オーラルメソッド3 公演情報 オーラルメソッド3」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-16件 / 16件中
  • 満足度

    目にも喜びを!
    裸舞台にパイプ椅子の芝居は客に対して不誠実だと感じる。
    演劇は視覚をはじめとする五感に訴え、結果第六感にも作用する総合芸術。
    作・演出家の人はもっとビジュアルにも心を配ってください。
    さらに、「本公演じゃないやつ」という奇をてらった表現が不快。単に「番外公演」などと銘打てばいいのでは?

  • 満足度★★★★

    一日中堪能。
    5/3の全公演を観劇。

    「極私的エロス」は基本的にリーディングなのだが、時折演劇的な要素が入る。
    内容としては名嘉さん得意の?本当かどうか分からない、私的っぽいお話。
    ああいうちょっと生々しい感じは個人的には好き。
    あまりリーディングとか観たことないので、リーディングの技術的なところはどうなのかなーとちょっと気になったりも。
    最後の展開はとても好きだった。だから、台本が本になってないのね、と。
    この後の離婚後のお話もまた観てみたい。

    「性的人間」
    作家とその妻と妻の愛人のお話。
    横手さん演じる作家がとても良かった。
    横手さんの演じるダメな感じの男はとても好き。
    妻の浮気は許せないけど、好奇心に勝てないというところが
    とても面白かった。

    「ダージリン急行」
    オーラルメソッド2でも観たけど、ちょっと長いバージョン。
    他の作品は男女の恋愛がメインだけど、この話だけ、
    男女の恋愛も絡むけど、親子愛とかそういうのが強い感じ。
    シンクロ少女としては異色だけど、短編の中ではかなり好きな方。
    会場が広くなって、より旅に出ている感じが出ていたと思います。
    他の役者さんが演じるところも観てみたいです。

    「愛についてのシンクロ・レポート」
    新作。前回の「オーラルメソッド」とは違って、
    コミカルな演習がされた、名嘉さん中心の恋愛のお話。
    男が愛について考えて彷徨っていて語り尽くす姿が
    こんなに滑稽なものなのかとちょっと怖くなりました(笑)。
    個人的には、生々しい方が好きです。

  • 20130504
    「ダージリン急行~ディレクターズカット~」「愛についてのシンクロ・レポート」「極私的エロス/性的人間(B)」「性的人間」。
    (^・ェ・^)拝見しました♡

  • 満足度★★★

    リーディング公演としてだと、・・・
    (極私的エロスAチーム/性的人間)を鑑賞。
    宮本奈津美サンが楽しい(*゚▽゚*)

    ネタバレBOX

    極私的エロス: リーディング公演としては、前半部分が物足りなかったかな。受け手側として、これを見せられてもなァと。
    その後は終演まで楽しかった(*゚▽゚*)
  • 満足度★★★★

    興味深い作り
    3日に2本、4日に1本と、全3本を観劇することができた。
    「極私的エロス」は主宰・名嘉友美の結婚から離婚までを生々しくリーディングにした(かなりの部分が実話なんだろうなぁ…(-_-;)…)。敢えて上演する意図は最初と最後に語られる部分に込められているんだろうなぁとは推測できるのだが、どう受け止めたらいいのかは悩ましい。同時上演の「性的人間」は団鬼六の短編小説がベースだが、小説とは全く異なる味わいの芝居になっている。笑いながらも人間の業をつかんでいる気がする。味わい堂々の宮本奈津美が妙に色っぽい。
    3日の2本目「ダージリン急行」は映画の舞台化らしいのだが、母を訪ねてインドを旅する3人兄弟を描いた不思議な作品。元の映画を知らないので、感触の差とかはよく分からない。
    4日に見た残り1本「愛についてのシンクロ・レポート」は、「性についてのキンゼイ・レポート」のパロディまたはオマージュのようだが、「…エロス/性的…」に近い感触を持った。
    芝居として演技が見事、とかいうのとは別に、非常の面白いアプローチだと思った。

  • 満足度★★★★

    愛についての…
    名嘉さんの、「愛」についての今の見解だったのでしょうか!? 果たして正解があるのか、すべて正解なのか、その答えは次回公演で観せてくれそうな期待も感じさせる話でした!!

  • 満足度★★★★

    極私的エロス/性的人間(B)
    2作品合わせて70分と短編ながら、中身がギュッと詰まって濃密な観劇時間。劇団名にある「シンクロ」はこういうことなのかなと思わせる物語構造も楽しいし、見られる事、楽しませる事に対する意識の高い内容でした。

    ネタバレBOX

    「極私的エロス」こんな斬新なリーディング公演初めてです。体に書いた文字を読んだり、芝居をしながらその場で書いた文字を読み上げたり、でもそれが作品に見事に合っていたように思います。作中に「つまらない物語より、面白い私生活」とありましたが内容が内容だけに身を削って創作してるなと思いました。ドキュメンタリーと謳っているけれど嘘か本当かはどうでもよくて物語として楽しいし考えさせらます。でも、明らかに観客は作者の名嘉さんの赤裸々な私生活を覗き見たいと思って観劇するし、それを現実のものとして勝手に妄想してしまうだろうなと思います。

    作中、何度も2つのシーンが同時に行われながら、セリフとセリフが相関する作りになっていて、これがシンクロの所以なのかなと思いました。その構造はすごく面白いし、単に言葉遊びではなくて、しっかり物語を深化させるために使われているからすごいと思いました。

    「性的人間」は、とにかくコミカル。突然、音響に流れる音に合わせて(シンクロして?)3人で歌うシーンは爆笑でした。他の劇団でも拝見したことのある後藤さんのいつまでも見ていたくなる独特な雰囲気にクラクラします。官能的な言葉も、コミカルなシーンも、その一つ一つが積み重なって最後には「愛とは」という男女の深淵のような境地にまで飛躍する力強さのある作品だと思いました。

    これが大きな会場で、長編作品だとどうなるんだろうと、今から10月の三鷹が楽しみになりました。
  • 満足度★★★★★

    極私的エロス(B)/性的人間
    昨年につづいて2回目。性的人間のおとぼけ風奥様がおもしろかった。

    ネタバレBOX

    性的人間、歌いだすあたりの躍動感がよかった。
  • 満足度★★★★★

    ネホリーとハホリー☆
    (^^)/ 面白かったです! 「こういう観せ方もあり!」 という、意欲的かつ斬新な舞台でした☆ お値段もお手ごろでナイス! 役者さんも個性的でした。 観劇日記をブログに書きました。

  • 満足度★★★★

    ダージリンのを少々。
    テイスティングしてきました。

    じつは以前にもその原型のようなものを見ていまして、それが少々意味不明で、けれど終わり近くの盛り上がりは嫌いじゃなく・・・などといった具合だったのですが、今回はいわゆる完成形のようなものだったようで、セリフが格段に良くなっていて、なにかと面白かったです。

    ネタバレBOX

    ボヘミアンラプソディはやっぱり名曲だなと思いました。

    今回は三人の男性陣誰もが上手に歌えていました。
  • 満足度★★★★

    3作それぞれの面白さ
    連休の一日、午後から夜にかけて3作を一気に観ました。

    それぞれの作品に、作り手が切り取る愛情のありようが、
    ときにあからさまに、あるいは寓意を込めて、
    さらにはウィットとともに描かれていて・・・。

    従前に観た作品の再演もありましたが、
    作品に込められたものが
    演者や会場の雰囲気とともに、
    新しい色を醸し出していて、
    飽くことなく、むしろさらに深く舞台に惹かれて行く感じがして、
    楽しむことができました。

    ほんと、堪能いたしました。

    ネタバレBOX

    ・極私的エロス/性的人間

    Aチームを観ました。この作品は以前に銀座のとても小さなスペースで観ていて・・・。

    -極私的エロス

    その男女の結婚生活から離婚までの顛末は、
    包括して眺めるとちょっとびっくりしたりもするのですが
    でも、リーディングの態で語られることで、
    当事者自身の感情のありようと
    主人公の第三者的な視点が織り上げられていて。
    その結末が、
    観る側に腑に落ちる感覚が醸し出されていく。

    読み、また紙に書き捨てられていく言葉や感情だからこそ生まれる、
    純化されたあからさまなリアリティがあって、
    それは、観る側が感じる表層の身勝手さを裏返し
    教条的な感覚から解き放ち、
    組みあがる想いや感情に理を与えていく。

    そこには、この表現だから表し得る、
    飾らない想いの実存感と、
    その重なりに温度を持って膨らんでいくものがあって・・・。
    ことばが不要なバリを削がれ、一見断片的に、
    でもその時間が全体の色に染めることなく、
    そのシーンのあるがままに綴られたものだからこそ、
    作り手一流の舞台表現としての束ねや重ねに
    常ならぬ切っ先が生まれ
    観る側に深く刺さりこんでくるのです。

    以前に観た会場より、今回は広さも確保されていて壁の色も真逆。
    また、当然に役者の語り口もことなって、
    その結婚生活の時間が、
    従前のバージョンより、
    ゆっくりと深く 過ぎていくような感覚がありました。
    過去の上演を観た側にとっては
    その舞台と役者の異なりがさらに主人公の個性を解き放ち、
    一人の女性の生きることの
    一期一会感を惹きだしていたようにも感じられて。

    観終わって、既知の作品であるにもかかわらず、
    思索のあるがごとくの空気に巻き込まれるような感覚に
    暫し呆然。

    この作品、役者の異なるバージョンも上演されていて、
    こちらも何とかみたいなぁと思ったりも。

    -性的人間

    物語の骨格自体は複雑なものではないのですが、
    そこに、役者たちの感情や想いが差し込まれると、
    そのシンプルさが土台となって
    やがて溢れるようにやってくる、歯止めをうしなったような、
    感情や劣情があって。
    役者もうまいのですよ。
    デフォルメもされているし、
    でも、ロールの感情が、
    役者がなすよどみのない喜怒哀楽の表情や、
    よしんば無表情であってもそこに醸される風情から
    しなやかに伝わってくる。
    どこかコミカルな部分もあるのですが、
    でも、そこに織り込まれた、コントロールしえない劣情の質感が
    くっきりと浮かび上がってきて。

    「極私的エロス」同様、
    役者が異なることによって醸される
    従前に観たとは異なる色もありおもしろかったです。

    ・ダージリン急行~ディレクターズカット~

    東中野の小さなスペースで上演されたものを観ていて、
    その時に映画を観たいなぁとおもいつつ
    果たされぬままに再演を鑑賞。

    今回、会場が広くなった分、
    列車のキャビンのタイトな感覚が、
    より役者の身体的な技量に委ねられてはいましたが
    一方で車外でのシーンには
    よりインドの広さが醸し出されているように感じました。

    前半、母を訪ねて旅をする3人兄弟の個性を、
    役者たちが本当に良く作りこんでいて。
    また、劇団員同士ということもあるのでしょうか、
    個々の風情の立ち上がりのよさや貫きに加えて、
    一瞬につくるミザンスや、会話の間の作り方が実にしたたか。

    後半に母の子どもたちへの仕切り方が、
    前半の兄弟たちの所作と重なるとき、
    一つの家族が束ねられた感じが凄く良い。
    母親のにも、この役者ならではでのキャラクターの色があり
    その表現の突き抜け方にも舌を巻きましたが、
    一方で、前半の兄弟たちの風情の描き込みが、
    その表現を突飛なものと感じさせず
    しっかりと舞台の流れに引きこみ支えてもいて。
    作品から醸される感慨のようなものに
    取り込まれてしまいました。

    また、列車のキャビンアテンダントの女性が
    舞台にエキゾチックな印象を織り込んでいて。
    その表情や所作が、
    物語にすてきなウィットや奥行きを導きだし、
    作品自体にテイストや肌触りを作り出していたように思います。

    ・愛についてのシンクロ・レポート

    入口は、男性たちが女性から呼び出され、
    別れを告げられるという話なのですが・・・。

    でも、物語が進むに連れて、
    男性から見た女性の気まぐれや理解できない部分が、
    女性から見た男性の姿に変わっていって・・・。
    次第に男性の想いの枠組みというか、
    踏み出さない部分というか、度量が浮かび上がってくる。

    その語り口がウィットに満ちていて、
    心の通じ方とか、男の独りよがりな部分など、
    思わず笑ってしまうのですが、
    でも、男たちのごとく、愛をかたりつつ
    自らの世界を踏み出すことなく足掻くことはとてもありがちで、
    むしろそのことに気付き、自らを擲って愛に殉じることのほうが
    レアケースでもあって。

    女性との関係から切り離していた
    妻帯者にとっての離婚や
    ニートにとっての就職が、
    女性にとってはとてもシンプルに「愛」を受け入れ続けていくことの
    鎖と錘になっていて、
    しかも男たちには、愛の深さを語ることには達者でも、
    その錘を外すことへの発想が、
    当たり前の如くに生まれてこない。
    物語の展開には、
    ちょっとロードムービー的なところがあって、
    男たちの気づきのなさや逡巡の態や、女性の側の疲弊のありようが、
    単に描かれるのではなく、
    時間というかあゆみと共にゆっくりと表れてきて。
    身体で紡ぐその道程や、
    終盤の歌うしかないようなそれぞれの行き場のなさも、
    薄っぺらいのだけれど、
    でも、それらは、それぞれが抱くものの質感を
    実にしなやかに射抜いているようにも思えて。

    終わってみれば、
    修羅場をくぐったが如き女性の視座からの、
    男たちの姿がくっきりと浮かび上がり、
    一方で、そこに至るまでの女性の満ちない感覚も、
    女性が芝居を作ることが私生活の「言い訳」という感覚も
    観る側にしたたかに残されて。

    それらを語りうる作り手の慧眼と、
    表現の手法や創意に舌を巻いたことでした

    *** ***

    追記 : 『極私的エロスB』
     
    5月5日17時の回を観劇。
    Aの満ち方が、感情の高揚とともに訪れるとすれば、
    Bのそれは、戯曲の骨組みにしたがってやってくる感じが・・・。

    同じ戯曲の同じ手順での上演であっても、
    そのテイストは異なっていて、
    でも、それは、どちらかが秀逸だとかいうものではなく、
    観る側が、物語として組まれたものを受け取る時の
    視座が異なっている感じで・・・。

    想いの熱や突き抜け感はAの方が高いけれど、
    二人がすごした時間の構造は、
    Bの方がより冷静に描かれている感じがして。
    その肌合いの異なりが、戯曲の世界にさらなる立体感を与えてくれて・・。
    興味深かったです。

    一緒に上演された、『性的人間は』、3日に観たものに比べて、
    リズムや役者間の表情の受け渡しの流れがよくなっていて。
    それぞれの間も安定していたように感じました。
  • 満足度★★★★

    ダージリン急行
    チケットプレゼントにて鑑賞。面白い。

    ネタバレBOX

    カズオ(泉政宏)…バイクで自殺未遂して大怪我を負う。
    ハルオ(横手慎太郎)…妻が懐妊したけど、浮気相手も妊娠した。自分がわからない。
    フミオ(中田麦平)…ヘンテコな女と付き合ってる。ライムガール(太田彩佳)に手を出そうとする。女がわからない。

    喧嘩別れした兄弟が、5年振りに集まり、ママ(坊薗初菜)に会うためインドを旅する。ママからのメールで一旦帰ろうとするも、やっぱりママに会いにいき、再会。ママからの愛を確かめようとする3人にママはそれはできないとつっぱねる…。

    あのせまっくるしいマイムが印象的な立ち上がり。色々悩んでそうな男三人の付いたり離れたりな会話。なんか時間だけはありますってインド旅行っぽい雰囲気がいい。ライムガールの流暢な英語にキョドる感じとか笑える。太田のウエストもいいが、硬いような表情がとてもいい。
    帰るってなって、カレーをぼそぼそ食べる3人。失望って感じからヘンテコなまじないを経て、再度ママの元へ。

    ママに会ってからの展開が、いい具合にトンでて好き。QUEENを高らかに歌い上げ、その脇でダンスするママ。このシーン、歌に負けてなかったことが凄い。そして、ママに愛を確認したいと詰め寄る切実な表情。人生に迷った男が「母」にすがる構成にやっぱりそうなのかという気持ちになる。
    結局ママからの愛情の言葉を直接もらえなかった3人だったけど、帰りの表情の晴れ晴れしさに、「母」の存在の大きさを感じた。ライムガールの英語にも落ち着いてたし。

    途中のハルオとフミオがそれぞれの女に電話するシーンのシンクロっぷりはやはり自然で上手い。
  • 満足度★★★★

    極私的エロス・Aチーム/性的人間
    上演時間70分。台詞主体のオーラル劇。よって、直接的視覚的なエロではないものの、どことなく色っぽい。セットはほとんどないが、内容に引き込まれた。

  • 満足度★★★

  • 満足度★★★★

    極私的エロス・Aチーム/性的人間
    私小説ならぬ私演劇?どこまでがノンフィクションで、どこからかフィクションなのかわかりませんが、本公演を観てみたくなりました。

  • 「愛についてのシンクロ・レポート」
    初観劇のぼくにはどうも。馴染みがないぶん、ちょっと、、、。何をやってんのか、よくわかんなかったっす。ま、これに懲りずに。いや、大丈夫です。

    ネタバレBOX

    最初、席についたとき、照明がとっても簡単な感じで。それがびっくり。
    そっけない感じなのね。

    それから、折り畳み式の椅子が四つと、「のど越し生」の缶がよっつ置いてある。
    わざわざラベル面をこっちに向けてるってことは、読ませたかったんですよね。「のど越し生」って。

    「のど越し生」派ですか。そうですか。こないだ東京に遊びに来た姉も「のど越し生」派でした。
    ぼくは「金麦」派なんですよね。最近は北海道プレミアムを飲むことも。でも今夜は奮発して、サントリーのザ・プレミアム・モルツをいただきました。全然関係ないんだけどね。

    役者名がそのまま役名のようでした。それもあとで気づきました。

    最後、音楽が鳴ってるなか、椅子に座って紙ペラのなにかを読むんだけど、観客には聞こえない。それがなんだか面白いなあと。

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