ディアマイドクター 公演情報 ディアマイドクター」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.9
1-16件 / 16件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2026/07/01 (水)

    日本初の女性医師たちの時代に翻弄されながらも強い意志を持って活躍していき周囲に認められる物語。
    ミュージカルとしても歌唱力の高い方が多く聴き応えがあった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    A班を観劇。話が本当に面白い!実際の時代背景がありつつ、笑いあり、涙あり。役者さん達の素晴らしい演技に、あっという間の時間でした。着物でのダンスも素敵でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    面白い、お薦め。
    脚本・演出は勿論、ミュージカルと謳っているから歌も見事。
    公演は、当時(明治期)の状況や風潮を背景に 初めて医師免許を取得した3人の女性たちが、どうして医師免許を目指したのかを描いた 虚実綯交ぜのフィクション。物語は、3番目に医師免許を取得した高橋瑞をモデルにした高水せい を中心に、彼女たちの生い立ちや性格などを描き、女性にとっての閉塞感を浮き彫りにする。誰もがそれぞれの事情を抱えながら今を必死に生きている。無情な不条理に叫ばずにはいられない。

    彼女たちが受けた体験や仕打ちが、医療(対象患者)に対する違いを鮮明にする。それでも台詞にある「道は違えども、すべては患者さんのために」、その精神は現代に通じるもの。現代といえば、3人が医師になってから起きた感染症の大流行、それをコロナ禍と重ねることで、いつの世の人の心の在り方を巧みに織り込む。
    (上演時間2時間15分 途中休憩10分)【B】

    ネタバレBOX

    舞台美術は、段差を設え 左右非対称の壁。それが古色蒼然としており当時の雰囲気を漂わせている。また 衣裳やサーベル等の道具にも時代を感じさせる拘り、その丁寧な作りに好感。舞台技術の照明も柔らかく、丸みを帯びた光の中で人物が生き生きと映る。そして無人のときは美しい光景として印象付ける。

    没落士族の家に生まれた 高水せい(一役2人〈青年期・中年期〉)、子供の頃から好奇心が旺盛で知識欲もあった。しかし 女に学問は不要で 早く良縁に巡り合い嫁になること。そんな時代閉塞に不満を募らせる。いつしか 人の命の大切さ、それを出産の手伝いをすることによって知る。同時に医療行為は出来ないという現実にぶつかる。

    荻野 吟子(女医1番)モデルの萩原ギン子は、夫のせいで不妊になった。当時は男の医者しかおらず辱めを受けるようで受診しなかった。彼女が対象にした患者は女性や子供といった弱き者。生沢 クノ(女医2番)役の吉沢クノは、精神疾患の患者を死なせてしまい医療行為に自信を失っていた。高水せい は、性別や年齢に関わらず困っている人。3人の生き様と医療への考え方の違い、それでも互いを認め合う。そんな高く深め合う姿が尊い。

    男社会や家制度、今でいうパワハラ・セクハラといったハラスメント問題を点描する。その生き難い時代にあって、人間らしく生きたい、人の役に立ちたい といった熱い思いを歌で表現する。台詞という直接的な言葉ではなく、歌の歌詞にのせて しなやかに 強かに しかも情感豊かに表現する。そこにミュージカル劇としての真骨頂がある。

    明治30年代に流行したペスト、その対応に奔走した女医たち。それを令和のコロナ禍に重ね、疫病に対する庶民の無理解が不安や不寛容を煽り増長させる。公演では、生き方や社会との向き合い方、それを 明治という150年ほど前の出来事を今に生きる我々にも分り易く伝える。その意味では一種の教育劇のようでもある。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    Bチームを観劇しました。とても良かったです!
    志を持った女性が、困難に向き合いながら頑張る姿が素敵でした。
    役者さん達の表情や演技、イキイキしていました。
    ストーリーが良かったのは勿論、皆、歌が上手くて驚き!感動でした。
    それに加え、ダンス等のパフォーマンスも良かったです。
    とにかく、素晴らしいミュージカルでした!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    去年に続き二度目の観劇。B組を。
    やはり素晴らしいです。
    良質、高クオリティという言葉がふさわしい作品でした。

    ネタバレBOX

    どこをとっても、ほめることばかりです。
    皆さんのコメントどおり歌が上手いキャストばかりです。
    特にクノ役の長谷川さんは声質も発声をもいい。ピッチもすごく良くて、聞き惚れちゃいました。
    せい役の森崎はちょっとピッチが悪いところもありましたが(ほんのちょっとだけ)、十分に訴えかけるものがありました。

    それになんといっても音響さん!
    見事です。
    これだけ人の声を電気増幅を感じさせなく聴かせる人は初めてです。

    今回去年よりも広い萬での上演でしたが、ゆくゆくは中劇場、大劇場での公演ができる作品だと確信しております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    Bチームを観劇しました。和装のミュージカルというのは珍しいですが、生き生きとした歌声やダンスに最初から引き込まれてしまいました。実話をモチーフとしてるので、今の時代と違い、様々な苦労があっただろうと考えさせられました。周りに理解してくれる人達もいて、吟子達の夢が叶うところも良かったです。みなさんにお勧めしたい作品です。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    Bチームを観劇させていただきました.。実は今回が初めてのミュージカル観劇だったのですが、キャストの皆さんの圧倒的な生歌と声量に最初から最後まで引き込まれっぱなしでした!あんなに沢山の激しい歌やダンスを披露しているにもかかわらず、セリフで一切息を切らさずに完璧な発声ができているプロの凄みには本当に驚かされました。みなさん演技が素晴らしかったですが、特に長谷川桃音さんと松崎ななかさんの演技がとても印象的で素晴らしかったです。
    また、舞台としての演出の工夫にも驚きました。メインセットはそのまま固定されているのに、家の「外」から「中」へと見せる視点の切り替えが鮮やかで、空間の使い方がとにかく上手でした。主人公の俳優さんが幼少期から中年期まで目まぐるしく変化していくため、「見分けがつくか、混乱しないか」と観る前は少し心配だったのですが、それも計算された演出のおかげでとても分かりやすかったです。
    「暇つぶしチェルトン、人生は暇つぶし」というキャッチコピーに、良い意味で完全に裏切られました。こんなに心が震える最高のエンターテインメントに出会えて、私の初めてのミュージカルがこの作品で本当に良かったです!観終わったあと、胸がいっぱいになり思わず受付の方に「とっても良かったです!」と直接声をかけてしまったほどです(笑)。ぜひ、たくさんの人に劇場で目撃してほしい傑作です!

    ネタバレBOX

    実話を元にした、高水せいの激動の生涯を描いた物語。子どもや女性が満足に病院にかかれなかった時代の不条理や、大切な家族の死、前例のない医学部受験への挑戦、そして医師になってからの伝染病との死闘など、大変見応えのある内容でした。前回の公演で1位を獲得したのもうなづける圧倒的なクオリティで、まるでNHKの朝ドラを一気見したかのような凄まじい満足感に包まれています。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    お昼の回(Aチーム)を観劇しました。
    「女」という性別だけであれもこれも制限される時代に、女医という立場を確立した女性たちの物語。
    理解してくれる人たちの存在があって、よかった。
    ミュージカルということで、突然ハイテンションなナンバーで歌い踊るところはちょっと引いてしまったけれど、
    どの方のお歌も素晴らしく、小劇場でのミュージカルという贅沢な時間を堪能できました。
    丁度、「存在しない女たち」という本を読んでいる最中だったので、こちらの内容ともリンクし、
    分厚い女医というドアをこじ開けていただいた先人に感謝だし、
    この先人たちの物語をミュージカルという素晴らしい舞台で拝見できてうれしかったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    Aチーム観劇。
    女性が医学を学ぶことさえ困難だった時代。その中で夢を諦めず、自ら道を切り開いていった彼女たちの苦悩や葛藤が胸に深く響きました。
    皆さんが絶賛されるのも納得です。
    途中休憩を含め約2時間20分の上演でしたが、物語のテンポが良く、長さをまったく感じさせませんでした。
    さらに、歌唱が物語をより一層引き立てていました。
    実在の女性医師たちの歩みに思いを馳せながら、最後まで見応えのある素晴らしい作品でした。
    多くの方に観ていただきたい、おすすめの舞台です。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    素晴らしく表現力のあるミュージカル仕立ての舞台。序盤は女性の人権は何処に?とモヤりながらも着実に未踏地を開拓していく底力に圧倒された。次の公演も是非観たい!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2026/07/03 (金) 14:00

    当時の日本の女性に対しての考え方や対応が分かり、女性の苦労が伝わる舞台でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    最初から迫力のある歌が聞こえ、次々と続いた
    気持ちの良い歌唱を挟みながらのストーリーは志と実行していく過程、始まりの物語だった
    とても良かった

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    最高!舞台がはじまって「あれ、なんか既視感あるな…」と思ったら去年初演を観ていたのでした^^; でも、いいものは何度観てもいいですね。脚本も演技もいいですが、やっぱり歌が際立っていいですね。ピッチがぜんぜんズレませんし、ほんと歌唱力のある俳優さんのミュージカルは最高です。出産にまつわる問題から医師を目指すというのは説得力があり初演どうよう話に引き込まれました。暇つぶしチェルトン最高!です^^

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    A班観劇。初演も観ましたが、やはり高密度の見事な作品ですね。感銘を新たにしました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    〈A班〉

    明治27年(1894年)3月、日本橋の元大工町の高水病院。医師の高水せい(梅本あき乃さん)のもとに運ばれてきた路上に倒れていた少女(小林音花さん)。遠い昔に病でこの世を去った妹ちかにどこか面影が似ている。「からたちの花が咲いたよ」と二人で歌った幼き日々。若き自分(後藤ひまわりさん)とちか(小林音花さん)の姿が瞼に蘇る。

    ざんばら先生、歌唱指導も兼ねている主演の梅本あき乃さん。皆文句なしの歌唱力でキャスティングに誠実さがある。
    個人的MVPは高水せいの若き日々を担ったもう一人の主演・後藤ひまわりさん。何か不思議な魅力がある。
    共に戦った学友である萩原ぎん子役の神田亜由子さん、吉沢クノ役の山川莉恩さんも美声。
    驚く程、演技レヴェルが高い大西達之介氏。少女の働かない父親役と衛生局長役を兼ねた。野太い声と台詞回しから舞台の空気感が変わる。衛生局長は外波山文明調。
    本多一生氏の学長もユーモラスで良かった。

    ネタバレBOX

    三河国(現・愛知県)、幼きせい(小林音花〈おとか〉さん)に高名な漢学者だった父(本多一生〈かずお〉氏)は学問の道を指し示す。「志しを持て」と。激動の時代、幕府は潰え明治維新が成る。父は早世し、没落した家は家督を継いだ兄(齋藤蓮氏)、母(行橋〈ゆくはし〉安美さん)、せい(後藤ひまわりさん)、妹のちか(小林音花さん)。寺子屋で読み書きを習う幼きちかに付き添うせい。「女に学問は不要」との兄の言葉に反し、学問に焦がれていた。教師である坂田伊織(蘭丸氏)はそんな彼女に好感を持ち二人は密かに恋に落ちる。伊織に許婚がいることを知り、身分の違いから身を引くせい。東京の吝嗇家の伯母(白川りらさん)の家に嫁に入り、夫(阿久津城〈しろ〉氏)との間に子を身籠る。故郷では妹が病に倒れ、里帰りも許されないせいも昏倒。夢の中でちかが逢いに来て、産まれた赤ん坊に「さき」と名を付けてくれる。長い眠りを経て目を覚ますと母が上京して看病してくれていた。妹が死んだこと、赤ん坊は死産だったことを知らされる。そのまま伯母に焚き付けられた夫に離縁され、家を出るせい。吉原の花魁・駒太夫(七海真帆さん)の下働きをしている時に出会った助産婦・津久井磯子(岩崎紗也加さん)に弟子入りを直訴。自分が目指すべき医学への道がうっすらと見える。

    第一幕は女『赤ひげ』の正統派物語。ちょっと直球すぎるとも思った。もう少し観せ方を捻った方が面白くなる題材。『赤ひげ』は三船敏郎に反感を持つ若き加山雄三が段々と考え方を変えていく過程と観客の心とが重なり教育劇として秀逸。高水せいの内面をそう易々とは明かさずに後半まで引っ張った方がいいかも。(飛び飛びに垣間見せる)。無力故に散々踏み躙られてきた明治の一人の女性が世界を変えていく物語。世界は変えられる。本当にそう信じられたなら。

    主人公、高水せいのモデルは高橋瑞子(戸籍名は高橋瑞〈みず〉)。明治21年(1888年)、36歳にして日本で三人目の公許女医(国に認められた女医)となる。
    明治18年(1885年)、34歳で初の公許女医となったのが荻野吟子。
    明治20年(1887年)、23歳で二人目の公許女医が生沢クノ。
    古来、無資格だった産婆から助産婦(現・助産師)への橋渡し的存在になったのが津久井磯。明治21年(1888年)、私立産婆学校を設立し人々に医学を啓蒙した。
    長谷川泰の創立した私立医学校・済生学舎は後の日本医科大学。高橋瑞子の入学を許可する英断。
    その苦学ぶりを順天堂医院の院長・佐藤進と妻の佐藤志津が支援。偶然、高橋瑞子の隣家に佐藤進の甥が住んでいた縁から。
    高橋瑞子は明治23年(1890年)、38歳の時に単身ドイツに渡航。何のつてもなく片言のドイツ語でベルリン大学への入学を望む。当時、女性の入学さえ許されていない状況。命懸けの彼女の覚悟に打たれた周囲の尽力により聴講生として受講が許された。

    第二幕は明治32年(1899年)のペスト襲来を上手く組み込んでいる。パニックを起こした群衆が暴徒化して患者をペスト菌ごと殺戮しようと殺気立つ。手の打ちようのない現実を前に絶望する高水せい。ふと「からたちの花が咲いたよ」のメロディが聴こえる。生きたくても生きられなかった妹のちかと産まれることの出来なかった娘のさき。「生きている私が挫けてる訳にはいかない」と奮い立つ。このシーンが一番良かった。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     尺は途中10分の休憩を挟み長尺だが、長さは全く感じない。ベシミル、華5つ☆

    ネタバレBOX

     ところで我々は何時何処でどのように死を迎えるか? について自死を選び実行しない限り全く知らない。そんな当たり前のことを改めて考えさせる程に本質に迫る作品である。
     今作は実在した草創期の女性医師たちをモデルに創作された通常の演劇とミュージカルを綯交ぜた作品だ。一般的なミュージカルは、その形式からある種の型に嵌った作風に縛られ様式的に過ぎるように感じて自分は好みでないが、今作脚本では一般的な芝居のように各登場人物たちの個性や彼女らの置かれた社会的位置の不条理な理不尽に対する根源的問い掛けが埋め込まれ、キチンと演じられているから、根源性とヒトがヒトとして生きる為の当然の権利として認められるべき正当性及び各当事者の切実極まる実体験の齎した深い傷から何としても在るべき未来を獲得する為に戦い続ける姿を通して描かれている。為に、一般的ミュージカルより遥かに物語性に富み、細部の描写のリアリティーも増して効果的に訴えかけてくる。無論、歌う時の歌唱力も極めて高い。
    時は明治中頃、未だ女性だというだけで学問への窓すら閉ざされているのが当たり前の時代であった。
     こういった常識が、社会に迷信やまじない、非科学的で不合理な産婆術などを蔓延させる原因となっていたこと、それが社会的弱者である女性の働く場所で時には命や妊娠した際の子を奪う原因となっていたことなども描かれ女性医師誕生までの受難の時期を端的に描いている。今作で描かれる医師となった女性は3名。彼女たちの独立した各々の個性を活かしたまま共闘する姿はまぶしいばかりに恰好良い。

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