公演情報
「商人」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
シェイクスピアのベニスの商人の枠組みを元にシャイロックとアントニオウが友人だったという別視点へ転換して描くアーノルド・ウェスカー作の上演。ワタシは初見です。休憩10分をはさみ165分。
https://kawahira.cocolog-nifty.com/fringe/2026/10/post-ec51c4.html
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2026/09/12 (土) 14:00
日本大学芸術学部 令和8年度 総合実習ID(演劇) 幕間回遊録10作品の中からの2作品の感想
『ズドっていくピース』(学生戯曲 X 教員演出 パターン : 作 荒川颯音 X 演出 岩澤哲野)
我々は〜カニ人間だ〜 面白かった! 帰り途、江古田の踏切を渡っていたら、踏切の向こうの看板に「WE ARE .....」って看板の一部が踏切のポールで隠れて「WARE」って見えた気がしたけど、「我々」って記憶がそう見させただけだった! カニ人間だってココに居るんだカニ!って思った 笑。
『待ち合わせ』(教員戯曲 X 学生演出 パターン : 作 大池容子 X 演出 熊谷茉悠樹) 見ていて店員のサポーターになっているのは何故だ !? 笑 そしてイライラして来た 笑。そして最後に訳のわからない奴が出て来て!なによりも終わり方!
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2026/09/12 (土) 14:00
シヅマ『商人』作 Arnold Wesker/翻訳 竹中 昌宏/演出 辻井彰太
アーノルド ウェスカーがシェイクスピアの 『ヴェニスの商人』を再解釈し、ユダヤ人の視点から、差別や偏見の構造、人間同士の対話と理解の可能性を描いた、改作とのこと。
上演は、休憩の 前はエンジンをふかし過ぎてだろうか、ん?ということが少しあった。15人のキャストとかなりの大人数。シアターゴアーのきいちゃんがいい役者だらけと言っていたけど、名前を存じ上げていて、かつ演技を見拝見したことがあるのはお二人だけだと思う。その内のお一人の百花亜希さんの演技、後半が始まってからは、「もう一人」の主役的な位置付けで、百花さんはポーシャになり切り、弾けておられた。カーテンコールの時、いやその前の最前列での 3人のシーンの時からきっと感じるものがお有りだったのだろうな、最前列だったので目線の動きも見えてそう伺えた。しかし俳優の方、当たり前なのだろうけど、先ずあのサングラス、そして派手な衣装に驚き、でもその姿を手懐けておられ、役として舞台でポーシャを生き切っておられるなと受け取れた。
そして舞台美術が凄い。開演前には波の音が、それも寄せては引く波の音ではなくて舳先が水を掻き分ける音に聞こえ、何か木材が軋む音も聞こえる。舞台美術は船底を模しているのだろう、木張りで船底の両端が丸みを帯びた勾配。 アントウニオウの商船なのだろう。
最後の照明での隙間が! 16世紀のベニスでのユダヤ人への差別、それをレベッカのポジションを切り換えて行くことで表し、最後の大団円的なシーンで下手奥に一人佇むレベッカの姿がつらかった。
実演鑑賞
シヅマ第三弾。自分が何に惹かれているか良く考えると、作り手の胆力が試される難戯曲に取り組み、観客に飲み込ませる力量。岩を穿って漸く現れる尊いもの、美味なる果実を(当然観る者の胆力も問うが)置いてくれる。2022年デーア・ローアー「最後の炎」、サラ・ケイン「4.48サイコシス」から4年を経ての今作は総勢15名、途中10分の休憩を挟んで2時間半近く隠喩の効いた台詞の応酬で大きな物語を立ち上げる。
ウェスカーはかつて頻繁に上演されていた劇作家らしく、私にとって渋めの作品を供してくれていた演劇アンサンブルがやったのをずいぶん昔観て以来であった。
以前の二作に比べても見劣りしない哲学なセンテンス満載であるが戯曲なのか演出なのか躍動的で「一息入れる」暇がない。細部に作為的演出も付けられているが作為を感じさせず生き物としての舞台がそこにあった。
有名な「ベニスの商人」でシェイクスピアがユダヤ人シャイロックを悪役として描いた事が、(ホロコーストを経た)現代では取り沙汰されるが、これを正面に据えた作品とも言える。その意味ではテーマ的な古さがあるが、、続きは後刻
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2026/09/09 (水) 19:00
予備知識皆無で観に行ったが、達者な役者陣が刺激的な戯曲を上演した。69分(11分休み)77分。
百花亜希が出るというので、何も調べずチケットを取ったら、中田顕史郎は出るし、佐藤拓之は出るし、なんと松浦佐知子も出るというので、まず驚いた。シェイクスピアの『ベニスの商人』の一種の別解釈としてアーノルド・ウェスカーが書いた戯曲だが、シャイロックとアントウニオウが親友だったとして、「肉1ポンド」の契約が冗談だった、という設定からの物語。U字形の八百屋舞台という役者にとっては厳しいセットで、1幕からシャイロック(中田)が派手にぶちかまし、2幕ではポーシャ(百花)がポップに演じる、等、衣装も含めて現代的に演出されている。物語のテーマは分かりやすいようにも思うが、感情移入し易い登場人物が少ないのがもったいないか。80年代から観てる松浦が元気でしっかりした演技をしているのが…(遠い目)。