拝読、致します。 公演情報 「拝読、致します。」の観てきた!クチコミ一覧

★ 満足度の平均 ★ ★ ★ ★ ★ 4.5
1-8件 / 8件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    Aチーム観ました。これは見事なミステリーですね。ちょっと分かりにくい所もありますが、それを含めても実に面白い。大いに楽しめました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    場人物たちの嘘や欲望がダイレクトに伝わり、静かな恐怖と深い余韻が残る公演でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    ㊗第20回公演、千穐楽観劇。
    代読する本の数だけ話があり、それらを引っ括めて大きな物語を紡ぐ。その大きな幹に描かれている内容がミステリー風に展開していく。代読する本は、小説もあればhow-to本もあり一貫性があるのか否かは不明。

    代読する本に描かれている内容は、説明にある「僕は殺された」に関連があるような匂わせ方、しかし直接的な繋がり/手掛かりは見い出せない。核心の周りをぐるぐる回るだけ その曖昧さが更に謎めかせている。個々の代読場面と全体を貫く物語の関係というか、絡ませ方が解り難いといった印象。

    少しネタバレするが、拝読はそのまま全てを読むのではなく、書かれている内容を要約し説明する。喫茶「雨読堂」の店員 四季楓の拝読は、その的確な内容把握が評判になっている。実は彼、Web小説を配信しており 少しは名が売れている。しかし今は…過去の出来事を巡って物語が錯綜していく。この結末をどう観客が捉えるか、それによって物語全体の解釈が違ってくる と思う。観客に委ねる といったありがちな結末とも違う、そこに曖昧模糊といった もどかしさが残る。
    (上演時間1時間40分)【B チーム】

    ネタバレBOX

    舞台美術は 喫茶「雨読堂」内、上手に出入口、その近くに大きな本棚。下手にカウンターと腰高スツール。客席寄りに机/椅子があり 四季楓が座る。中央に丸テーブルが2つと椅子。今日はイベントがあって その回想のようにして物語は始まる。テンポは良く、演劇企画アクタージュらしさが出ていた。

    夜遅く 一人の女性 夏目依子が来て 四季に息子 碧の手帳を読んでほしいと言う。碧は自殺、事件性はないらしい。その彼が幽霊になって「僕は殺された」と言い、犯人を捜してほしいと依頼する。その手掛かりは手帳に書かれていると。現実離れした物語と昼間イベントに参加した常連客の拝読/物語(例えば「骨董」「夕鶴」等)が 虚実のように交差して展開する。単に本筋と脇筋のといった関係ではなく、本筋(幹)に絡みつく無数の枝のような一体感ある構成。幽霊の言い草と拝読本に共通しているのは「嘘」、そこに人の建前をみる。勿論 ここに居る人 すべてに当てはまること。
    なお、「幽霊」と「現実」の場面では照明を諧調させているから 混乱することはない。

    四季はWeb小説で人を傷つけたことがあった。それから書けなくなり 机には白紙の原稿用紙が隠されている。常連客は皆知っているが、その話題には触れないでいる。

    ここからは自分の解釈。
    第1は 四季の小説で傷ついたのが碧、何らかの原因で誹謗中傷を受けることになり 思い余って自殺。しかし碧=僕は殺された と思っている。具体的な内容が不明で説得力が弱い。
    第2は 夢オチ。ラストは、四季一人 ソファに座っている。色々なジャンルの小説等を読破して といった創作過程のようにも思える。しかし再び母 依子が登場するが、四季の一人シーンとは順序が逆で整合性がとれないような。

    どちらにしても 書けなくなった小説家 四季の悔悟と再生物語のように思えた。拝読の数だけ劇中劇的な観せ方、しかも 殺されたという怪しげな背景をちらつかせる。決定的な繋がりは暈し抽象的なレイヤーに思いを託したような印象。
    池袋演劇祭の観客は見巧者ばかりではない。その参加作品としては、もう少し分り易く収斂した結末の方がよかったと思うが…。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    「僕は殺されたんだ」
    自殺とされた男の幽霊が代読喫茶の店員の前に。
    この代読喫茶というシステムが心理戦を盛り上げるのは間違いなく(実際そうだった)
    シンプルにその犯人は誰なのか推理していくものだと観進めていたけれど、もっと斜め上に向かっていきましたね
    アクタージュさん特有のテンポあるコミカルさはキープしたまま、これまでに無いアプローチで事件を紐解く展開
    更なる高みに向かっていると感じました、めっちゃ意欲作

    千秋楽のみで公開された次回公演の予告は、まさにTHEサスペンス
    これまたどんなストーリー、演出で攻めてくるのか凄く楽しみな流れになってきました

    ネタバレBOX

    代読イベントを再現するにあたって、様々な小説が舞台上で展開
    混沌とした様相を呈してきて、頭が痺れてくる
    江戸川乱歩「孤島の鬼」ではその極み
    これって観劇初心者向きではない気がするけれど、作品への向上熱量が凄いと思う
  • 実演鑑賞

    本の内容を演劇で再現という意味では、ある意味劇中劇でありある意味物語中物語なのかな…と。この意味での劇中劇は理解できたのですが、日記の内容と本の内容、そして犯人との相関性がいまいち掴みきれなかったかな…と。難解な脚本というより話のプロットがうまくつながらなかったというかシーンとシーンの因果関係がよく掴めなかったかな…と。よくいえばクリストファー・ノーランぽかったのかなと… ただ、本の一節なのか役者のセリフとして紹介されたのか失念してしまいましたが「人はなにかを助けるために嘘をつく」ということばにドキッとしました。このことばと出会えただけでも観劇した甲斐があったかなと。

  • 実演鑑賞

    かなり凝った脚本。

    ネタバレBOX

    多重構造になっています。
    いわゆるラショーモン・スタイル。

    劇中劇の「夕鶴」がとても印象的。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    複雑に絡み合う展開で、なかなか難解なミステリー作品。伏線も多く、観劇後も「あれはそういうことだったのか」と、いろいろ考えさせられました。キャストの熱演も印象的で、最後まで引き込まれる舞台でした。

    ネタバレBOX

    現実と回想、さらに代読される本の世界が入り混じり、結構難解です。伏線も多く、私の理解力不足もあって、何となくラストはこういうことだったのかなと思いますが、人によって見解が異なる部分もあるのかなと。
    上演台本、買うべきだったか(笑)
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     第20回公演おめでとうございます。なかなか入り組んだ作品で、推理好きの人には本当に楽しめそうな仕上がりでやんす。(追記後送)

    ネタバレBOX

     Aチームを拝見。今作は “雨読堂”という喫茶店で定期的に行われている一種の
    読書会を契機に展開する。だが、ここでの読書会はテキストを決めて皆で読み
    各々の解釈や感想、作品構造解析や評を述べ合うといった類のものでは無い。
    雨読堂の店員、四季 楓が客の読んで貰いたい本を代読するという形式で
    行われ、その際に四季が筆者の略歴や件の作品についての概要をも説明しつ
    つ朗読形式で代読するという形を採っている。
    従って舞台レイアウトは上手に喫茶“雨読堂”の入り口、店内に入ると右手に
    本棚、本棚のある壁に沿って下手にカウンタ。本棚の観客席側に喫茶来客用の
    テーブル、椅子が配置されている。また観客席寄りの下手壁に接するように小
    さな机と椅子が置かれ、机の引き出しには四季の書きかけ原稿が入っている。
     さて、何気なく雨読堂の営業が始まるが、代読後特異なリクエストが入った。
    “読んで貰いたい”という点では同じだったが依頼品は書籍では無かった。手帳だ
    ったのである。依頼者は母、手帳は息子の物であった。即ち、息子は自死してい
    たのだ。警察の鑑定でも自殺と断定されていた。依頼は三七日、即ち21日目のこと
    であった。四季は暫く熟考した後引き受けたのだが。店が閉まった後も独り残って
    手帳を読んだ四季の前に見知らぬ男が現れた。男は俺は殺されたと主張した。然し
    彼に犯人は思い出せなかった。そこで、自分の書いた日記を代読することを引き受
    けた四季の前に幽体として顕れ犯人特定をせがんだのだ。犯人は今回集まっていた
    者たちの中に居り犯人は嘘を吐いているという。

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