満足度★★★★
映像化不能な舞台ならではの表現
当日パンフレットの「ある部分」も読んで「あー、あのタイプね」と予想はついたが、「まさかそんなカタチとは!」と、してやられる。
また、予想したタイプにしては周囲の人々も描き込んでいるのが新味?
そんなこんなで2時間25分(初日実測)の上演時間は感じず。
で、1度観て全体像を知った上でリピートすると、中心人物(と言ってイイのか?)と若干距離がある人物たちの挿話も、中心人物の内面的な(?)部分を裏付けているのがよくワカるのではあるまいか?(例えば「演ずること」とか)
満足度★★★
肝腎のものが伝わって来ず
ある女の、逃避行という名の旅の記録。
逃げる端緒になった出来事をなぜ女が起こしたのか、その動機が説得力を伴って伝わってこないので、いまひとつ劇世界にのめり込めなかった。
満足度★★★★★
旅のおわり
毎回ぎりぎりまで調整しながら、他の予定と重なってしまって見逃してきた劇団。今回初めて観る役者さんがほとんどの作品でしたが、魅力的なキャストと好奇心を煽るようなミステリーにグイグイと引き込まれっぱなしに。中野ザポケットという空間も良かったんですね。座る場所で見え方も違って来るので、また別の席から観劇したくなりました。主人公の旅の理由となる犯行の動機だけは…薄いかなぁとの印象ですが、ライトモチーフにまったく無駄がなく、コネタも面白く、とにかく上手い!そうきたか!という感想です。ごく普通の衣装なのに、その衣装が凄く良かった。良い劇団だなぁ…。見えていない旅のおわりまでが見えた気がします。