満足度★★★
コンセプトがある
現代アートなので、コンセプトがある。
そのコンセプトに則って、内容が出来る。
アフタートークによると、
これまでのアトリエに対する強い想いによって
この作品が出来たようだ。
内容についてあーだこーだ言っても、実は的外れなのかも。
面白かった。
満足度★★★★
悪くない
少し観念的過ぎるような気がしたが、でも、これだけ徹底していると芝居に飲み込まれてしまうう。
小道具の集め方は尋常でなないし、舞台の設定も見事。
こういう性を扱った作品は、ともすれば吐きそうになるくらいの嫌悪を覚えることもあるが、今回はそれがなかった。
満足度★★★★
ちょっと触れたくないけれど
終わってみれば、美術を観るだけでも
木戸銭の元を取ったような気分ではあるのですが、
無論それらは表現の踏み台に過ぎず、
描き出されていく男性にとっての成長の俯瞰と
あからさまでちょっと気恥ずかしい共振感に、
苦笑しつつ、でもガッツリ捉えられてしまいました。
満足度★★★★★
無題684(13-109)
14:00の回(晴、暑い)。結構迷って直前に予定を変更、2回目です。13:20受付(整理番号付)、当日券のお客様もたくさん。13:40開場、今日は前回の1段後ろに座ってみたところ2階部分が見やすくなりました。上手に電光掲示板:母の喪失、心、受験、時間、焦り、老い、数式、音符、創世記、男根、エディプスコンプレックス…。14:04開演〜15:33終演。カーテンはスムーズに開きました。終演後、写真撮影可で「ピアノ/食事」「病院/父の部屋」の2セット。
2回目ですのでビックリすることはないのですが、発想、展開、表現、これらを実現することに感心。
満足度★
高評価に疑問
男性器を主題にした、思わせぶりなだけで何にもない作品。高評価に疑問。金返せ! ←賛辞の嵐を見捨ておけず、やむにやまれぬ思いで書きました。本サイトでの高評価だけにひきずられて作品を観るのは今後やめようと思います。自戒を込めて言います。観る作品を選ぶ際には他のソースも参照しましょう!
満足度★★★★
強烈な悪夢的世界観
凝ったディテールの美術を用いて受験生の性的オブセッションを奇妙且つ滑稽に描いた作品で、強烈な表現に圧倒されました。
父親を恐れつつ尊敬する感情がペニスに対してのオブセッションとなり、悪夢の様なイメージが展開していく物語で、ユーモアのあるシュールな変態性が際立っていました。
アトリエはこぶねで上演された3作品を1つに再構成したとのことで、3つのパートに分かれているのはなんとなく分かりましたが、様々なモチーフに関係性を持たせていて、継ぎ接ぎ感を感じさせませんでした。
女性との関係を想像させる、いわゆる「エロい」表現が皆無で、男性器にまつわるものばかりだったのが主人公の閉じた世界を象徴していてが印象的でした。
小物からセットまで、まるで美術作品の様な作り込みがされていて、素晴らしかったです。回り舞台には見えない作りになっていて、中盤で明るい中で舞台が回されるまでは、どのような仕組みになっているのかが分からず、まるで魔法のようでした。
舞台のBGMとして頻繁に用いられるクラシックの有名曲が、ただ情緒を演出するためだけに使われているのではなく、作品の構造や美術と関連していて、強い説得力がありました。
セットにスピーカーが組み込まれているので、音を出しながら舞台が回転すると独特の音響効果があり不思議な感覚が強調されていました。
満足度★★★★
兎に角圧巻の舞台装置
兎に角圧巻の舞台装置。どちらかというと素舞台が好きなのだが、あそこまで作り込まれていると脱帽。装置全体もディティールも素晴らしい。一見の価値あり。
満足度★★★★★
安い
前売り2,500円という値段が安い。視覚に訴えかける舞台セットの素晴らしさと想像させることを飽きさせない物語で終始夢の中にいるようでした。満足。
満足度★★★★★
笑いました。
ペニノ観るのは2回目ですが、最後まで全く読めない展開と不思議な面白さと舞台セットの凄さに圧倒させられました。
主演の伊久磨さんの演技、魅力ありすぎでハマりました!
1時間30分あっという間で、千秋楽までにはもっと良い舞台になってそうで、
出来ればもう1回観に行きたいです。
満足度★★★★★
めくるめく妄想
とにかく圧巻の舞台美術!!!開演前、無音で、しかも、目の前の舞台美術が隠されていて、しかも、よく耳を澄ますとなんか開演直前まで人や物の動く不気味な音がっ。何が起こるのか観客みんなドキドキしながら息を飲んで待ってたように思います。始まったら1時間20分ほどの公演時間はあっという間でした。これだけ細部まで作り込まれて驚きに満ちた舞台はなかなか出会えない。この妄想に執着しきった掴みどころのない世界観を体現する役者さん達もすさまじいなぁと思いました。客席からも思わず驚きの声がしばしばあがって、ラストはもうこのまま延々と見てたいなぁと思うほどでした。もっとオドロオドロしい感じかと思って構えていましたが、笑いも要所に散りばめられていて、見たことのない世界を覗き込んでしまった背徳感がありました。人間の中には、こんな豊かな妄想力があるんだなぁ。
満足度★★★★★
無題663(13-088)
19:30の回(曇)。18:53受付(整理番号付)、「記録用の撮影」ありとの掲示、19:22開場(予定では19:10、5人ずつ番号順に)。入ってみると狭い...昨年12月に「片腕」をみたときは結構広かったのに..と思いながら座席につきます(当パンは終演後配られます)。目の前には特大の額縁のようなセットが客席に迫っていますが、光沢のあるカーテンが引かれていて何も見えません。19:25前説...ここから少々長く無言の時間が続き緊張感が緩み始める、遅れてきた方が席に着き電車の音が聞こえ19:36開演~21:09終演。初日だったからか、開場、開演ともかなり遅れました...み終わって「そりぁ、これだけやるんだからたいへんだろうな」と思うほどの内容でした(もし、ちゃんと時間通りに始まっていたら大絶賛)。こちら初めて、こんな展開も初めて。初めてだったら何も知らないほうが衝撃度UP(好き嫌いあるかも)。
当パンで役者さんのお名前をみて調べる…と…、島田さんは「夢の星」「撫で撫で(こちらは飯田さんも)」でみていましたが、あまりの役柄だったのでワカランでした。
満足度★★★★★
悪夢と淫夢の集合体。
前作『誰も知らない貴方の部屋』を観て、「アトリエはこぶね」という空間に魅せられた。
そのはこぶねを出て、最初の公演なので、大変期待して観た。期待を裏切らない素晴らしい仕上がり。
はこぶねの3公演を箱に詰めた、という発想と構成も面白く、「私演劇」という表現も大変興味深かった。
主宰のタニノ氏が、受験と性のモチーフにこだわりがあるのかと思ったが、そのこだわりが「私演劇」という表現にぴったり合った作品を作り出していたと思う。