うそつき 公演情報 うそつき」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-8件 / 8件中
  • 満足度★★★★

    動脈ver.観劇
    外国的な設定にすると世界観に入り込めなかったりするのだが、今回に関してはそれはなかったかな。観客の巻き込みがうまく作用して、会話に引き込まれた。
    また、途中でたまに挿入されるダンスもいいアクセントになってた。面白かったです。

  • ファイティングスピリッツ
    戯曲と空間に挑む姿勢がびんびん伝わってきました。スピーディーなのも気持ちいい!

  • 満足度★★★★

    一体となって
    動脈バージョン観劇。たった4人の登場人物で、架空の国の存亡が浮かび上がる。緊迫した状況でも、達観したように日常を過ごそうとする登場人物たちからにじみ出る焦燥感。小さい会場で俳優を間近に見れてドキドキしました。

    ネタバレBOX

    四方を客席で囲んだ中央で舞台が行われる。途中で、俳優たちが観客の間に座る。また、登場人物たちと目が合う。それは、意識して観客も公演に巻き込んで一体感を与えるような演出なのかなと思いました。大竹さんの軽やかな動き、動きながら喋るのも良かった。そして何より、言葉の力強さ。やはり、アマヤドリの広田さんの書く言葉は魅力的で奥深いなぁ。多分、最後まで本当に彼が本物かはわからないんだろうなぁ。無理やり納得するしかない。筆跡でも、ほくろでも、体を交えても確信が持てないとするならば一体何を持って本人だとするのか。人間の唯一性はどこにあるんだろうと考えさせられました。

    アマヤドリの広田さんのツイートで「ヴィトゲンシュタインが第一次大戦で何を体験し何を思ったのか?ということについては僕も以前からとても興味を持っていたことなのです。」と言っていたので、意識して見ると戦争の悲惨さが浮かんでくるように思いました。哨戒塔の上に登って「僕の戦争が始まる」って言うし。
  • 満足度★★★

    偏見かもしれませんが。
    RAFTさんで演劇観るのは、たしか2度目なのですが、どちらかというと素舞台に向いていて、客と役者の距離が近く、独特の一体感、緊迫感が作れる、とても演出を魅せるのに向いているところだと思ってます。

    今回の作品は、脚本がアマヤドリさんということで、
    キャスティングや舞台効果など、とてもわくわく期待して観劇させていただきましたが……
    個人的には、脚本(言語的な部分)に頼った演出になってしまったように思います。
    時間及び空間の設定を言葉に任せて、ムードや変化のレベルの舞台効果では、やはり役者がいかに良い演技をしても、その舞台空間は客席に似たものにしか成り得ないような気がしています。
    「ここ」とは違うただの日常空間を演出するというならば、客席との差異はあまり要らないのかもしれないが、やはり独特な空間を作るならば…「そこ」に、思い描く空間を作ることだけでなく、客という存在が観ている空間があることをもう少し意識した演出で観たかった。

    ネタバレBOX

    全方向に客席がある舞台は、客の向かいにどうしても客がいるのだがら、やはり、その空間の管理という部分に違和感を感じ始めると、良い舞台も魅力が半減してしまう。

    私は、役者の語るストーリーを聞きに劇場に足を運ぶのじゃなく、その物語が生まれる空間を生で感じるために行きたいです。
  • 満足度★★★★

    意外性に富み、良くできた作品
    脚本は、田舎町に現れた男と小さなガソリンスタンドの男女の交流を生き生きと描き、背景の戦争を元に傷痍軍人の生き様や思いを冷静に語る流れに現実味があり、奥行きを感じました。言葉の選び方にセンスがあり、軽妙なやり取りとシリアスな展開のバランスが良かったです。終盤のどんでん返しも秀逸でした。

    ネタバレBOX

    演出は、最低限の装置で異国の田舎の雰囲気を良く出していたと思います。時々椅子に登って話す場面があり、メリハリが出た印象です。最初はスランプが運ばれていたのが不思議でしたが、最後に伏線だったことが分かりスッキリしました。脚本の鍵を見事に表していたと思います。変に凝らずに、素直に見せてもらえた気がしましたが、作品のコンセプトに良く合っていたと思います。

    ナイル役は、演技力、滑舌が良く、舞台の大黒柱になっていました。鳥籠に象が入らないとか、熱い水はお湯とかの場面のツッコミが、間も良くて面白かったです。

    板垣役は、都会のお坊ちゃんぽい雰囲気が良かったです。滑舌が課題だと思いました。熱い水の場面は、ナイルのツッコミで現実に戻って欲しかったのですが、直前の感情の高ぶりが残ったのが残念です。難しいとは思いますが、もう少し切り替えがはっきりした方が面白いと思います。

    ギーコ役は、ロボット疑惑も納得できる演技が良かったです。劇場が狭いので、大声の場面ではボリュームを少し落としてもらった方が嬉しかったです。耳が痛いし、聞き取りづらくて残念でした。あと衣装が冬物っぽかったので、夏服か人工的な素材の方が良いと思いました。

    スランプ役は、とぼけた感じが可愛かったです。オチにピッタリでした。ただ、滑舌は課題だと思います。文字で書くと難しいのですが「港町」が「「ミナ」と「マチ」」に聞こえるように、イントネーションが違った単語があり、時々混乱しました。

    初日のためか、全体的に噛みが多く、台詞の流れがスムーズに行かなかった印象です。良い脚本ですし、上演時間も短めなので、少し、スピードを落としてもらえると助かります。回を重ねるにつれ、良くなると思います。
    スタッフワークも良く、気持ちよく観劇できました。

  • 満足度★★★★

    面白かった
    会話だけでよく世界観を膨らましていたと思う。本自体はいいのだと思う。声の大きさや滑舌、早口なのを直してもらったらもっと世界観に入り込めた。聞き取れないとこら多々あり。最初の会話は音楽がうるさくて聞こえなかった。スランプ役の人が安定してよかった。

  • 満足度★★★

    静脈バージョン
     会場のサイズを考えながら科白を言って欲しい。がなり立てる必要は無いにも関わらず、何故、そんなに大声を出すのか? その辺りの配慮は役者のみならず、演出も気付くべきだろう。ギーコ役は特に不必要に大きい声で喋った。また、開始早々、ナイルとスランプは、サングラスを掛けているが、あれも必然性はあるまい。砂漠を象徴するのであれば、ずっと使用しているべきである。

    ネタバレBOX

      ギーコ、スランプ、ナイル、三人が暮らすカルタゴ・ノヴァは、カルタゴの町外れにあるガソリンスタンド兼軽食屋だ。スランプの作るクッキーは評判が良い。
     然し、カルタゴは隣国と数次に亘る戦争をしてきた。ここ数年、沈静化していたが、またもやきな臭い臭いが立ち込めてきた。そんな折も折、ギーコを訪ねて板垣という男がやって来た。貸していた金を返して欲しいと言うのだが、偶々、ギーコは不在で板垣と名乗る男の言っていることが本当かどうかも分からない。そうこうしているうちにギーコが帰ってくるが、板垣の顔を知らない、と言う。板垣は、自分の顔が変わった理由を説明するが。
     10年前、アメリカがイラク戦争を開始するにあたり、大量破壊兵器を持っていないことを証明せよ、と迫ったことがあった。それと似た問いを板垣は突きつけられているのだなどと考えながら観た。
  • 満足度★★★

    静脈、初日
    傷痕とか、面影とか、そういうものについて、じんわりと広がりを意識させられる。
    作品内に吹き込んでくる風の匂いや哲学的な身体感覚、「そうそう、自分は広田淳一作品のこういうところが好きなんだよ」っていう感じのストーリーテリングで面白かった。

    ・・・面白かったけども、あんな素敵な脚本なんだし、もうちょっとテンポゆっくりにして丁寧にやってほしかったなあ、とも。
    せっかくのいい台詞が早口のせいで流れてしまってるところ、聞きとれないところなどが結構気になっちゃったかなあと。

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