Fire pRay ―秋津悠理のためのリサイタル― 公演情報 Fire pRay ―秋津悠理のためのリサイタル―」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-8件 / 8件中
  • 満足度★★★★

    近未来
    未来はきっと合理化された社会に違いない。
    統計データをもとにして作られた大多数にとってここちよい世界。
    でも、そこから外れた人は恐ろしい世界。
    人間とは何か、
    何を大切にするべきかを考えさせられる舞台だった。

  • 満足度★★★★★

    祝!初陣
    とても好みの空間、好きな設定。案内どおり開演前に用語集を読んでいたので、すんなり物語にアジャストできた。テーマは自殺だけど、近未来の設定につつまれて正面から受け止めやすかったと思う。6人の熱量にも魅了され、大好きな作品。シリーズ化、もしくはスピンオフ的な作品を観てみたい。

    ネタバレBOX

    開場時から登場はしてるキャスト。中でも見るからにやばそうな目をした女(石田サキ)と震えてる少女が気になって仕方なかった。

    空間の使い方もうまく、階段をかける足音や頭上から叩きつけてくるようなドアの音も効果的。

    終盤のあの長い間がもっとも印象に残る。実は空調が停止してて暑さで少ししんどかったけど、無音であることが必須だったのだと思う。

    次回作も楽しみ。
  • 満足度★★★★

    アイロニカルで鋭い着想に感嘆。
    現代の教育問題、バーチャル問題をダイレクトにSF物語化した、その着想が素晴らしい。
    作演出は男性なれど、出演者は若い女性ばかり。そのためか、舞台全体にやや少女的情趣過剰だったのが私の趣味ではなかった(笑)。

    以下、ネタばれ。

    ネタバレBOX

    小中学校で学級崩壊、いじめや不登校等々、いろいろ問題があるので、小中学校をすべてなくし、15歳までは自宅でネット学習する、またリアルに友人を作ると事件や事故が起きるので、子供たちのリアルな交際も禁止-----という近未来の日本の話。


    この痛切なまでのアイロニカルな設定のアイデアが素晴らしい。


    奇想天外な話、と思われる向きもあろうが、私は近い将来、この種のことはありうる、と感じている。何しろ、マンガ等での未成年者の性的表現は一切禁止、などと言い出す国なのだ。

    日本は基本的に「面倒なことになりそうなことは全て禁止、またはやめてしまおう」という発想の国なのである。


    よく分からなかったところか一つ。

    物語の最初、死にたいのに決して死ねないサキに、霊であるルートが、「秋野悠理という心中で生き残った少女に、生きる意欲を与えることができたら、あなた(サキ)が死ぬことを可能にしてあげる」という。

    そして、その後、物語は展開するのだが、ラスト、サキは死ねたのか、死ぬことをやめたのか、その部分が私にはよく分からなかった。

    そこは描かれなかったのか、それとも私の理解力不足か。


    とまれ力作であることは間違いない。
  • 満足度★★★★

    この黒沢佳奈がすごい
    小中学校で起きるイジメや学級崩壊や不登校などの問題を解決するにはどうしたらよいか。
    →→→ 学校を無くしちゃえばいいんじゃね。

    その手があったか!
    その発想はなかったわ。


    いくら情報化が進んだからといってそれはどうだろうというシーンもあったが、そんなことは気にならないくらい役者さんたちの物語を引っ張る力が強かった。
    特に黒沢佳奈さんがすごかった。魅入った。
    小さな空間で、間近で観られる贅沢さよ!

    劇場は狭い階段を下りた地下のギャラリーだったのだけど(新宿眼科画廊みたいな感じ)、大きな木製のベッドが使用されていて、一体どこからどうやっていれたんだろう?

  • 満足度★★★★

    未来は....
    近未来の話、少し悲しく寂しい設定、最初の説明はストーリーに入りやすくてよかったです。 この先に考えられる世界の発想、問題提起も含めて心に響きました!

    ネタバレBOX

    母親の立ち位置が難しかったのと、殺してしまった女の子のココロの描写が少し弱かったように感じました。
  • 満足度★★★

    (^_^;)心の闇が。
    (*゚▽゚)ノ拝見しました。黒い衣装の金子優子さんがカッコイイ。男装の麗人かと思ったら呉一郎さんとおっしゃる。男性役だ、男装が似合う女優さん好きなのね。

    (^_^;)でもお話はキツかったです。好みが別れるテーマかと。心の闇を抱えるキャラに共感し易い方はお好きかと。自分はちと入りにくかった。優子さんが居なかったら星2つです。

  • 満足度★★★★★

    好きなんだよなぁ、こういうの
    未来世界にイマの日本の問題を複数盛り込んだ物語。
    確かに「MP3」的な物語世界であり、深夜枠でたまに放映されるセンスの良いドラマなども想起させて好きなタイプ。
    ただ、凝った構造上、その場では理解できた気になっているが、後日、他人に説明できなさそうなのがネック?(爆)←よって上演台本を購入。見事な戦略だ。(笑)
    各種技術が進歩した(しかしイマの延長線上にある)未来のハナシにイマの問題をぎっしり詰め込んだ、という点において劇団銀石の「息を止めるピノキオ」と通ずるタイプか? 好きなんだよなぁ、こういうの。

    (補足または蛇足)
    黒沢推し、中井推しの方には奥のエリアの中央寄りの席をオススメいたします。

  • 満足度★★★★★

    無題744(13-170)
    19:00の回(晴)。18:20会場着、半地下のギャラリー(表装 創現展)に入ると右にドア。18:30開場、階段(役者さんがいる…)を下り受付。会場(新宿眼科画廊のイメージ)を横長に使い、客席は入って左側。前列、桟敷(丸いクッション2段重ね)+後列、椅子。下手に木片で作ったようなベッド(かなり重そう)、中央には椅子に座った女性…寝ているのだろうか、頭上と椅子の脚には針金でくくられた鉄棒のようなもの、ぬいぐるみ。上手には床にうずくまった女性。客席(後列)にも一人じっとしています。よくみると、中央の女性が座っている椅子の足下だけが素材が違っていて、その丸い部分を中心として床板が放射状に拡がっています。四方の壁は塗り壁で、その凸凹が照明を受け陰影をつくり出しています。ベッドのうえの天井には丸い穴のような部分があり、照明がセットされています。ここは初めて。

    19:00前説(松澤さん、注意事項と、物語の背景について解説、ー80分)、開演〜20:25終演、結団式(杯を酌み交わし)、松澤さんのバースデー祝い〜20:32終了。台本を購入し帰宅。

    「用語集」があるので事前にお読みくださいとの案内がありました。教育制度、ネットに依存したコミニケーション社会。

    ネタバレBOX

    劇中、R.ブラッドベリ『華氏451度(1953)』文庫版が出てきますが新装版(2008年)ではありませんでした。台本購入時、松澤さんにお聞きすると、あえて旧い(1975年)ものを持ってきたということでした。私が持っているのも旧い版。トリュフォー監督の映画(1966)は、昔、テレビ放送されたときにみました。細部はすっかり忘れているので再読、再観のきっかけとしてもよい機会。451は「読書が禁じられた社会」、本作は「15歳になるまで他人との対面的交流を禁じられた社会」。

    アバター実体化は「分子アセンブラ」という技術によるものという解説があります…「ソラリス」の「お客さん」みたいなものだろうか。そのアバターが入れ替わるシーンが印象的。

    この社会のシステムと「自殺」とは(演出意図として)結びつけられているのでしょうから、その理由をもっとお話の流れの中で示して欲しかった。

    黒沢さんを+1でみたのは2011/2、ずいぶん前。金子さんはバッコスでみているので大丈夫(次回、9月公演)。

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