「水平線の歩き方」【Mura.画】 公演情報 「水平線の歩き方」【Mura.画】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-6件 / 6件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2026/07/25 (土) 13:00

    価格4,500円

    成井豊さんの脚本ということで興味を持ちました。
    フライヤーのデザインもよかったので、観劇しました。

    独身のサラリーマン幸一が帰宅すると、幼い頃に死に別れた母アサミが居た…
    という設定です。
    母と死別してから社会人になるまでの幸一の半生が、徐々に明らかになります。
    そして最後に、なぜ母と再会できたのかも明らかに…。
    成井さんの脚本は本当に面白くて、一気に引き込まれます。

    幸一を演じた多田さん、アサミを演じたバンビさん、迫真の演技でした。
    冗長なシーンはなく、かといって詰め込みすぎず、ちょうど良いテンポで進んでいきます。

    成井作品の良さを十二分に引き出す演出、役者さんたち。
    大満足の70分でした。
    最後のシーン、感動的でした。
    本当によかったです。
    ありがとうございました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    Aチーム観劇。なるほどそういうことでしたか。ちょっとベタな展開ですが、グッとくるいい話ですね。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白い、お薦め。
    公演は 「Mura.画」の演劇研究会として2回目の上演。前回の研究会も成井 豊の作品で、丁寧な演出が印象的だった。本作の演出は 爽口穂夏さんで やはり素晴らしい。成井作品の面白さ-滋味溢れる内容、それを見事に描き出していた。

    作品の肝は 世界観にある。どうしてという不思議さ、何故という謎をどう演出するか。物語に明確な前半・後半があるわけではないが、或るシーンを境に雰囲気がガラリと変わる。それまでのユーモアを交えた明るい話が、悲嘆にくれた落涙へ。研究会公演ということもあろうが、成井ワールド( 演劇集団キャラメルボックス)を忠実に表現した手堅さが観てとれる。
    (上演時間1時間10分)【A】㊟ネタバレ

    ネタバレBOX

    舞台美術は、上手にソファーと変形楕円のテーブル、下手に飾り棚で中段にラグビーボールが置かれている。中央に玄関に通じる出ハケ口、下手にダイニングに通じる通路。最後に分かるが、このシンプルな造作に意味がある。

    物語は説明にある通り、 或る夜、自分のアパートに帰ると、部屋に女がいた。 どこかで見た顔でアサミと名乗った。 それは、幸一が小学6年の時に病気で亡くなった母。 親子二人で暮らした日々が、幸一の脳裏に鮮やかに蘇る。 あの時 母は大人に見えた。 が、今 目の前にいる母は、明らかに自分より歳下だった……。 母が死んでからの自分の人生を語ってきかせる幸一。 アサミの弟夫婦に引き取られ、有名企業にラグビー選手として就職、怪我を乗り越えて現役選手(35歳)として活躍中、医者の恋人までいる。

    後半、話に綻びが見え始める。 止めたはずの酒の瓶が並び、恋人からの変な電話。 実は、半年前に試合で無茶をしたため、ステッキ無しでは歩けない大ケガを負い 自暴自棄になっていた。 飲酒運転の末に事故を起こし、昏睡状態になったまま魂だけが自宅に帰って、そこで死んだ母と再会した という話。 タイトルの「水平線」とは、死後の世界との境界のことで、その向こうはアサミのいる世界。 幸一が読んだ本の中に出てきた、ケルト 神話にある死者の島の話。理科教師の叔父は、幸一に あると思うと聞かれ「分からない」 と。逆に自分の得意とする科学から「水平線までの距離を知ってるか」 と聞き返す。 「死者の島」までの距離…幸一の母までの距離は約4㌔、歩いてだって行ける距離に死者の国はあって、そこに母もいるんだ と。

    一変、事実が明かされて緊迫した雰囲気へ。 自分1人で生きていくんだ、誰かに迷惑をかけて生きていくなら死んだほうがマシ。 その幸一の耳に 家族・恋人・友人からの、「帰って来い」という言葉。彼岸と此岸の狭間、だからこそ幽霊の母と会い話をしている。 料理があまり上手でなかった母、しかし おじやだけは美味かった。最後に作ってあげたおじや、食べ終わったら皆のところへ帰る息子に、母が一言。 「本当は時々見ていた」 「声も掛けてた」 「聞こえなかったのなら、もっと大きな声で言うね」 これからも「頑張れ」って、そして生きろって言い続けると。自分1人で生きてきたつもりになっていたが、実は周りの人々に助けられていた。それがオープニングの全員でのダンスにも表れているよう。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     尺は70分、実力集団。ベシミル、華5つ☆

    ネタバレBOX

     AB2つのチームがあるが、Aチームを拝見。脚本は成井 豊氏、演出は爽口 穂夏さん。
     Mura.画(ムラエ)演劇研究会は2024年にスタートしたグループで今回が2回目の公演という。今作は観客の想像力を験すかのような公演であると感じた。登場人物たちも様々な経歴を持ち役者だけではないが、各々の経歴が生きて在ることの様々な表情と微妙な表現に深みと味をつけ極めて質の高い舞台に仕上げている。舞台美術も象徴的に創られ、余計な寄り道をせずに内容の豊かさを紡ぎ出すので尺は70分だが内容的には2時間以上掛かってもおかしくないだけの内実を持つ。
     更にオープニング直後にダンスシーンがあるが、良くある単なるパフォーマンスに終わらずキチンと脚本の内実に溶け込むようなダンスシーンであることに驚かされた。
     観劇の際気付いておくべきは主人公、幸一の感受性の鋭さとラグビー選手としては小柄だが名選手として活躍してきたこと、だがさしもの名選手もハードなスポーツであるラグビーを35歳迄やっていると故障が多いのは必然である。だがラグビーだけが母と自分を捨て出帆してしまった父、幸一を育てる為に無理を重ねて死に、その後叔父一家の養子として育った彼の鋭い感受性が実子と分け隔てなく育ててくれた叔父夫婦の優しさ故に彼のトラウマをより複雑なものにしていたことまで表現されていることに気付く。
     ラグビー時代からの友が何くれとなく幸一をサポートする情、幸一の膝の胡椒に真摯に向き合う優秀な女医、亡くなった母が何故突然彼の部屋に現れたのか? の解に関しても終盤で明らかになる。多くの観客が涙していた作品。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    Aチームの回。成井豊のこの作品を観るのは初めて。途中のあるシーンから、展開は何となく想像はつくものの、ベタでもぎゅっと凝縮された作りなので気持ちがいい。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    もう完璧。あまりの完成度の高さに度肝ぬかれました。最後は嗚咽です。大どんでん返しなストーリー展開で、後半いっきに伏線回収に入り恐れ入りました。ほんと、そのまんま映画になれるハイクオリティの作品ですね。ラガーマンにはたまらないかと思います。久しぶりに最後の最後にうかつにも涙腺崩壊してしまいました。

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