Fire pRay ―秋津悠理のためのリサイタル― 公演情報 <火遊び>「Fire pRay ―秋津悠理のためのリサイタル―」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    無題744(13-170)
    19:00の回(晴)。18:20会場着、半地下のギャラリー(表装 創現展)に入ると右にドア。18:30開場、階段(役者さんがいる…)を下り受付。会場(新宿眼科画廊のイメージ)を横長に使い、客席は入って左側。前列、桟敷(丸いクッション2段重ね)+後列、椅子。下手に木片で作ったようなベッド(かなり重そう)、中央には椅子に座った女性…寝ているのだろうか、頭上と椅子の脚には針金でくくられた鉄棒のようなもの、ぬいぐるみ。上手には床にうずくまった女性。客席(後列)にも一人じっとしています。よくみると、中央の女性が座っている椅子の足下だけが素材が違っていて、その丸い部分を中心として床板が放射状に拡がっています。四方の壁は塗り壁で、その凸凹が照明を受け陰影をつくり出しています。ベッドのうえの天井には丸い穴のような部分があり、照明がセットされています。ここは初めて。

    19:00前説(松澤さん、注意事項と、物語の背景について解説、ー80分)、開演〜20:25終演、結団式(杯を酌み交わし)、松澤さんのバースデー祝い〜20:32終了。台本を購入し帰宅。

    「用語集」があるので事前にお読みくださいとの案内がありました。教育制度、ネットに依存したコミニケーション社会。

    ネタバレBOX

    劇中、R.ブラッドベリ『華氏451度(1953)』文庫版が出てきますが新装版(2008年)ではありませんでした。台本購入時、松澤さんにお聞きすると、あえて旧い(1975年)ものを持ってきたということでした。私が持っているのも旧い版。トリュフォー監督の映画(1966)は、昔、テレビ放送されたときにみました。細部はすっかり忘れているので再読、再観のきっかけとしてもよい機会。451は「読書が禁じられた社会」、本作は「15歳になるまで他人との対面的交流を禁じられた社会」。

    アバター実体化は「分子アセンブラ」という技術によるものという解説があります…「ソラリス」の「お客さん」みたいなものだろうか。そのアバターが入れ替わるシーンが印象的。

    この社会のシステムと「自殺」とは(演出意図として)結びつけられているのでしょうから、その理由をもっとお話の流れの中で示して欲しかった。

    黒沢さんを+1でみたのは2011/2、ずいぶん前。金子さんはバッコスでみているので大丈夫(次回、9月公演)。

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    2013/06/28 13:13

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