演劇

日本ポルトガル友好470周年記念事業

リスボン@ペソア

デザイン:青木 祐輔

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演劇

日本ポルトガル友好470周年記念事業

リスボン@ペソア

重力/Note

BankART Studio NYK(神奈川県)

他劇場あり:

2013/06/13 (木) ~ 2013/06/16 (日) 公演終了

上演時間:

街角の異郷《リスボン》————————————————

フェルナンド・ペソアのことを説明しようとすればするほど、まったく違う人物について喋ってしまったような気分になる。彼の言葉の中で気に入った一節を思い返すとき、実はそれは彼自身のものではなくベルナルド・ソアレスだったりアルベルト・カエイ...

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公演詳細

期間 2013/06/13 (木) ~ 2013/06/16 (日)
劇場 BankART Studio NYK
出演 稲垣干城、井上美香、瀧腰教寛、立本夏山、邸木夕佳
脚本 原作:『新編不穏の書、断章』(平凡社)、著者:フェルナンド・ペソア、翻訳:澤田直
演出 鹿島将介
料金(1枚あたり) 0円 ~ 3,000円
【発売日】2013/05/01
前売一般  2500円
当日一般  3000円
学生割引(要予約) 2300円

※学生割引券は、事前予約のみの取り扱いです。
サイト

http://www.jyuuryoku-note.com/

※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
タイムテーブル 6月13日(木)19:30〜
6月14日(金)19:30〜 ★
6月15日(土)14:00〜/19:00〜★
6月16日(日)14:00〜 ★

★終演後、ゲストを迎えてのポストトークあり。各回25分程度を予定しています。14日19:30の回は渡辺一史さん(駐日ポルトガル大使館職員/ペソーア研究者)、15日19:00の回は三浦基さん(演出家/地点代表)、16日14:00の回は山田亮太さん(詩人/TOLTA)をお招きします。


《ゲスト・プロフィール》
【渡辺一史(駐日ポルトガル大使館職員/ペソーア研究者)】

2009年東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程単位取得退学(博士〔学術〕〔東京外国語大学〕2012年)。東京外国語大学大学院、ポルトガル・カトリック大学大学院で学ぶ。現在、駐日ポルトガル大使館職員。ポルトガル近現代文学およびイベリア近現代思想が専門。極めてポルトガル的であるとされる情緒〈サウダーデSaudade〉の検討から研究活動をはじめ、現在は主にポルトガル詩人フェルナンド・ペソーアの詩学と思想をもとに、ポルトガル文学・文化事象・心性、イベリア近現代思想を研究し、ヨーロッパの知のあり方とあり様を探求することを試みている。また、2010年SPAC Shizuoka春の芸術祭2010参加作品『彼方へ 海の讃歌(オード)』(作:フェルナンド・ペソア   演出:クロード・レジ) に、翻訳で携わっている。「フェルナンド・ペソーア研究:ポエジーと文学理論をめぐって」(博士論文)、「O Neopaganismo em Fernando Pessoa」(master’s thesis)、「サウドジズモとポルトガルのあり方」(修士論文)など。


【三浦基(演出家/地点代表)】

1973年生まれ。桐朋学園大学演劇科・専攻科卒業。1999年より文化庁派遣芸術家在外研修員として2年間パリに滞在、演出及び芸術監督の仕事全般を研修。帰国後「地点」の活動を本格化。2007年よりチェーホフの四大戯曲をすべて舞台化する<地点によるチェーホフ四大戯曲連続上演>に取り組み、第三作『桜の園』にて文化庁芸術祭新人賞受賞。その後もKAAT神奈川芸術劇場のオープニングプログラムにラインナップされるなど、京都を拠点にしながら全国的に活躍。2012年には、ロンドン・グローブ座からの招聘で初のシェイクスピア作品『コリオレイナス』を演出し、高く評価される。ほか近品に『光のない。』(作:エルフリーデ・イェリネク)、『駈込ミ訴ヘ』(原作:太宰治)など。著書に『おもしろければOKか?現代演劇考』(五柳書院)。


【山田亮太(詩人/TOLTA)】

1982年北海道生まれ。東京都在住。詩人。詩集に『ジャイアントフィールド』(思潮社)。近作に「アトムログ」シリーズ(現代詩手帖特集版『はじまりの対話』)、「ジョン・ケージ・クイズ」(「ユリイカ」2012年10月号)、「私の町」(「文學界」2011年6月号)他。ヴァーバル・アート・ユニット「TOLTA」メンバー。2011年から2013年にかけて「ひらくと飛ぶ本」をつくるプロジェクト「トルタバトン」を実施。2013年4月『TOLTA5』刊行。
説明 街角の異郷《リスボン》————————————————

フェルナンド・ペソアのことを説明しようとすればするほど、まったく違う人物について喋ってしまったような気分になる。彼の言葉の中で気に入った一節を思い返すとき、実はそれは彼自身のものではなくベルナルド・ソアレスだったりアルベルト・カエイロだったり、リカルド・レイスやアルヴァロ・デ・カンポスだったりして、それら全ての言葉が融解した状態で《ペソアのようなもの》として記憶に漂っていることに気づく。ところで、勢いよく人名を連ねてしまったが、これらの名前はペソアの内部において生まれては死んでいった他者——しかもあたかも実在していたかのような経歴のある《異名者》たちである。ペソアではある/が違う存在/でもペソア・・・? さあ、この時点でもう厄介。

幼少期の孤独を慰める友達だった《異名者》は、いつしかペソアの中で文学上における方法論にまで高められる。彼は生涯に70以上もの《異名者》を生み出し、それぞれに独自の思想や価値観を持たせ、語らせた。本来であれば彫琢された一個の像を結ぶべきはずの作家性を、彼は《異名者》の数だけ砕いていく。増えれば増えるほど当のペソア自身の言葉は埋没し無個性になり、まるで現代人に先駆けたかのように「人間の縮小」を体現したペソアに対して、作家論だとか解釈といった眼差しでテクストを読み解くことは難しいんじゃないか。読解の不可能性。ただの古典だと思って迂闊に近づくと痛い目にあう。

増殖し続ける《異名者》たちに囲まれながら、その傍らでポルトガルや首都リスボンの紹介をすることに、若き日のペソアが殆ど運動とまで呼べるほどの情熱を注ごうとしていた事実は興味深い。軽快な口調で綴られたリスボンの観光案内もまた『不穏の書』ではないだろうか。彼であれ《異名者》であれ、《ペソアのようなもの》が漂う場所としての《リスボン》を思考してみる。ヴェンダースの『リスボン物語』みたいに街角あたりでペソアに遭遇できたらいいのだけれど。                                                                                                   鹿島 将介



【フェルナンド・ペソア Fernando António Nogueira Pessoa 1888~1935】
ポルトガルの首都リスボン生まれ。リスボン大学文学部中退。母親の再婚を機に南アフリカのダーバンへ移り、幼少期は英語による教育を受けた。17歳の時にひとりで帰国し、その生涯のほとんどをリスボンで過ごす。祖母の遺産で出版社イビスを設立するも倒産、貿易会社でビジネスレターを書くことによって生計を立てた。1914年3月8日、自身の師と仰ぐことになるアルベルト・カエイロ、共に彼の弟子となるアルヴァロ・デ・カンポス、リカルド・レイスら《異名者》が現れる。同年には《異名者》ベルナルド・ソアレスが『不穏の書』を執筆開始。以降、これらの《異名者》たちとの「幕間劇の虚構」が繰り広げられることになる。一生のうちに生み出した《異名者》は70名を越える。王制から共和制へと革命が起こり様々な権威が失墜していく中、ポルトガルやリスボンを海外に紹介する運動を準備するも頓挫。詩誌『オルフェウ』を創刊するなど、当時の前衛芸術運動の中心として活躍するが、生前はほとんど無名であった。生前刊行にいたったものは英語で書いた詩集三冊と詩集『メンサージェン』(1934年)一作のみ。1935年没。死後、衣装箱一杯の未刊の草稿が発見され、それらは現在も研究・編纂・出版され続けている。   
その他注意事項
スタッフ 衣装:富永 美夏  
照明:山澤 和幸  
音響:堤 裕吏衣  
舞台監督:鈴木 拓  
宣伝美術:青木 祐輔  
制作:永井 彩子 平井 光子  
仙台制作協力:小濱 昭博(短距離男道ミサイル)
主催:重力/Note

後援:ポルトガル大使館 Camões, I.P. 日本ポルトガル友好470周年記念事業

協力:アマヤドリ 株式会社 平凡社 短距離男道ミサイル BankART Studio NYK

助成:アーツコミッション・ヨコハマ

[情報提供] 2013/04/27 00:39 by comitu

[最終更新] 2013/06/18 17:40 by comitu

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チケット取扱い

この公演に携わっているメンバー3

小濱昭博

小濱昭博(1)

役者・俳優 美術 制作

仙台公演の制作受け入れとして関わっています。

重力/Note@制作部

重力/Note@制作部(1)

重力/Note制作部です。

comitu

comitu(0)

役者・俳優 制作

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