満足度★★
共感しきれず。
「鬱」があまりに軽く描かれていた気がしました。作品のテーマは鬱ではなく、「家族」だったのでしょうから、仕方のないことなのかもしれません。それでも、鬱で薬を飲んだ経験のある身としては、共感できませんでした。薄っぺらいと思ったのが事実です。演じ方も全く鬱病患者に見えませんし、家族の苦しみも感じられません。入り口がそういう訳ですから、他の部分で感じられるほど理解できませんでした。
満足度★★★★★
号泣
一幕はそれぞれのイベントがあまり大きくなく正直退屈してました。でも2幕は本当ずっと泣いてました(笑)狂ってしまった愛する人を支え続ける夫、娘のボーイフレンドの愛に感動しました。すばらしかったです。
満足度★★★★
後列で正解!
以前、トニー賞の授賞式のパフォーマンスショウを観て、大よその雰囲気は予想がついていましたが、意外にも笑えるシーンなどもあって、舞台の雰囲気的にも「RENT]に共通するものがありました。
当事者にとっては深刻な内容で、決して愉快でもないストーリーですが、悩める家族が必死に関係性を保って、生きようとする姿が感動的です。
ダイアナとナタリーの母子関係に、藤圭子さんと宇多田ひかるさんを連想してしまいました。
自分の身近でも、まさに実際似たような体験をした時期もあるし、まさにネクスト・トウ・ノーマル!
人間十人十色、誰の人生を基準にするかで、幸福観も、価値観も、正常異常の判断も、人それぞれ。
この家族は、100%のハッピーエンドではないにしろ、不完全融和的なハッピーエンドを迎えたかに見えました。
訳詞が字余りで、皆さん歌いにくそうでしたが、作品の魅力は十分伝わる舞台でした。
セットの構造上、後部座席の方が見易いのではないかと思います。
満足度★★★★★
スタッフの細やかさに感動
開演前、席についていると、スタッフの女性に声をかけられました。「よかったら、この毛布を椅子にお敷き下さい」 確かに前のお客さんの背が高かったのです。 敷いてみると、かなり観やすくなりました。休憩のときにも「ご覧になれましたでしょうか?」と聞きに来てくれて・・・。以前もクリエの気遣いの細やかさに感動したことがあったのですが、本当に素晴らしいと思います。劇場の方針でしょうが、他の大劇場は、丁寧に言っていても、上から目線が多いですからね。
作品は実力のあるキャスト、たった6人によるミュージカル。華やかさもなく、大スタァも出ず、セリフもいわゆるミュージカル台詞じゃないのが心地よく、テーマ性も、まさにピューリッツアー賞と納得しました。 個人的に好みですが、終わった後に「心に残る1曲」がないのが残念。音楽性が高い分、難しい楽曲が多いからと思います。そこが「RENT]との違いでしょうね。
満足度★★★★
普通の隣りにあるものは?
明るく平凡な父、母、息子、娘、4人家庭の朝。
と思いきや、母親のダイアナは、サンドイッチ用のパンを
床に敷き詰め始めた…。
彼女は精神を病んでいるのかと精神科に通い始めるが…。
普通の家族って何?
普通の精神って何?
現代的で身近か、超シリアスな内容を派手なミュージカルに。
海外は本当に何でもミュージカルにしてしまうのだな、と。
深刻な問題も、歌って踊って、決して深刻ではない、
ごく普通のことだと考えよう、と言っているみたい。
実際、ダイアナよりもその様子も含めて、すべてを
抱え込んでいた、夫の方がよっぽど大変だろう。
主演Wキャストのうち、シルビア・グラブさん推しの
私はシルビア・グラブさんバージョンで。
新納さん演じるドクターの説明が、ダイアナには
いちいちロックスターの歌やMC風に聞こえるという
シーンが一番面白くて、数少ない笑いの場面。
この部分をもっとクローズアップして、もっと観たかった!
3階建てのセットも斬新な意欲作。
満足度★★★★
クラクラするミュージカル
前半、観客をおいてけぼりにして疾走してる感があり、付いていくのに必死(笑) 重い話なのかと思ったいたけれど、笑えるところは結構あった。新納さん演じるドクターのシーンと歌をもっともっと観たかった!
満足度★★★★
普通の隣
うまく言葉にできませんが、じんとくる作品でした。
ああ良かったというハッピーエンドではないし、
また、新たな問題も出てきそうだし、、、。
「普通の隣」って、自分のことかもって思える、リアルな怖さ。