現代韓国演劇上演「四番目の人」 公演情報 名取事務所「現代韓国演劇上演「四番目の人」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    名取事務所様の演劇は初見だったのですが、サスペンスや韓国ドラマが好きな私としてはかなり楽しみにしていた韓国演劇の作品でした。
    韓国ドラマにありがちな長々としたストーリーではなく、1時30分の中にぎゅっと詰まっていて、3時間の大作を見ているようなとても見応えがある内容でした。
    期待しすぎてしまうと、それを上回るなんてかなり難しいのに、引き込まれるストーリーに、役を演じているのではなくその人そのもので引き込まれていく…全てが最高でした。

    詳しくはネタバレに書かせてください。


    あぁ、演劇って面白い。感情の『海』にのみこまれるようなそんな作品でした。
    これはもっと大きい舞台で、もっとロングラン上演をぜひやってほしいです。

    生田みゆきさんの演出、名取事務所さんの作品をもっともっと見てみたいと思いました。

    来年3月の占領の囚人たちたのしみにしています♬♬

    ネタバレBOX

    観終わったあと、誰も幸せになれないその結末に、劇場の重い空気感が体に残るほど胸が締め付けられました。同時に、登場人物たちの心の奥底を考えれば考えるほど、この作品の持つ圧倒的な深さに鳥肌が止まりません。

    特に心に刺さったのは、娘・ウンジの「言葉にできない苦悩」と孤独です。

    唯一頼れる大人のはずなのに、すべて「大丈夫」と笑顔で蓋をして、事実と向き合おうとしない父親。愛しているからだと思いましたが、実は娘を理解できない『サイコパス」のように恐れ、自分の保身とプライドのために腫れ物に触るように遠ざけていただけではないでしょうか。
    そんな孤独の中にいたウンジの前に現れ、彼女の不器用さを受け止めて、ただ一人の人間として「ぎゅっと抱きしめてくれた」あの女性。自分の唯一の理解者である彼女だったはずです。
    だから最後の時に、あえて自分のそばにいたのは長く寄り添っていたかったからなのではないか、と気づいた時涙が出そうになりました。

    また自分のそばに置いておくことで、「もう事実を捻じ曲げないで向き合ってよ!」という、父親の罪に対する命がけの告発だったもあったのではないでしょうか。
    それでも父親は…。…。
    ウンジはどうやって生きていったらいいですか?そしてチェピルは…。
    ネタバレで詳しく書きたいけど、みんなに見て欲しいので書きません…。

    タイトルにある、四番目の人は見ている私達をも巻き込むような重いメッセージなのかなと思いました。
    きっと色んな受け取り方があるだろうし、観終わった後もずっとその人の人生を考えてしまう。口コミを書き終わった後に、他の方の口コミを読むのを楽しみにしています!笑

    5人の俳優さんの演技が本当にすごい、あぁ演劇って面白い。感情の『海』に飲み込まれて、素晴らしい作品に出会えました。

    もっと長い期間公演をやってほしい……!
    生田みゆきさんの演出、そして名取事務所さんの作品を、これからもっともっと見てみたいです。

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    2026/06/28 20:08

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