現代韓国演劇上演「四番目の人」 公演情報 現代韓国演劇上演「四番目の人」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-7件 / 7件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    これは唸らさせられますね。社会告発的な内容ですが、サイコなサスペンスとしても実に面白い。見事でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    名取事務所様の演劇は初見だったのですが、サスペンスや韓国ドラマが好きな私としてはかなり楽しみにしていた韓国演劇の作品でした。
    韓国ドラマにありがちな長々としたストーリーではなく、1時30分の中にぎゅっと詰まっていて、3時間の大作を見ているようなとても見応えがある内容でした。
    期待しすぎてしまうと、それを上回るなんてかなり難しいのに、引き込まれるストーリーに、役を演じているのではなくその人そのもので引き込まれていく…全てが最高でした。

    詳しくはネタバレに書かせてください。


    あぁ、演劇って面白い。感情の『海』にのみこまれるようなそんな作品でした。
    これはもっと大きい舞台で、もっとロングラン上演をぜひやってほしいです。

    生田みゆきさんの演出、名取事務所さんの作品をもっともっと見てみたいと思いました。

    来年3月の占領の囚人たちたのしみにしています♬♬

    ネタバレBOX

    観終わったあと、誰も幸せになれないその結末に、劇場の重い空気感が体に残るほど胸が締め付けられました。同時に、登場人物たちの心の奥底を考えれば考えるほど、この作品の持つ圧倒的な深さに鳥肌が止まりません。

    特に心に刺さったのは、娘・ウンジの「言葉にできない苦悩」と孤独です。

    唯一頼れる大人のはずなのに、すべて「大丈夫」と笑顔で蓋をして、事実と向き合おうとしない父親。愛しているからだと思いましたが、実は娘を理解できない『サイコパス」のように恐れ、自分の保身とプライドのために腫れ物に触るように遠ざけていただけではないでしょうか。
    そんな孤独の中にいたウンジの前に現れ、彼女の不器用さを受け止めて、ただ一人の人間として「ぎゅっと抱きしめてくれた」あの女性。自分の唯一の理解者である彼女だったはずです。
    だから最後の時に、あえて自分のそばにいたのは長く寄り添っていたかったからなのではないか、と気づいた時涙が出そうになりました。

    また自分のそばに置いておくことで、「もう事実を捻じ曲げないで向き合ってよ!」という、父親の罪に対する命がけの告発だったもあったのではないでしょうか。
    それでも父親は…。…。
    ウンジはどうやって生きていったらいいですか?そしてチェピルは…。
    ネタバレで詳しく書きたいけど、みんなに見て欲しいので書きません…。

    タイトルにある、四番目の人は見ている私達をも巻き込むような重いメッセージなのかなと思いました。
    きっと色んな受け取り方があるだろうし、観終わった後もずっとその人の人生を考えてしまう。口コミを書き終わった後に、他の方の口コミを読むのを楽しみにしています!笑

    5人の俳優さんの演技が本当にすごい、あぁ演劇って面白い。感情の『海』に飲み込まれて、素晴らしい作品に出会えました。

    もっと長い期間公演をやってほしい……!
    生田みゆきさんの演出、そして名取事務所さんの作品を、これからもっともっと見てみたいです。
  • 実演鑑賞

    生田さん演出の作品を鑑賞したくて行きました。
    歴史の厚みが伝わる作品でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    社会派ドラマのようなつもりで観始めたが、そういう側面より、魂という内面の問題を扱う内容が印象深かった。病名を忘れたが、通常の感情体験を持てずサイコパスと間違われやすい少女が内面の魂について答えを求めて問いかける姿から、なんとなく、『攻殻機動隊』の高度に電脳化・擬体化された人間として生きる中で「ゴーストの囁き」を聞く少佐を連想した。現実と頭の中の空想の場面が交錯する作劇法は魂の問題を扱う本作品では非常にふさわしく感じられ、「逃げ場はないよ・・・」や「刑務所に入るばかりが・・・」など興味深い言い回しの台詞もあってなかなか面白かった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    天井から地上1.2m程の高さにLEDバーライトを吊るして部屋の輪郭を縁取る美術。要所要所で青く点灯。

    失感情症の女子高生、赤松怜音(れお)さんが黒沢清映画キャラの雰囲気。ロボットが人間の心に興味を持ち自分もそれを感じてみたくて追求するような話。自分の心、自我、意志、魂、アイデンティティ···。自分自身が突き動かされるような衝動に憧れる。何度も何度も鬼頭典子さんに聞く話は良心の疼きについて。その正体は何なのか?

    パク・ヨンミの1990年のデビュー・アルバ厶に収録された代表曲『私は寂しさ あなたは懐かしさ』。この曲を鬼頭典子さんが昔好きだったと思い出す。
    「私は寂しさ、私は流離う雲。
     私は果てしない海を漂う舟。」

    ネタバレBOX

    ある殺人事件で容疑者となった西山聖了(きよあき)氏。彼は自閉スペクトラム症(ASD)で強く自己主張が出来ない為、担当検事(石井英明氏)によって虚偽の自白を強要され服役。後に本当の犯人を名乗る女(鬼頭典子さん)が検事のもとに自首しに来る。検事は既に裁判の終わった案件に関わりたくなかった為、黙殺した。鬼頭典子さんは良心の呵責からか検事に手紙を送り続け、検察庁の前で独り抗議活動を行なう。検事の娘(赤松怜音〈れお〉さん)は失感情症で自分の感情を認識出来ない。周囲からは無表情でじっと人を観察している気味の悪い人間に思われる。何を考えているのか分からない薄気味悪い奴と。彼女は父のもとにずっと送られて来る鬼頭典子さんの手紙を読み、出所している西山聖了氏と会わせようとする。

    脚本が詰め込み過ぎでリアリティがない。演出もちぐはぐ。役者陣の熱演だけが伝わった。勿体無い。韓国の司法制度ってこうなのか?検事が弁護士に指示して自分の娘を守る?拘置所は検事の思うがまま?警察は機能してないのか?

    自分の犯した罪で罰せられる無実の西山聖了氏。鬼頭典子さんは殺した奴に対しては当然の報いだと思いつつ、苦しむ彼を見棄てる自分が許せなかった。この世界は正しくあるべきだ。だが司法に携わる人間にそんな感覚はない。「真実」や「正義」なんかにそもそも興味などない。現実はもっと歪んでいる。大きなシステムの中、自分に与えられた仕事をこなすだけ。そこに「文学」はない。

    作品内に流れる青い哀しみが84歳ポール・マッカートニーの新曲、『Days We Left Behind』を何となく思わせた。青い青い何処までも青い無力感。

    Paul McCartney 『Days We Left Behind』

    苦しみを抱えることになる奴もいる
    でももっと先へ進もうとした奴もいた

    何一つ同じままじゃいられない
    泣く必要なんかない
    何一つ取り戻せない
    僕等が置いてきた日々

    (中略)

    何一つ同じままじゃいられない
    泣く必要なんかない
    そして誰のせいでもない
    僕等が置いてきた日々

    あの日々は置いてきたままに

    ※赤松怜音(れお)さんの指がごつい。体育会系。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    お昼の回、観劇しました。
    韓国のお話がすんなりと入ってくるかな、と心配でしたが、開始から引き込まれ、
    アッという間に時が過ぎました。
    静かな流れの中に各々の感情というか、個性がきらりと光ってどの方も素晴らしかったです。
    冤罪を覆せない理由に「面倒くさい」があることが悲しかったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    面白かったです。
    役者さん達の演技が凄くて、何とも言えぬ緊迫感でした。
    実際の事件を基にしたストーリー故に、冤罪について深く考えさせられました。
    人の権利を守るべき立場の人達の弱者への圧力、本当に憤りを感じました。
    演技や音響迫力があり怖くて(褒めてます)観応えのある舞台でした。
    素晴らしかったです。

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