛を超えて宇宙愛に発展。目がしらが熱くなるシーンも多数。

  • 満足度★★★★★

    さすがはコメフェス優勝劇団
    コメフェス優勝は伊達では無かった。数段作品のレベルが上がった感じ。これこそ、まさに一皮剥けたということなのかもしれない。繊細なバカバカしさを身上とする非常に稀な作風。似ている団体が無いという意味でも稀有な存在だと思う。

  • 満足度★★★★

    笑う門には福来たる
    相変わらず面白かったです!会場が大きいせいなのかどうかはわかりませんが、少しおとなしくしているような印象を受けましたが…。

    設定はいろいろと突き抜けていますが、大筋はベタで王道なものだと思います。だからこそ安心して笑える!
    細かい突っ込みどころはありますけど、笑えるのですからそんなものは小さな小さな問題でしかないのです。
    相変わらず色んな所から怒られないか心配になったりもしますが、まぁそれも笑い飛ばしてしまえばいいのです。

    まさに年末にピッタリ。2014年のPMC野郎にも期待しています!

    ネタバレBOX

    客入れ時のCR岡本物語さんは「仏の顔~」に引き続き本当にお疲れ様です。おかげさまで本物のももクロを聞いていても岡本さんを思い出してしまう様になりました。(笑)
  • 満足度★★★★

    初見、魅せられた
    初見の劇団公演で楽しみにしていた。
    期待を裏切らない楽しい芝居だった。
    人情喜劇だが、更にギャグ・ポップ調を盛り沢山に…とにかく突き抜けていた。しかし、脚本・演出は基本的なもので、展開は予想できる。まぁ、結末は予定通りだったが、不満ではない。師走に楽しい時間を過ごせた。公演時間が、100分ということであったが、一気に魅せた。
    今後、チェック大の劇団という感想である。

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