満足度★★
決意だけじゃね
女子プロレスもの。根性リズムで統一しているのは良いが、いまどき流行らない。また演出レベルの問題としては、BGMが大き過ぎて科白が聞き取り難いのに加え、早口でまくしたてるばかりで間を計算しないものだから、折角光る科白があっても効果が半減している。演出的に時代を取り違えている点が気になる。
満足度★★
女王の魂??
この人たちは豊田真奈美さん知っているのでしょうか?ジャパニーズオーシャンサイクロンスープレックスを観たことがあるのでしょうか?棒立ち棒読みそして間が悪く聞き取れない台詞、基本に未熟な人がリングに上がれば大怪我をするのは舞台も同じでは.....主役の平澤さん佐藤さんは輝いていました。
満足度★★★
う~ん
芝居に命をかけている者が、作家は脚本・演出で、役者は演技で、
プロレスに命をかけるという物語に自分たちを重ね合わせて作った舞台なのだろう。
熱量が凄かったので、その気持ちはとてもよく伝わってきた。
ただ、早口過ぎて台詞が聞こえなかったり、
芝居よりも、単にエネルギーを放出する方に気がいっているという感じもした。
脚本なども「ご都合主義」が気になってしまった、、、
ただ、若いエネルギーは感じた。
奥野友美役:佐々木紬さんの初々しい演技がよかった。
満足度★★★★
熱かったぁ~!!
新人メンバーの役者さんたちの言葉が聞きづらかったです。
でも、3年後の紀伊國屋ホールが目標の劇団EOEの熱い思いは、舞台で感じとれました。
3年後に向けての舞台で、どのように変化(進化)して行くのか、期待してみたいです。
満足度★★★★★
EOEという生き様
三日目の観劇である。劇団EOEの舞台は、扱うテーマが今回の女子プロレスであれ、バレーボールであれ、バドミントンであれ、必ず劇団EOEの生き様を見せつけてくれる。小手先のテクニックではなく、真正面からの直球が猛スピードで観客の顔面めがけて飛んで来る。受け止めるのが嫌な客はおそらく二度と観ることはないだろう。この直球に心地良さを感じた者はリピーターとなる。七ヶ月の休眠は、と言っても週四回の厳しい稽古は続けられていた訳だが、彼らにとって苦しい雌伏の期間であっただろう。しかし、新メンバーと共に、主宰の真生が、そして絶対エースの平澤有彩が、力強く復活の狼煙を上げた。そして、今回の作品で、EOEという生き様を瞼に焼き付けてくれた。七ヶ月のブランクはファンにとっては辛いものではあったが、そんな辛さは今回の公演で、今日の雨のように綺麗に流されてしまった。あとは、この劇団が、そして平澤有彩が何処まで行くのか、愉しみだけである。三年後、チケットが取りたくても取れなくなる、そんな日が来るのが、少々心配になってきた。
満足度★★★
熱い思い!
芝居自体は、平沢さんと佐藤さん以外はまだ日の浅い役者さんたちで、言葉がききとりづらい、棒読みなどまだまだと感じました。
3年後の紀伊國屋ホールが目標の劇団の熱い思いは流している汗から十分に伝わりました。(開場ぎりぎりまで稽古してたのが、開場前のホールに聞こえました)
今後の進化大いに期待しています。
満足度★★★★★
二日目
昨日は新メンバーの演技を中心に観てきたので、本日はストーリーそのものに注目して改めて観劇することとした。キャッチコピーにある「人ひとりの人生賭けなきゃ、この国じゃ、介護なんてやってられないんだよ!」は今の日本を考える上で大変重要なテーマと思われるが、確かにその台詞はあったが、いかに介護が大変なものであるかの書き込みが少々足りない印象を受けた。もう少しその辺りのエピソードなどを膨らませたら、意図がもっと伝わったのではないだろうか。
またアルツハイマーの母親が書いたという手紙、アルツハイマーであんな手紙が書けるのだろうかという疑問が生じた。他の疾患の方がしっくりきたと思われる。
苦言を呈してしまったが、プロレスは八百長と決めつけて興味を全く持っていなかった私にも、プロレスラーの仕事に対する真摯な態度はしっかりと伝わってきたし、流血が流行らない今の時代でプロレスを続けることの難しさ、経営の難しさは、これは小劇場演劇にも通じるものがあるが、よく伝わったと思う。またその中で意地を張り続ける人々の、観客に対する気持ち、感銘を受けました。
主宰の真生さんの意地と重なって見えたのは私だけではないだろう。
満足度★★★★★
久々の、EOE。新作にて名作。
EOEに出会って、丸二年が過ぎた。今回で丁度20回目の舞台鑑賞となる。最近では一作毎に3回観るようにしているが、当初からのメンバーは絶対エースこと平澤有彩ただ一人となっている。この世界で夢を追い続けることの困難さをひしひしと感じさせられる。
また一年以上続いているメンバーも平澤以外には佐藤琴美のみとなっている。今回は佐藤の開花を大いに喜びたい。アニメ声の佐藤が、低音を思い切り使い、ヒール役を演じ切っていた。この人にこんな役ができるとは!出てきた瞬間から、驚きの連続であった。
他のメンバー5名は新人であるが、滑舌も良く声がよく通る人が多い。ただし、幕開き直後の大音響の中では、最前列にいたにも拘らず、十分聞き取れないところが多かったので、これは今後の課題であろう。新人の中でも光っていたのが佐々木、高校を卒業したばかりと思われるが、そのセンスには生まれついての何かがあるようだ。平澤が次期エースと明言しているのも頷ける。
今回の公演では、主宰の真生が、挨拶に立ち三年後の紀伊國屋公演を宣言した。それだけのメンバーが揃った自信が勝負に彼を追いやったのだろう。EOEがいつも言い続けている、夢は叶えるためにある、という言葉、必ず叶うことを信じて、この劇団を応援し続けたい。
本日、明日とあと二回、今回の新作にて名作を堪能させていただく。