兄よ、宇宙へ帰れ。【ご来場ありがとうございました!】 公演情報 兄よ、宇宙へ帰れ。【ご来場ありがとうございました!】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-19件 / 19件中
  • 満足度★★★★

    初見
    どんな劇団なのかと思いきや、中々独特かつ毒のきいたセリフがあり、楽しめましたね。

  • 満足度★★★★

    統制取れた動きと手作り感と。
    あんまり形式ばらずに,やりたいことをやってみて,なおかつ観客も大切にしている感じでした。長く続いているところの貫禄を感じました!

  • 満足度★★★★

    面白かった
    空想、妄想を織り交ぜながらも、物語はわりとわかりやすかったなあ。主役キャラのある病気?が、ラストうやむやになってないか?と思った部分はあったが、面白かった。もう十分程度短いとさらによかったかな。

  • 満足度★★★

    オリジナルの人形が魅力的
    オリジナルの人形が役者さんと一緒に活躍するお芝居を続けて10周年。
    駅前劇場が盛況でした。劇団のファンも大勢いらっしゃるんですね。

    長男が引きこもっている家庭と、劇団解散を決めた作・演出家の
    2つのエピソードから成るストーリーでした。
    コントのようなネタがいっぱいで、よく笑わせていただきました。
    人形の登場シーンは想像していたより少なかったですね。
    もっと人形が大勢出てきて、人間と同じぐらいに演技をするんだろうと思っていました。

    終演後、ロビーで販売されていたおおかみの人形が可愛かったんです。買えばよかった~!

    ネタバレBOX

    最初は劇団の稽古場のシーンで、役者さんの人数が多くて驚きました。
    出演者の皆さんは個性がはっきりしていて、魅力的な人が揃っていたように思います。
    パンフレットで誰が劇団員なのかわかるようにしてくださると嬉しいです。

    宇宙から来た(?)引きこもりの長男がいる一家のエピソードは、
    作・演出家の創作として劇中劇の構成に収まるのかと思いきや、そうでもなかったですね。
    楽しかったんですが、色んな要素を盛り込みすぎかな~とも思いました。
    長男に即興劇をさせて、心を癒していくシーンが良かったです。
    女性が記憶を失っていくあたりのセリフのやり取りは、
    映画「五十回目のファーストキス」そっくりでしたね。

    美輪明宏さんの人形の前説が面白かったです。
    私が観た回は10周年記念アフターイベント「紅白人形歌合戦」がありました。
    たくさんの種類の人形が見られて良かったです。
  • 満足度★★★★

    愛すべきキモカワ人形
    人形が!
    素晴らしい!

    ……と開演前からワクワクさせてもらった。KINO4TA氏によるこのキモカワ人形はぜひETVとかにも進出していただきたい。なかなかシュールな教育番組がつくれると思うし、子供への教育効果(?)も抜群だと思います。

    客入れの雰囲気も非常に良くて、みんなでワイワイガヤガヤしながら始まるのを待つ感じ、なんかいいな、と思った。

    しかし実際の本編ではあまりその人形が活躍しなかったのが残念。もっと出番が見たかった。いちおう「演劇」に関わる人間の端くれとしては、感動を誘う物語ではあった。ただ、テーマ自体はシンプルなわけなので、これならもっと上演時間をコンパクトにして、エンターテインメントとして押し切ってもよかったのではないかと。

    ネタバレBOX

    美輪明宏のモノマネと人形が素敵……。そして引きこもりの男を演じていた武田論がその美輪明宏役でもあったと後で知ってさらに衝撃。いろんなところで観てみたい俳優さんだなと思った。
  • 満足度★★★★★

    グロかわいさにはまってきた。
    正直言うと、最初バジリコを見たとき、人形のグロテスクさにちょっと引いてしまった。しかし次第に慣れてくると、あのグロテスクさこそが、かわいくてたまらなくなるから不思議だ。

    人形を使う劇団はたくさんあるが、バジリコはその使い方が見事である。人形を使わなくても成立するだけの作品のクオリティを持ちながら、突然の人形の登場によりわれわれを一気にファンタジーワールドに連れていってくれる。
    その高揚感がたまらない。

    ちょっと懐かしい、ちょっと甘酸っぱい、そしてちょっと切ない。それがバジリコワールド。独自のスタイルを持っている劇団は強い。

  • 満足度★★★

    10年目の「爽やか!」
    引きこもりの男を癒すために、捨てたはずの「演劇」の手法を用いる主人公。と、同時に彼は、過去作から飛び出してきた3体の絶滅種(の人形)の案内で、ふたたび自らの「演劇」に出会うことに……。

    活動10年目の「演劇で人を救う話」は、「演劇で人を救い、自らも救われる話」でもあり、そのストレートで爽やかな設定、また開演前の客席のわいわい感に「幸せなカンパニーだな」と感じ入りました。

    キモかわいい人形の存在感(前説等も含め)は抜群ですから、2時間という上演時間を、いっそうドライブさせるための工夫、という意味でも、もう少し、ストーリー(舞台上の世界)に絡んでもいいのかなという思いは残りました。

    率直な芝居づくりと、なんだかちょっとヒネた雰囲気を漂わせる人形。この二つの個性を、今後、さらにさらにうまくミックスさせ、昇華させるような展開があればいいなと期待しています。




  • 満足度★★★★

    複数のツボを突かれる
    個人的には大好きな「ドグラ・マグラ的構造」に加えて「演劇にできること」の1つを示し、兄妹愛などまで描いており複数のツボを突かれる。
    終盤での兄を見守る妹達の表情がまたイイんだよなぁ。
    ただ、ある病に関する部分は賛否が分かれるかも?

  • 満足度★★★

    コントの言葉選びが巧み/もっと人形の活躍が観たかった
     劇団活動を10年続けてきた劇作・演出家の男性と、引きこもりの兄がいる女性を軸に、2つの物語が交わって行きました。バックステージものや劇団の内部事情を暴露するタイプのお芝居は苦手なのですが、それだけに終わらなかったでホっとしました。

     劇中の会話は短いコントのようなやりとりが多く、つっこみが巧みで、ナンセンスギャグも冴えています。折り込みチラシで作・演出の佐々木充郭さんがコントユニット親族代表の新作を手掛けられると知り、納得でした。

     オリジナルの人形が俳優同然に活躍するのを期待していたんですが、今作はそうでもなかったですね。たまたま10周年記念アフターイベントのある回だったので、たくさんの人形を拝見できて良かったです。ロビーでオリジナルの人形を販売していることについて、前説で「里子に出します」と言っていたのに和みました。人形への一方ならぬ愛情を感じました。

    ネタバレBOX

     大勢の役者さんが上半身の衣裳を黒色で揃えて、不特定多数の誰かを演じる場面では、街で聴こえる声や目に入る広告を声に出して、風景を描写します。セリフにする言葉や単語を選ぶセンスがいいなと思いました。ただ、ストーリーは全体的に盛り込みすぎの感がありました。例えば兄が宇宙人で(?)超能力があるという設定に、特に必要性は感じられなかったです。

     劇作・演出家の砂城は引きこもりの同級生に即興演劇をさせて、失われた青春を取り戻させます。演劇をやって心が癒されることにリアリティーが感じられました。私自身、演劇というフィクションを自分のことのように疑似体験することで、自分が大きく変化してきたと実感しているので、とても微笑ましく思いました。 

     劇団解散を決めた砂城の過去作品にかかわっていたドードーなどの動物の人形が登場しました。砂城が演劇から離れたせいで動物たちは消滅しそうになるのですが、彼が演劇の力を信じて再び創作を始めると、復活します。既に存在しない絶滅動物を、想像力や夢の象徴として表現するのがいいですね。ただ、わざわざ人形を出さなくても、たとえば役者さんが「私はドードーだ」と名乗って演技しても成立し得たのではないでしょうか…。人形でなければ生み出せない演劇的な効果をもっと味わいたかったです。人形自体がとても良かったので、もったいないな~と思いました。

     終演後のイベントは「紅白人形歌合戦」でした。キモカワな風貌の人形はそれぞれに個性的で、有名人の特徴もよくとらえています。前説でも異様な迫力だった美輪明宏さんの人形が再登場し、昨年末の紅白で話題になった「ヨイトマケの唄」を歌いました。散々デフォルメしてるけど(笑)、とても似てましたね。特にセリフは強烈!(笑)

     誰が美輪さんの声を担当してるのか知りたくなり、イベント終了後に顔を出した役者さんたちを凝視したところ、三輪人形を持っていたのは引きこもりの兄役の武田諭さんでした。そして彼の頬にマイクを発見!人形操作だけじゃなくセリフも歌も武田さんだったんですね…あの挙動不審でちょっとキュートな兄と、とんでもないキワモノ(として表現された)美輪さんの両方を演じていたとは…!武田さん、素敵です。
  • 満足度★★★

    キモカワイイ人形たちに癒された
    最初と最後はテンポがよかったのですが、途中がちょっと中だるみだったかなという気がします。それでも高校生のシーンや派遣会社のシーンは笑えたし、思っていたよりも人形たちがかわいくて登場する度に見入ってしまいました。謎の男もちょっと癖になりそう。独特の雰囲気の作品でした。

  • 満足度★★★★

    感性
    初見の劇団でしたが、面白い表現をしてるなぁと興味を持たされました。
    ちょっと登場人物が多いとは思いましたし、話の着地点がイマイチのようにも感じましたが、伸びしろがまだまだあるというところに、この先の発展も感じました。

  • 満足度★★★★★

    ネホリーとハホリー☆
    (^^)/ 面白かったです! 人形を取り入れるこの劇団独特の手法。さすが、10周年記念公演でした。個性的な役者さんたち、知的な笑い、バカバカしい笑い、シュールな笑い、そして、なるほどという納得感☆ 満員の舞台も頷けます。観劇日記をブログに書きました。

  • 満足度★★★★★

    やっぱり素敵でした!
    バジリコ見てきました。
    10周年ってことでいつからみてるのかな~って調べたら
    2005年の「鉄猫日和」から。
    それからはほぼ全部見てると思います。
    ずっと見ているのにいつも新鮮で、新しくて、
    でも懐かしくて、せつくて・・・
    大好きな劇団です。

    佐々木さんの台本素敵だし、
    木下さんのお人形完成度高いし、
    毎回、三枝さんか武田さんに泣かされるし。

    おすすめできる劇団です!

    ネタバレBOX

    ストーリーは演劇をしていた私にはとても理解できるっていうか、
    思い出される内容でした。

    演劇やめて就職して、
    でも、演劇に関わっていて・・・

    うらやましく思うことも、
    懐かしく思うこともあったりして、
    自分にある道を想像したりして・・・

    あとは職業柄15年間の引きこもりが気になって。
    自分にとっては15年前は明日ってことが
    そうなのかな~って思いました。

    私は砂城のように過去を忘れるタイプなんだと思う。
    大事に・・・大事にしたいな~って思いました。
  • 満足度★★★★

    調和
    初見。
    理屈じゃなくて、感覚で疾走しているような印象。
    だから、実をいうとそれほど笑えず、可笑しいとも思えなかったのだけど。
    人形も含めて、全体のあり方の調和が、劇団のカラーなのだなあと思わせてくれて、その感じが悪くなかったので、★4つにしました。

  • 満足度★★★★★

    脳天気ではない演劇LOVEで、自己再生
    (前説からきちんと見たほうがいい劇団だ)

    バジリコFバジオは、かつてのジェットコースターのような展開、いい意味での、力任せの勢いで突き進むだけの劇団ではなくなったように思う。
    もちろんそれも大好きだったが。

    ネタバレBOX

    特に『愛と平和。』あたりから「物語」をきちんと描き、届けることにシフトしてきたように思える。
    前作『ねぼすけさん』ではそれを強く感じた。

    今回もその路線にありつつも、勢いではなく、リズムを感じる演出で、物語を見せていく。

    根底にあるのは、どーしようもないくらいの、演劇へのポジティヴ感。
    舞台の上で、言い切ってくれる、脳天気ではない演劇LOVE。
    結成10周年にそれを力強く、高らかに示した。
    演劇を信じているのだ。自分たちのやっていることを信じている。
    それは心強い。

    物語は、劇団を主宰し、10年やっている砂城が、観客の評判と劇団内部の人間関係から劇団が崩壊してしまうことで、挫折して、演劇を辞めるところから始まる。

    「前のほうが良かった」「前のほうが面白かった」という声は、どの劇団の人も一度以上は耳にしたことがあるのではないだろうか。

    先に書いたとおりバジリコFバジオでも、そんな声を、なんとなく変化のあった『愛と平和。』あたりから耳にしたり、アンケートで目にしたりしたのではないかと思う。劇団内の人間関係は知らないけど(笑)、実体験的なところもあるのではないだろうか。
    あるいはどこかの知り合いの劇団で、そういう危機に陥ったところがあったのかもしれない。

    その後、彼がいかに再生していくかという物語となるわけなのだが、ここにひとつの仕掛けがある。
    それは、彼の過去の作品が現実に漏れ出してしまっている、ということだ。

    彼が派遣会社に行くと現実味のない職種ばかりを勧められたり、また、高校時代の演劇部仲間に出会ったりするのも、「彼の物語」の中だから必然であるのだ。
    現実と彼から漏れ出してしまった虚構が混ざり合い、彼の物語となっていく。

    世界だけでなく、彼もその渦中の人となる。

    よく「正解は自分の中にあるのだよ」的なことを、カウンセラーが言ったりするが、まさにそれが、この舞台上の世界なのだ。
    彼が欲しているのは、捨てたはずの「演劇」であり、彼はそれを無意識の中で、引き寄せているのだ。だから、彼の過去の作品たちが、彼の物語を再構築していく。タスマニアタイガーとか謎の男とかが、その水先案内になる。

    砂城が書いた高校時代の演劇を、15年も経った今も覚えている海辺啄郎という存在なんて、まさに砂城自身が望んでいるキャラクターではないだろうか。砂城が自信を取り戻すためのキャラクターだ。

    つまり、すべてが彼の生み出した虚構(戯曲)の中のことだ、と言っていい。
    劇中劇のように演じられる彼の劇団の舞台、ラストにまたそれを、別の役者が演じるところ、それがすべてを物語っているように思える(彼の劇団の舞台の演出が、いかにも小劇場的なところはなかなかいい感じ)。

    結局、例の大きなロボットが使徒と戦うアニメ的に言えば、砂城は、自分で自分の補完計画をやった、というところではないだろうか。

    砂城は演劇を始め、物語は観客にゆだねられたのだ。

    啄郎と岬は、演じることで、物語から解き放たれて、フリー・スペースに旅立った、というのはいろいろと当てはめすぎだろうか。

    登場人物の役名が、すべて「海」つながりであったのは「宇宙」との関係なのかな、と少し思った。

    三枝貴志さん、武田諭さんは、やっぱうまい。
    特に三枝貴志さんは、時折見せる「地」っぽい演技で、観客との接点を確認しつつ、物語を進め、武田諭さんの啄郎の感情の変化と行動とのリンクがいいのだ。
    木下実香さん作の人形もいい。アクの強さが、人間に決して負けない。

    バジリコFバジオは、やはり大好きな劇団だ。

    劇場では過去の人形を販売していたが、帰りに、と思っていたのだが、うっかり買い忘れてしまって、残念無念である。
  • 満足度★★★

    space
    面白い。ドードーかわいい。

    ネタバレBOX

    10年演劇やってた砂城(三枝貴志)が、迷いを感じ、高校生らとのトラブルを経由して、「演劇」が離れていく。すると、過去の演劇の登場人物や設定が現実のものとなり始める。エクソシストの仕事を斡旋された砂城が向かった先は、引きこもりの兄に悩む三姉妹がいる家。兄・啄郎(武田諭)は、砂城の高校時代の演劇仲間で、学園祭の時期に演劇をやめていた過去があった。啄郎の好きだった岬りり(陣内ユウコ)が家にくるが、りりは記憶が無くなっていく病に罹っていた。砂城は、二人に高校から付き合っていたという設定で演劇をさせる。晴れやかな顔になった二人は外で出ていき、砂城は演劇をまた始める…。

    序盤から中盤、笑えるところが多くて好感触。高校生の青春シーンはコミカルで上手かった。砂城の社会人側にまわったツッコミもいい。

    事故死した親を救えなかったことで引きこもった啄郎は、(砂城の)演劇を望み、演劇が離れていった砂城が「演劇」でもって啄郎とりりの悲しみを癒すシーン。徐々に高まっていくテンションは良かった。二人を見つめる砂城の表情も良かった。ただ、もうちょいここらに厚みがあってもよかったと思う。

    過去の記録(キャラ)が、現在の砂城に語りかけヒントを与える構図はよいけど、もっと絡んでも良かったかな。好みの問題だけど、あの人形のちょいグロさが際立つ使い方があって良かった。

    シーンシーン自体は面白くて飽きなかった。
  • 満足度★★★★★

    祝10周年
    10年続けるのはすごいことですよね。
    現実には演劇は人を破滅させるものと相場が決まっていますが、この作品では演劇が人を救います。フィクションの中くらい、そんなファンタジーがあったっていいじゃない。

    この10年の集大成というよりも、新たなバジリコへの挑戦が感じられました。

    あいかわらず人形が素敵すぎる。
    過去公演で使用された人形がロビーで販売されていたが、安い。安すぎる!
    いいんですか、こんな値段で。買いたかったけど、帰りの電車のことと家での置き場所のことを考え、踏み止まりました。

    もう一度観に行きたいが、スケジュール的に無理で非常に残念。

  • 満足度★★★

    ニンゲンゲキ×ニンギョウゲキ
    前説のニンギョウゲキはおもしろかったです。
    そしてニンゲンゲキ×ニンギョウゲキは、パロディや出演者のハイテンションで楽しめました。
    ただ、3姉妹が姉妹に見えなかったことが残念。




  • 満足度★★★

    常に人生の明るい面だけを見よ!
    私も嫌なことがあった時に口ずさむ歌だ。個々の登場人物は面白いが、家族に見えず。途中から虚構と現実が混乱してきた。人形たちはきもかわいいが、芝居中の役割が不明。

このページのQRコードです。

拡大