黄金のコメディフェスティバル2013 公演情報 黄金のコメディフェスティバル2013」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-20件 / 20件中
  • 黄金のコメディフェスティバル2013 千秋楽ぶっ通しスペシャル!!
    黄金のコメディフェスティバル2013 千秋楽ぶっ通しスペシャル!!観てきました。
    やはり長時間に及ぶ鑑賞は体力勝負
    後は待ち時間の有効活用ですね。
    今回この長丁場をなぜか一人で鑑賞しに行った私。
    いろいろ勉強になりました。

    お話は分かるのですが
    どこがどれをやったとか
    1つ以外全て初見の団体さんだったのでもうごっちゃごちゃ ^^;

    いいような 難しいような・・・。

    楽しい経験でした。

  • 満足度★★★★

    なんとか
    なんとか全作品を観ることができた。

    ネタバレBOX

    江古田のガールズ「大勝利!」。プリセットすしやすくしようよ(笑)。
    電動夏子安置システム「EZ」。少し時間短かかったか、あの設定があまり生かせてなかったかな。
    保木本真也がプロデュース「emiko」。個人的にはもっとコメディ色を期待してたのたが、その点はちょっと物足りなかったかな(あくまで個人的)。
    ポップンマッシュルーム野郎「死が二人を分かつまで、愛し続けると誓います」。最近の本公演パターンをギュッと濃縮した感じ。
    犬と串「クイニーアマン~言いたいだけ ~」もうコントでした(笑)。
    8割世界「狸のムコ入り」一部のキャラ必要あったのかと感じる部分はあったが、全体的には王道いってもいいか。どちらも面白かった。
  • 満足度★★★★

    千秋楽スペシャル
    順位を競うとなるとやはり一番得意なスタイルになるようで、6団体中5つは如実に「自団体色」を出して来たのが面白く、結果的に「異種格闘技戦」の如く優劣を付けにくくなったのもまた良からずや。

  • 満足度★★★★

    大好きチーム
    テレビでも活躍している保木本真也と吹原幸太は、やはり時間の使い方がうまい。きっちり45分に収めてくるのはやはり慣れもあるのだろなと感心。特にPMC野郎は、登場人物がこれでもかと出てくのに破綻しないのは凄い。

    ネタバレBOX

    保木本真也がプロデュースは、コロと久保真一郎のやり取りがテンポ良くて面白かった。考えさせられる題材だし見応えあるのだが、何と無くコメディにそぐわない、というか馴染まない感覚。あの絵本キャラ群は必要なのだろうか。

    PMC野郎は、45分に綺麗にまとまってる上手さ。序盤からガッチリ掴んでくる構成。野口オリジナル反則だろ。あれ。終盤、時系列のずれていたふたつのストーリーが収斂して行く流れは見事。同じシーンのカブせは良かった。

    45分の間に結構細かい伏線が数多く含まれている。中盤まで進んでから、序盤のあのセリフが実は単なるツッコミじゃないのかと気付かされたり。ただ最後の方で設定との矛盾が出てたような気がした。ドアは開けられないはず。
  • 満足度★★★★

    泣ける
    大好きチーム見て来ました!抱腹絶倒なお話が沢山あるのかと思いきや、ホロりと泣かせる話や胸がジーンとする話が揃っていて、凄く良かったです。

    コロさんの煮え切らなさ!女性目線の話なので、思わず頷きたくなりました。願わくば、もうちょっと笑いを強めても良かったかな、と思いますが、45分という尺で綺麗に着地させる脚本の技はさすがです。キノコ男爵 笑

    ポップンマッシュルームチキン野郎も、意外なほど下ネタも毒もコンパクトで、すっきりまとめていて、肩透かしではあったものの、役者が与えられた役目をきっちり果たして笑いは確実にさらっていく姿が小憎い!あの人数なので、誰か一人でも悪目立ちしたり、やりすぎるとあっという間に間延びするところなのに、本当に絶妙でした。

  • 満足度★★★★


    「好」とは違い、両作品ともコメディらしいコメディ。4作品しか見ていない中でここで勝手に投票すると、電動夏子安置システムに1票いれたい。

  • 満足度★★★★


    両作とも抒情的でコメディ以外の要素が強く、予想外にしっとりとした作品。

  • 満足度★★★★

    2作品とも独特の世界観
    私にとって、金コメフェス最後の2本

    「楽しいチーム/江古田のガールズ、電動夏子安置システム」

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    金コメフェス全体の感想など。

    『黄金のコメディフェスティバル2013』はとてもいい企画だった。

    10年選手から若手まで、6つの劇団が45分という短い持ち時間ながら、ガッツリと自分たちの芝居を見せてくれた。
    しかも新作でだ。

    企画の本気度が違うから、劇団の本気度も違ったということなのだ。
    結果、バラエティに富んだ作品が並び、どれもレベルが高かった。

    後半に行くに従い、満席の回も次々出てきたようだ。
    本気の舞台を観て、観客が「いいぞ!」と言って、さらに観客を呼ぶ。

    そして、仲間や知り合いの「面白かった」という気のない感想ではない、ニコニコ顔の観客が、会場をあとにする姿を見たりすることによる快感を、今回どの劇団もたっぷりと味わったことだろう。

    ほかの劇団のウケ具合も、目の当たりにすることができたし。

    それらを知ってしまえば、もっと高みに行くしかない。
    だから、今回登場した6つの劇団の、これからが楽しみとなった。

    もちろん、来年は『黄金のコメディフェスティバル2014』をやってくれると思う。
    本気のコメディでまた大いに笑いたい。

    ネタバレBOX

    江古田のガールズ『大勝利!』★★★

    開幕前から楽しい。
    「会場内は禁煙です」のつかみもOK。

    だけど、もうひとつグッとこなかったのはなぜだろう。
    面白い格好すれば面白くなるというものでもなく、身体を張れば面白くなるというものでもない。

    とにかく力技の連続で、頭を剃ったり、虎刈りにまでしてくる。
    鼻に団子だって詰めてしまう。

    だけど、申し訳ないが、その努力ほどの笑いは出なかった。
    1回見て、「わっ」って思うだけなので、カツラでも十分だったのではないかと思う。
    そんなことに身体を張るよりも、もう少し内容で勝負してほしかった。
    身体張るならば徹底的にじゃないと。

    ストーリーが終盤まで足踏みしているようで、フォーカスが定まっていかない。
    今や落ち目の女性歌手2人の確執が話の中心になっていくのだが、それ以外のエピソードがそれを支えるようには感じられず、やや散発的な印象を受けてしまった。

    もちろんそれぞれのエピソードは、2人の歌手とかかわっているのだが、エピソードがラストを盛り上げていくための仕掛けとしての、積極性に欠けているように感じた。

    45分という短い時間の中で、ストーリーの中心にいる歌手のことを、舞台にいる人たちがもっと、こってりと表現してもよかったのではないだろうか。

    マネージャーや付き人など事務所の人々、社長という内輪の人たち、確執のある女性歌手とその事務所の人という、いわば敵対している人々、さらに、長年のファン、あまり関係のない司会者など、それぞれの立場から、舞台の上になかなか登場しない女性歌手について語らせることで、観客のイマジネーションが膨らんでいったはずだ。

    そして、それぞれの想いを受け、満を持して登場! となれば、ラストは一気に面白くなったと思う。

    終盤で、人が刺され、「自分を必要としている人……」「自分に期待しない……」と言った、いかにもな台詞が出てきて、舞台の上がどよーんとしたあとに、三軒茶屋ミワ扮する歌手の登場となる。
    ここがいい。
    「帰れ」と言われた若い女性付き人が尋ねたことに対して、「そんなこと知らない!」と放つのがいい。
    さらに、その場をすべて破壊するような怒濤のラストに持って行く展開は、もの凄いと思った。

    しかし、その登場が、先に書いたように、「満を持して」ではなかったのがとても残念だ。
    どよーんとした空気のシーンも長いし。

    この歌とダンスの破壊力は素晴らしいと思う。
    これだけで、この数分だけで、この舞台は活き活きとして、観客の胸に大きく刻まれたと思う。
    だから余計に、それをさらに作品全体で活かせなかったことがとても悔やまれる。

    なんとなくだが、他の団体よりも実質的な上演時間長かったかも。



    電動夏子安置システム『EZ』★★★★

    なかなかの頭脳派コメディ。

    遺産相続をめぐる争いを、関係者による投票で決めるという設定。
    投票用紙には「マイナス2点」があるところがニクイ。

    どういう風にこれを理詰めで見せていくのか、つまり、遺産相続で揉めている兄と妹の2者が、関係者をどう説得し、自分の得票につなげていくのかという、理詰めバトルになるのかと思いきや、その展開の舵を握っていたのは、ルールが理解できていない、あるいは自分の持ち札をきちんと見ていないという、単に抜けているだけという人たちの行動だった。
    ま、そこがコメディなんだけども。

    そして、笑いは、思い込みが激しすぎる、空気が読めないという、何人かの登場人物を中心に起こしていた。

    一見、知的で理詰めのような設定を、思いっきりベタな笑いにまぶしていくことで、不思議な世界が生まれてくる。ベタベタな笑いなのに頭脳派なコメディにさえ見えて来る。

    遺産相続のゴタゴタは、投票札の取り替えという、思わぬ伏兵の登場がなかなかよく、さらに軽い伏線ののち会社が……というバッドエンドなのだが、揉めていた兄妹はいい感じに、というのもなかなかのベタな展開。

    もし、「投票」「マイナスのある投票用紙」という設定なしで、遺産相続のコメディとして見せたのならば、相当ドタバタで、「それはないよなー」という笑いポイントの設定だけで、ベタすぎてあまり笑えない舞台になっていた可能性もある。

    しかし、そうはならず、本来アンバランスな関係になりそうな、この設定を取り入れつつも、破綻なく見せていく演出の巧みさ、役者のうまさがあるのだ。
    そういう意味で、間違いなく「頭脳派コメディ」だ!

    気になったのは、掛け軸の絵解きがもっと効いてくるのかと思ったのだが、そうでもなかったこと、さらに投票札の取り替え判明したときに、映像のようにそのシーンの再現を見せられるわけでもないので、観客に「ああ、あのときか」と思わせるような仕掛けが必要だってのだはないだろうかということ。

    こういうベタな笑いと、壮大だったり、理詰めの設定との一見アンバランスな要素を見事にまとめ上げるのが、ここの面白さだ。もちろん今回はベタな笑いが目立っていたが、理詰めで攻めてくる笑いもある。
    そういう意味では、電動夏子安置システムのエキスが凝縮された舞台だったと思う。
  • 満足度★★★★★

    これぞ8割ワールド‼
    役者さん方が、役其々の過去(歴史)を感じる位キチンと演じているにも関わらず、各々の持ち味や個性がしっかりと生きている。かと言って、それらの個性が暴走する事なく、自然に絡み合っている。たった45分の短い時間なのに、何故か連続ドラマを見続けて来たかの様な充実感に包まれる。テンポや台詞の長さも程良く、印象に残り易い。コメディーなのに涙あり?いや、涙が有るからこその笑いなのか⁉ 誰もが人生で一度は遭遇しそうな場面で、あり得ない内容のホームコメディー!演出家と役者の質の高さを感じる、もう一回観たい!と思える逸品でした!

  • 満足度★★★★★

    「好」見ました
    イベントのタイトルが「黄金のコメディフェスティバル」なのに、笑って腹筋崩壊というよりもむしろ、目頭が熱くなって帰りました。

  • 満足度★★★★★

    大好きチームは泣けるコメディ!
    保木本組はしっとりとしたコメディ。魅力的なメンバーを揃えて青春後期の胸に刺さる物語を作り上げた。

    ポップンは45分とは思えない楽しさを詰め込んだ作品。それなのに、最後は胸が熱くなるから不思議だ。

    どちらも魅力たっぷりの作品だった。

  • 大好きチーム
    大好きチームを観てきました。
    どちらも笑いだけでなく、むしろ泣ける話だったのが印象的。
    45分という時間の中でしっかりとしたドラマが作られていて、時間による物足りなさをそんなに感じさせない。もちろん無駄な長ったらしさも感じなかった。
    観られてよかった。期待以上大満足です。

    他のチームを観ることが出来なかったため評価は控えますが、
    素晴らしい演劇フェスだったのではないでしょうか。

  • 満足度★★★★

    ウルトラ・ナンセンス・コメディ VS オーソドックス・コメディ
    「嬉しいチーム/犬と串、8割世界」

    ナンセンスな笑いは好物なのだが、今回の軍配はオーソドックスのほうに上げる。

    ネタバレBOX

    さきほど気づいたのだが、フェスの「観てきた」と当時に各劇団ごとの「観てきた」もある。
    これってどうすればいいかな? と思ったのだが、後々の資料的な意味合いを考えると、劇団を検索したときにも、公演の感想が出てきたほうがいいと思ったので、両方に書くことにした。
    内容はまったく同じ、になると思う。たぶん。


    <犬と串『クイニーアマン~言いたいだけ~』>★★★

    ウルトラ・ナンセンスというだけあって、なかなかいい感じだったのだが、最初に変な妖精のようなブリーフ男が出てくるまでが長い。
    そして、出てきてからも、パターンが同じすぎて長くて少し飽きた。

    「言いたいだけ」という突っ込みをする妖精的なモノは、ブリーフに変な被り物で、背中に羽根的なものを付けているのだが、なんかどこか別の劇団でこんな変な妖精的なものが出てきたらありそう風体で(ホントにどこかであったかもしれない)、既視感アリな印象がツライ。

    この妖精的なものは、出オチ的で一瞬は「おっ」と思ったが、その後に変化も展開もほとんどなく、少し退屈。ブリーフ脱ぐのもありがちでつまらない。

    たぶん、この造形は、イイカゲンで、テキトーな感じにしたかったのだと思うのだが、その「イイカゲンで、テキトーな感じ」についてもっと掘り下げて面白くして欲しかった。あまりにもすぐに思いつきそうな、イイカゲンで、テキトーな感じだったので。

    後半、演劇の神様が出て来てからは、もう少しは面白くなってきたのだが、それでも「言いたいだけ」を言っているはずの台詞のバラエティが乏しく、さらにその内容的に「なるほど」思うほどの納得度は低かったように思う。

    その「言いたいだけ」の台詞がキモであり、そこが面白くなっていかないとなかなか笑えない。それらしいシチュエーションもあるのだから。

    全体的にわさわさした感じで、それが計算ずくでなく単にわさわさしているだけにしか見えず、ナンセンス度の切り込みが足りなく、不発に感じてしまった。
    演劇的なアプローチの中にある「ナンセンス」にとどまっていて、あまりにも予定調和な内容だった。
    このフェスは、本公演とは違う、せっかくのチャンスなのだから、観客をぽかーんとさせるような、ウルトラ・ナンセンスにして欲しかった。

    つまり、「言いたいだけ」の台詞で観客に近づきつつ、とてつもないナンセンスで観客を突き放す、そんなバランスとセンスが欲しかったのだ。

    モラルさん登場は、すっごく笑ったけどね。

    あと、この「観てきた」は、「ナンセンス」っていいたいだけかもしれない。

    <8割世界『狸のムコ入り』>★★★★★

    オーソドックスな人情コメディ。
    きちんと笑わせるところで笑いを取っていく姿勢が見えた。

    「寿司屋ネタ」は、この前の犬と串から、抜群のトスが上がったために、ラッキーパンチのようにオープニングで観客を温めることができたのは、運が良かった。
    お陰で、その後も観客は笑いやすくなっていた。

    その後でも、犬と串の「演劇の神様」を持ってきて笑わせる貪欲さがいい。ラッキーな寿司屋ネタにさらに被せたことで、演劇の生(ナマ)さを感じさせる。

    8割世界は、後輩の犬と串に感謝しないと(笑)。

    ストーリーは、娘の彼氏が父親に結婚の承諾を得るという、ありふれたシチュエーションではある(PMCにもあったし)。しかし、単にそこ1本に絞り込むことなく、父親が結婚の承諾を得るときのことや、母親が幽霊が現れるということろなどを、細かく説明しないでうまく盛り込んできたところが、結果的に話を膨らませていった。

    つまり、父親が結婚の承諾を得た過去のシーンの再現や、幽霊の辻褄(例えば、なぜ彼だけに見えるのかなど)を見せなかった、くどくどと説明しなかったことで、話が散漫にならずに、ストーリーに膨らみを持たせた。

    8割世界のメンバーはいつもどおりに演じていて、いつもだったらハイテンション続きだと、ややうるさく、鬱陶しい感じさえすることもあるのだが、その鬱陶しさがストーリーとリンクしていて、うまく笑い結びついていた。

    そういう中で、ともすればテンションが高いことで、舞台全体が浮つくところをアンカー的にきちんとつなぎとめていた、父親役の凪沢渋次さんと母親役の伊藤摩美さんが好演。彼らも他のメンバーと同様に「観客を笑わせよう」と攻めてきて、テンションを高くしすぎていたら、これだけのいい感じの舞台は生まれなかったと思う。

    舞子さんの登場は、前回の作品で、死体役だった舞子さんの登場なのだとは思うのだが、それに何人が気がついたか。前回観ている人がどれだけいるのかということを考えると、そこの部分に乗っかるのはどうなんだろうか。

    ただ、残念なのは、タイムをかけたときの、「コメディですよ〜」「面白いシーンなんですよ〜」的な、ぬるいBGM。コメディとか笑いのシーンでこういうタイプの音楽が鳴ると笑いが一瞬で萎えてしまう。ダンスシーンや要所要所には音楽はあってもいいが、あえて、というか逆に変な使い方としてそういう雰囲気を盛り上げる的な音楽の使い方もあるとは思うが、使い方によっては自信のなさを露呈してしまったり、逆効果になってしまうということを肝に銘じておいたほうがいいと思う。
  • 満足度★★★★

    嬉しいチーム
    テレビ放映が予定されているからかもしれないが、設定されている上演時間45分というのが面白い制約をもたらしている。ショートというには長すぎるけど、きっちり内容を詰め込むには短すぎる。演出・脚本の上手さが求めれている気がする。

    ネタバレBOX

    犬と串は、こういうこともあるのかという位合わなかった。観るの3回目で初めて。ナンセンスなのは覚悟の上。でも、脱ぐにしても、キスするにしても、食い物ネタするにしても納得感が全く感じられず。45分に詰め込もうとしすぎなのでは?

    8割世界は、ハートフルコメディの王道といった感じ。犬と串のネタパクリ混ぜるなどで、通常の観客層と違うことを意識した調整も好感もてる。充分に楽しめたし、一瞬泣きそうになった。ただ、観客に優し過ぎるのか「笑い」が少し物足りない。
  • 満足度★★★★★

    楽しいチームは異色の組合せ
    タイプのまったく違う2団体で2倍楽しめた。

    江古田のガールズは一番の若手団体なのに客演陣はベテラン揃い。だから芝居がしっかりしている。前半はよく練られたシチュエーションコメディで笑いが絶えない。そして極め付けは三軒茶屋ミワ。その存在感は圧倒的。彼女が出てくるだけでなんでもOKとなる。

    電動夏子安置システムは対象的に理知的。脚本としての完成度が凄い。それを劇団員を中心とした常連役者が独特の味わいで演じて見せる。笑うというより、引き込まれてその手際に感心してしまう。その中で渡辺美弥子の存在が大きい。彼女のすべてが面白い。

  • 満足度★★★★★

    だって、アレですよね、
    こういういろんな団体が集まって、十分とは言えない時間でいろいろやるやつって、なんていうか、ぶっちゃけ名詞代わりというか、本公演の6割ぐらいの感じになるやつですよね。


    って、思っていたら、いい意味で裏切られた。

    あ、「大好きチーム/保木本真也がプロデュース、ポップンマッシュルームチキン野郎」です。

    ネタバレBOX

    見たのは「大好きチーム/保木本真也がプロデュース、ポップンマッシュルームチキン野郎」。
    偶然だと思うが、両方とも、カップルの愛情を描いていた。
    アプローチも内容も違うのだが、45分という短い上演時間の中に、ギュッと詰まっていた。


    <保木本真也がプロデュース『emiko』>★★★★
    「コメディユニット磯川家」の脚本・演出の保木本真也さんのユニットなので、てっきり磯川家っぽいドタバタなコメディなのかと思っていたら違っていた。

    なんとも言えない、気怠い空気感が漂う。
    いかにもいそうなカップル。30代、これからどうしょうという不安の中にいる。
    大好きチームの初日だったので、少々固さは感じられるものの、コロさんと久保真一郎さんの2人のやり取りがとてもいい。
    お互いの微妙な距離感。女性側からの視点で描かれており、つかみどころのない男の気持ちを探り探りながらのコロさんのもどかしさがうまいのだ。

    キノコ男爵からアワビ夫人の登場で、お下品でドタバタな展開になるかと思いきや、それほどでもなく、「子どもが出来た」という女のウソ(友人の報告を受けて)に、悲しくかかっていて、バカバカしい仮装に哀愁さえ感じた。

    ラストは彼らカップルの設定にしては、出来すぎな展開かもしれないが、現実的な着地点、わずかな一歩がうまいと思った。

    笑いは少ないけれど、好印象の1作。

    それにしても、「絵本作家」=「演劇」ではないですよね?(笑)


    <ポップンマッシュルームチキン野郎『死が二人を分かつまで、愛し続けると誓います』>★★★★★

    いつものPMCであれば、お下品でアブナイ笑いでグイグイと行き、最後は、ほろりとさせたりするのだが、今回は、お下品でアブナイ笑いのパートは、ぎゅっと凝縮されており、タイトルどおりの「ちょっといいハナシ」が全面にグイと出ていた印象。

    ……「純愛」的な、そんなやつですね。

    とは言え、体のあちこちから血を流している幽霊たちが舞台の上にいたりするのだけれど。

    もともと、PMCの舞台には、芯となる部分には、こうした例えば愛情だったりがあるのだが、どうしてもキッツイ笑いのほうに意識がいきがちで、そういう芯の部分が、やや取って付けたように見えてしまっていることもあった。
    しかし、今回は、その両者のバランスがいい。

    また、物語の軸となる夫婦の関係をことさら煽るわけでもなく、かといって中途半端でもない、いい塩梅で描いているのだ。

    そして、お下品だったりアブナイ笑いのパートは、職人芸のようにきっちりと責めてくる。
    これはいつものPMCの舞台でも同じなのだが、今回はそれほど出番が多くない俳優もいる中で、悪目立ちをせずに、きちんと自分を前に出し、笑いを確実に取り、脇に去っていくのが見事で、ホントに職人芸のようだったのだ。
    役者も演出の呼吸がわかっている、そんな印象だ。

    オープニングで「彼らは何してるんだろう?」の引っ張り方から、ストーリーを展開させるテンポの見事さ。
    そして、とんでもなく多い登場人物のコントロールのうまさもある。冒頭も3人姉妹にするとか、幽霊もすでに一杯なのに、原始人の奥さんやマンモスも登場させるとか、それなのに破綻しないし、短い時間なのに無理を感じさせない。
    しかも、細かいところまで神経が行き届いているなと感じさせる。
    ラストの、長女の相手の立ち位置とか笑った。

    今回もお下品でアブナイ笑いは面白かった。大笑いするのが憚れるぐらい。
    黒人兵との出会いとか。
  • 満足度★★★★★

    贅沢な4時間
    楽しいチームと大好きチームの4作品を観劇しました。
    途中休憩10分を挟んで各作品1時間弱で1チーム2時間の構成です。

    コメディフェスティバルということで、笑わせ倒してくるのかと思いきや
    4作品ともかなり深いテーマで攻めてきていたのが意外でした。
    大好きチームに至っては、どちらも本気で泣かせにかかってきていたような気が(笑)
    個人的な印象では、電夏さんとPMC野郎さんが一歩抜け出しているかなぁ。
    前説や休憩の時間にもネタを仕込んでいたり、作品内以外にも各団体さんの特色が出ていました。

    細かいところでは、椅子席の座り心地が良かったです。

  • 満足度★★★★★

    嬉しいチーム初日、初日からハイレベルな戦い。
    フェス初日で、会場全体が客席まで固い中、犬串が本領を発揮した。
    8割世界はこれこそがコメディという作品を作り上げた。

    初日から飛ばしている。これからますます期待大だ。

  • 満足度★★★★★

    嬉しいチーム
    いい組み合わせだった。満足。

    詳細後日。

  • 満足度★★★

    オープニングイベント
    来賓(?)挨拶を含むセレモニー的なものの他に参加団体の主宰6人を2組に分けてのトークなどで構成された70分弱は随所に(良くも悪くも)江古田のガールズ的なノリが感じられた。
    それにしても主宰トークでも話題となったが、コメディとはいえ作風が全く異なる団体の組合せは「異種格闘技戦」の様相、本戦を観るのが楽しみ♪

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