「水平線の歩き方」【Mura.画】 公演情報 Mura.画「「水平線の歩き方」【Mura.画】」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     尺は70分、実力集団。ベシミル、華5つ☆

    ネタバレBOX

     AB2つのチームがあるが、Aチームを拝見。脚本は成井 豊氏、演出は爽口 穂夏さん。
     Mura.画(ムラエ)演劇研究会は2024年にスタートしたグループで今回が2回目の公演という。今作は観客の想像力を験すかのような公演であると感じた。登場人物たちも様々な経歴を持ち役者だけではないが、各々の経歴が生きて在ることの様々な表情と微妙な表現に深みと味をつけ極めて質の高い舞台に仕上げている。舞台美術も象徴的に創られ、余計な寄り道をせずに内容の豊かさを紡ぎ出すので尺は70分だが内容的には2時間以上掛かってもおかしくないだけの内実を持つ。
     更にオープニング直後にダンスシーンがあるが、良くある単なるパフォーマンスに終わらずキチンと脚本の内実に溶け込むようなダンスシーンであることに驚かされた。
     観劇の際気付いておくべきは主人公、幸一の感受性の鋭さとラグビー選手としては小柄だが名選手として活躍してきたこと、だがさしもの名選手もハードなスポーツであるラグビーを35歳迄やっていると故障が多いのは必然である。だがラグビーだけが母と自分を捨て出帆してしまった父、幸一を育てる為に無理を重ねて死に、その後叔父一家の養子として育った彼の鋭い感受性が実子と分け隔てなく育ててくれた叔父夫婦の優しさ故に彼のトラウマをより複雑なものにしていたことまで表現されていることに気付く。
     ラグビー時代からの友が何くれとなく幸一をサポートする情、幸一の膝の胡椒に真摯に向き合う優秀な女医、亡くなった母が何故突然彼の部屋に現れたのか? の解に関しても終盤で明らかになる。多くの観客が涙していた作品。

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    2026/07/25 08:28

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