満足度★★★★
思春期
壁全面に布を垂らした会場、テントの中を連想させ、完璧でなかったアンドロイドと、問題児扱いされた少女とのひとときの交流、近未来と夏をほのかに感じられました。 思えば、このくらいの年齢の時はいろんな思いが交錯していたのを思い出しました!
満足度★★★★
中途半端に語ることの洗練
仕組みがしっかりと作られて、そこに語られる物語に完成度と洗練された中途半端さがあり、だからこそ伝わってくるもの、そして強く惹かれるものがありました。
満足度★★★★
少女の心理。
思春期の少女の心理というか妄想が、ぺろんと開陳されているような作品。
SF風味の細かな設定も大変面白かったが、それ以上に、「ああ、こういう子、いるいる」と思わせる心理描写が大変面白かった。
少女の対話の相手が「アンドロイド」なので、なぜそう考えるかを丁寧に説明しなければならない、という形式になっていたため、余計に、少女の心理がわかりやすく説明される構造になっており、興味深かった。
満足度★★★★
夏の終わりの夜の美少女
初見。とても、素直にきゅんとできる作品だった。ぱっとみて、男の子にも女の子にも思える主宰のかたの名前(山内晶)も、劇団の雰囲気とあいまって、とても魅力的。ひとつひとつのシーンを細かく演出していくのと、そのシーンが集まった時にどういう情報を観客に伝えられるか、ミクロとマクロの視点を両方持って、お話を紡いでいけるひとだと思いました。
全般的に、俳優の魅力を引き出すことに、命かけてる感じの演出。関亜弓のかわいらしさ(表情、衣装)にどきどきしてしまった。シーンごとのテンポや、俳優のノリに出来が左右されないような底力が、これからどんどんつくといい団体になりそうですね。
無題831(13-270)
19:30の回(曇)。19:01受付、開場。コの字型で入口側にも客席、3面とも2列ずつ。入って左に座ります。床に寝袋が3つ、赤青黄、その上の天井の電球も3つの色。壁を白い布で覆っているので、大きなテントの中なのでしょう。19:32前説(80分)、19:37開演〜20:52終演、21:24アフタートーク終了。「4/12(2012/11@LE DECO)」をみていて2作目ですが、すみません、今回はあいませんでした。
満足度★★★★★
期待
少女漫画の胸キュンもコンプレックスも空想も妄想もリアルも嘘も自虐も全部ひっくるめて夏の夜の夢を見てるようでした。
音響、空間、芝居、照明、美術もろもろが相乗効果をもたらして、ふわふわと漂ってるいるような。
個人的に大当たりな舞台で、特に音楽・効果音と音の使い方がもの凄く好きです。
アフターイベントの作演出の山内さんの解説も面白かったです。
次回公演が来年5月との事で、今後がとても楽しみです。
満足度★★★★
淡いもの・こと
作・演出の山内 晶は、少女漫画好きとか。で“カベドン”などという初めて聞く単語も登場する。話としては、男性型バイオノイド(劇中、アンドロイド或いはR2D2と呼称)とアラビア語で星という意味の那樹夢(ヒト科女性)との恋への道行きである。