公演情報
「煙の汽水域」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2026/07/13 (月) 19:00
名前は知っていたが初見のユニット。丁寧で繊細な会話劇。(2分押し)81分。
誠吾(阿岐之将一)の誕生日。20歳・35歳・50歳の3つの誕生日を描き、それぞれ「別れ」があるのだが、巧みに繋がれた物語が面白い。誠吾と友人の宍道(池岡亮介)はそのままだが、それぞれの場面に出てくる女性・母:秋・恋人:圭・愛人:時を異儀田夏葉が一人で演じる。巧妙で繊細な展開は面白いとは思うのだけれど、セリフフェチの私にはフィットしない言葉の選択もあったりした。タイトルは活きていない気がした。
終演後、3分置いてアフタートーク20分弱。聞かない方が良かったかなとも思う。
実演鑑賞
満足度★★★★
鈴木という男の、彼の人生の潮目が変わった20歳、35歳、50歳の時期を切り取った三場構成の舞台(家具の配置などはその都度変わる)。描かれていない時間をも想像させてくれる役者陣がいい。
実演鑑賞
満足度★★★★
人は その時々の状況や環境に対して 抵抗したり受容したりしながら生きている と思う。そんな人の生き方をタイトルにある汽水域として捉えているよう。もっとも その人の本質は変わらないようでもある。
物語はある男の30年間ー20歳・35歳・50歳ーの時々を切り取った話。必ずしも一般的にある状況ではないが、隣の隣 さらにその隣ぐらいにはあるかも知れない、そんな微妙な距離感の設定。時代に応じた三場面だが、薄暗がりの中でキャストだけで場転換している。その無言の人影に時の流れを感じさせる。まさに演出の妙。
公演の魅力は、現実と虚構の境界線上を揺蕩うような描きで、その世界を役者の自然な演技が飄々と紡いでいくところ。淡々としているが何故か生き活きとしており観入ってしまう。台詞にもあるがデジャブ、そこに目に見えない家族(父と息子)の絆というか不思議な縁を感じる。
(上演時間1時間20分)追記予定
実演鑑賞
満足度★★★★
三人芝居は鈴木(阿岐之将一)を中心に唯一の親友・宍道(池岡亮介)と女性(異儀田夏葉)の年代記(女性は一役ではない)。ある男の人生がその特徴的な断面を通して本質が焙り出される、といった趣向で書かれた脚本に見える。三名の人物特に男の存在のリアル度(本質を射たと感じられるか)が評価に直結しそうである。
手練れの役者、己の見聞の範疇になかった人生模様の提起、面白く観た。吟味は後刻記してみる。
実演鑑賞
満足度★★★★
初日の一回目を観ました。
ムシラセはコミック的な面白さを持ってる団体、特に少女コミックやBLコミックのって印象が強く。
そこに保坂さんの優しさとユーモアある視点と写真家としての瞬間を切り取る視点が、とてもよく乗ってる団体って印象で。
若手の女優の躍動を観られる団体って印象も強かったりします。
今作は、いつものムシラセからすると、割と静かな会話劇で。
ただ、保坂さんが演出をつとめた、他団体も含めたここ数作でみると、確実に延長線にあるなって印象。
昨年の『なんかの味』の4人芝居から、更に引き算した3人芝居は……80分ちょいの上演時間。
上演時間以上に、他人の人生を感じられる佳作かな、と。
肩こらないバランスの良さも、保坂さん演出の、ムシラセならでは。
”おじさん”を演劇の文脈で想像してみる、みたいな創作だったと当日パンフにありまして。
僕自身はおじさんでして、結局、属性よりも今を大切にして、踏み出せるかってことだとエールを受け取った気分なんですけどね。
他の観劇趣味のおじさんたちの、忖度ない感想を知りたいなって気分も出た観劇でした。
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2026/07/12 (日) 14:00
場面場面が気持ち良く時系列に繋がり、主人公の人生を疑似体験した。
芝居の余韻を楽しみながら、自分の汽水域に想いを馳せる。
保坂さんの脚本力は流石でした。
実演鑑賞
満足度★★★★
話の内容や雰囲気は良いが、今ひとつリアルさが感じられず、とりあえず着想をリブレットの形にしてみました、というような作為感がある。一つ一つのシーンは心中を覗かせる面白いものだし、素直に受け取る観客には刺さると思うが。80分程度であまり長くないのに、ウダウダ会話が続く場面もあって凝縮された感じではない。これからこの台本をもう少し練り肉付し深化させていきますよ、という、まだ途中の印象。それにしても、あんなにキャラが似た女性に人生で3回も出逢うものなのか。完璧に同じ人間にしか見えない。それが狙いなのかもしれないけど。また、あのように逃げてばかり言い訳ばかりで動かない男と一緒にいて楽しいだろうかと最大限疑問に感じる。つまらん男にしか見えないのだが。