仏の顔も三度までと言いますが、それはあくまで仏の場合ですので 公演情報 仏の顔も三度までと言いますが、それはあくまで仏の場合ですので」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
21-40件 / 48件中
  • 満足度★★★★★

    サービス精神てんこ盛り!
    ドタバタナンセンスと家族愛という一見「水と油」的なものを無理なく(?)融合させるお得意の「手口」絶好調。ホントに「楽しんで貰おう」というサービス精神旺盛だこと。
    クリーチャー達のメイクも気合いが入っており、誰だかワカらないレベルまで…(笑)
    しかし客席スタッフによる「まだ開演しておりません、開演までは15分ほどございます。このまま観ていますと開演してしまいますのでお手洗いは今のうちにお願い致します」というアナウンスが必要なほどのオープニングアクトって本末転倒じゃね?(笑)

    なお、2つあるトイレ個室のうち右側を男女兼用、左を女性用とし、入口にスタッフを付けて案内したのは親切…というか、知っている範囲内のこの会場での公演で随一。
    可能であれば今後他団体も追随して戴きたい。

  • 満足度★★★★

    全力!
    面白かったです!最初の過激な感じから、どんなラストになるのかと思っていたら、とても温かいラストになっていて、すごいなぁと思いました。そして色々な妖怪達が個性的で楽しかったです。面白くて、あっと言う間に時間が過ぎました。ただ、個人的にエロイのはいいのですが、グロイのは得意でないので、その部分が「・・・」でした。皆さん全力で演じ、舞台が始まる前から、客席を楽しませようとする全力さに感動すら覚えました。とても良かったです!

  • 満足度★★★★★

    ブレイク直前のにおい
    ギリギリで予約しようと思ったら、予想以上に売り切れが多くて驚いた。そして劇場につくと女子高生などの若いファンの数にも驚く。もう驚きなれたところで、とんでもない開場パフォーマンスに度肝を抜かれ、芝居の過激さに驚愕し、ラストの落としどころに涙した。とにかく疲れた。いつもどおり感情をガンガン揺さぶられる最高の体験だった。次はシアターサンモールだという。これは完全にブレイクする流れなのか?楽しみです。

  • 満足度★★★★★

    いやー
    期待以上でした!!
    あっという間の100分間でした。
    ありがとうございます。

  • 満足度★★★★

    意外と真っ当だった脚本・演出家の
    吹原氏の宗教観。もっとめちゃくちゃなことになるかと危惧していましたが、惨殺キリストとアラブ人=テロリストの図式が引っかかると言えば引っかかる程度で、それも後に出てくる日本古来の妖怪達によって毒をうまく薄められた感じだ。氏の破れ寺の住職の哀愁感がいいですね!お寺に妖怪が下宿するあたり、仏教の寛容性を暗示していて(?)面白かったです。(深読みのしすぎか?)それと、fuck you ! の手印の仏像、笑えました。
    ストーリーの中心となる、父・叔父・息子の情はいつもながら温かい笑いと泣かせを巻き起こしていた。でも、私の好みとしては前半のメタルバンドの強列な宗教揶揄と毒で突っ走って欲しかったな~。まぁ、ほんとにそれをやるのは危なすぎとは思いますが・・・・・。こんなお芝居見られるなんて日本はいい国だ!

    ネタバレBOX

    妖怪たち、よくできていた!衣装とメイク凄かったです。特に河童の彼女が好み。不気味で、恐くて、可愛かった。
  • 満足度★★★★

    無題720(13-145)
    19:30の回(曇)。18:45受付(整理番号付チケット)、19:00開場。舞台は寺、仏像が客席を眺め(ただの薄目ではなかろう)、ありがたそうな右指のフォルム。長い時を経た建物、黒ずんだ戸、掃除はゆき届いているようでゴミは落ちていないが、戸外から草葉が忍び込んでいる。チラシにはどぎついメイク、説明にある「妖怪不謹慎」そのままの100分。いつもはケンタウロスがいるのに、今日は2名…、30分座っているだけかと思ったら、19:10頃から始まりました。19:27前説〜21:12終演。終演後、舞台でパンフ(これが脚本付オールカラー)の物販があったので購入、なんとCR岡本物語さんがその場でサイン。

    ネタバレBOX

    前説は、その曲(邦楽)を聴いたことがないので、ソックリだからか、それともずれているので面白いのかわからず…(注)隣の3人組は笑い続けていましたし、会場もこのパフォーマンスで盛り上がっています。

    妖怪たちがとてもよかったし、そのキャラクターにあった笑いでいっぱいでした。
    BGMにKISS「Detroit Rock City」「Love Gun」。
  • 満足度★★★★

    「ちょっとイカれた吉本新喜劇」的世界を満喫
    「ちょっとイかれた吉本新喜劇」的世界を約100分にわたりお腹一杯になるまで堪能しました。
    ちょっぴりグロいシーンやいささか不謹慎なギャグ、そして少なからぬ下ネタが詰め込まれてはいますが、いずれも全体の愉快な雰囲気を削ぐほどのものではなく、また、「吉本新喜劇」的と書いた通りベースは分かりやすいドタバタ劇なので、よほど潔癖な人や笑いに不寛容な人でない限り私同様に楽しめると思います。
    (以下はネタバレBOXにて)

    ネタバレBOX

    公演紹介文にあるように、“イスラム原理主義系悪魔メタルバンド”を標榜する音楽グループのボーカリストが主人公。“アッラー正田”を名乗り、デーモン閣下ばりのメイクをした彼が父と叔父の不仲をなんとかするため叔父の営む寺に乗り込み、遅れて寺にやってきた父と叔父を和解させようと寺に住みつく異形の者達と共に奮闘するというストーリーなのですが、惜しむらくは、主人公の人物設定があまり生かされていない。
    後半は“イスラム原理主義系悪魔メタルバンドのボーカリスト”という主人公のキャラが生かされ、仏教者であるその叔父と全面的な宗教対決を繰り広げるのかと思いきや、そうはならず、父と叔父の関係の移り行きが話の主軸となるため、主人公はどんどん影が薄くなってしまうのだ。父と叔父に主役の座を奪われてあまりする事がなくなり、仰々しいメイクをした主人公が舞台上で手持ち無沙汰にしている様はそれはそれで可笑しくもあったのですが、できれば後半は上に述べたような筋立てにして、個人的にいちばん愛着を感じたキャラクターであるアッラー正田をもっと活躍させて欲しかったです。
    最後になりますが、当方はチケットプレゼントに当選して本公演を鑑賞させていただきました。私の「観たい!」コメントにお忙しいなかコメントを寄せてくださった作・演出の吹原幸太さま、そして劇団関係者の皆様に心より感謝致します。
  • 満足度★★★

    気楽に楽しめる作品
    シリアスな冒頭から一気にパンク
    そしてがらりと和の世界で展開する人と人ならざるモノ達の
    人情?(人だけじゃないし)物語って感じの温かいお話しです。
    キャラクターが濃いしテンポもいいのでそうは感じないまま
    笑って、最後にほっとさせてくれます。
    お勧めだけど、少しブラックユーモアがキツイ所もあるし
    枝葉末節が気になる方は、その辺は寛容に見て欲しいですね
    主人公が終始メイクのままなのも効果的です。
    客入れのパフォーマンスはちゃんと早めに見に行きましょう。

  • 満足度★★★★★

    久々にツボだった
    エンターテイメント性抜群の作品。テンポのいいストーリー展開で飽きさせない。笑いはブラックだったり下ネタだったりするが、下品過ぎない絶妙なバランス。なのにちょっと切ない。そしてその演出を支える演者のレベル。久々にツボだった。

    ネタバレBOX

    サイショモンドダスト★演じるアッラー正田がツッコミの役回りでストーリーが進んで行くのだが、既にこの時点で設定勝ち。閣下のオマージュなのに一人称が違うなど細部にわたって笑わせる。声が凄く嵌ってて印象的。

    野口オリジナルと橘麦の掛け合いも良かった。数少ない人間同士のやり取りだが、ある意味一番ぶっ飛んでいて理不尽。その話の通じていなさっぷりがシニカル。そこに増田赤カブト絡んできてもうカオス。笑うしかない。

    CR岡本物語の客入れ時のパフォーマンスと前説は史上最高。いつも受付開始前に劇場に到着するようにしている自分にご褒美を貰った気分だった。あれだけでひとつの作品。これ全ステージ演るのかと思うと最後感動すら覚えた。

    どんなに好きな役者が出ててもパンフレット買うか迷うたち(意外と値が張るし何かチョッと恥ずかしい)だが、今回は上演台本込みという事と客入れ時のパフォーマンスに応える意味も込めて買って帰った。台本で反芻して楽しめる。オススメ。
  • 満足度★★★★

    勇気ある者よ。
    いっしょに観に行ったアラブ人が怒ってたよ。「絶対やってやる!」
    何を?って聞いたら、笑ってたけど。

    ネタバレBOX

    自分の思い通りに瞬時に冷や汗をあんなに大量にかけるなんて、すごい才能。
    あのキャラ、すきだな。
    それからカッパの化粧。完璧だった。顔の造作にぴったり合ってた。これは褒め言葉なのか。それとも、、、。

    最後は妖怪バンドの登場か?と思ったけど、それはなかった。さすがにそこまでやるのは大変だろうしね。
  • 満足度★★★★

    天狗
    チケットプレゼントにて鑑賞。面白い。

    ネタバレBOX

    アッラー正田(サイショモンドダスト)の父・亀次郎(今井孝佑)と、亀次郎の兄・鶴吉(吹原幸太)は、昔、ある女(橘麦)への恋愛(とその後の事件)から、数十年顔をあわせていない。正田は、中東の刺客(跳川雄大)からの圧力で父と叔父の仲裁をするハメになる。いがみ合う父と叔父だったが、父から事件の真相を聞き、また正田の彼女で女の子であるミチル(橘麦)と会い、わだかまりが解ける…。

    中東事変とか、妖怪大集合な展開もあり、アホな舞台だなと。下ネタもほどほどにぶっこんで、エンタメな空気ができあがる(中東事変シーンは、もうちょい派手でもよかったけど)。んで、その後の中東の刺客の存在が上手い。笑えるし。

    妖怪シーンとかがいい感じのカモフラージュになっているのかしらないけども、終盤の兄弟愛(とミチルへの優しさ)のシーンがグッとくるつくりになっているのがいい。ベタでもあるけど、あんま気にならずにスッと胸で受け止められる。妖怪とかの笑いシーンが粘っこいから、ここらへんをサッパリ描くことで、中華料理後のウーロン茶的な美味さがあるというのか。よくわからんが。

    アッラー正田は、見た目こそアレでも、結構普通の人でよかった。天狗(太田守信)の半平太は、嫌ないいキャラしてた。好き。ミチルは美人でいいが、母の性質を受け継いでいたのか気になるところ。

    最初の遺骨2つと、ラストの遺骨2つの見せ方がうまい。最初は、父の両親(父の駆け落ちに対する懺悔)と思ったけども、終演後は鶴吉と亀次郎が、あの寺で一生を終えたことの示唆と思えるようになった。あたたかな作品だった。
  • 満足度★★★

    おもしろかった!
    今回の前説お見事でした!
    本物がどんだけがんばってるかそんなこと考えてしまいました。
    メイクで、誰が誰だかわかりにくかったんですけど。。。
    楽しかったです。

  • 満足度★★★★

    観客を楽しませようとしているのが伝わりました
    さんざん書かれていますが客入れ時から楽しませてくれます。
    色々な小ネタがこきみよく決まっていて
    すごく楽しい舞台でした。

    ただストーリーの一貫性が無いというか、
    最後主役が別の人になって別のお話になってしまったみたいでした。

    まぁ、主人公がその後どうなったかは説明があるんですけどね。。。

  • 満足度★★★★★

    着地点の意外性
    開場時の予演から本編まで全力だったと思います。
    手書きブログの状態になるのは無理ないでしょう。(笑)
    いろんなキャラクターが彩った展開と
    着地点の意外性にやられました。
    説明にもありますが、まさにジェットコースターでした。

  • 満足度★★★★★

    飛躍する劇団力!
    作品の面白さはもちろんのこと、スタッフ力も急成長している。

    伸びる劇団としての要素を完全にクリアしてきた。将来、新感線のようになれる可能性をおびた劇団だ!

  • 満足度★★★★★

    至高かつ最狂のコメディ
    土曜の昼公演を鑑賞。あらかじめ話には聞いていたけど、開場の時点からステージ上で繰り広げられるパフォーマンスから、PMC野郎らしさで畳み掛けてくる。開演前に観客が拍手してしまう舞台なんて他では絶対にあり得ない。

    本編も、筆舌しがたいほど素晴らしい出来。登場人物やエピソードすべてが際立っていながら、全体としてのまとまりは決して崩れない。テンポのよい展開のなかに無数の笑いがちりばめられて、そして最後は思わずほろりとさせられる。ブラックやエロも交えながら、ひたすら心地のよいエンターテイメント作品に仕立てられるのは、脚本・演出・役者のいずれもが最上級だからこそ。これほどの作品を提供し続けているPMC野郎には、今後も大いに期待したい。

    とりあえず、この公演は友人を巻き込んで今日も観に行ってきます!

    ネタバレBOX

    役者陣では、主演のサイショモンドダスト★さんの変幻自在な安定感はもちろんだが、増田赤カブトさんが印象に残ったのは決してメイクのせいではない気がする。2月の短編集の一人芝居と同様の勢いを感じた。役者としての吹原幸太さんも、実に魅力的で面白い。

    そして、開演前から全力疾走なCR岡本物語さん。本編でも要所要所で登場し、明らかに身体に負担が掛かる演技まで…。あれを休むことなく千秋楽まで続けられるわけで、彼のエンターテイナーとしての覚悟と心意気にはひたすら脱帽。必見です!
  • 満足度★★★★★

    空気を作り出す
    前回も面白かったが今回も面白い。エログロもあるけどそんなに気にならず。僕自身は開演以前のアレが一番好きでした。空気暖めるってとても大切なことですね。また前列だったのでとても楽しかったです。一緒に行った方も喜んでいました。以下

    ネタバレBOX

    こちらの劇団さんは劇団員名が風変わりだらけだのも特徴ですね。僕も入団したら変な名前にされてしまうんでしょうか。
    OP前のCR岡本物語さんによるモモクロのダンスが一番面白かったようにも思えます。ミスマッチな空間でも思い切りやると無性に笑える。そして本番前に力尽き果てるというのもシュールでありだなと。年齢が思っていたよりお若くてそちらも驚きました。フライヤーにも出ているバンドメンバーが主役を除いて即効死んだり、特殊メイクしてない方が少なかったり、名刺にキュウリもらったり面白いことが満載でした。先週のラップ風はひそかなお気に入り。
    演出としては、映像もクオリティ高いのをどう弛む幕で見せるのかは一つの課題かと思いました。見切りが5,6回はあったのが残念です。座っていたのは上手前席というのもありましたが、そのあたり、舞台監督さん皆さんで確認を。複式夢幻能のように、過去の出来事の回想は物語を切なくまとめてくれますね。最初の仏像はちゃんと首が逆だったか気になりました。ベトちゃんドクちゃんやコンドームネタ、しっとりとしたシーンを入れるバランス、タイミングなど、入れるのが中々難しそうです。下ネタを抑えて、もっと万人向けにして欲しい願望も出たり、主宰吹原さんの活動の広さにも注目し楽しかったです。ありがとうございました。
  • 満足度★★★★★

    2回目の
    PMC野郎でしたがもう前説から頬筋が痛くて自分も汗かきました…
    「演劇」以外での伝え方は難しいであろう内容を、あの小劇場で、そしてとんでもない威力と迫力とで魅せてくださったなぁと感じました。

    本当に痛快でテンポのいい素敵なコメディでした。
    愛が感じられてキュンとしてしまうという。

    あ~欲を言えばもっと、せめてもう1回でもいいから見たい!!!です!

  • 満足度★★★★★

    ブラックコメディ
    開演前から終演まで、みっちり楽しませていただきました。
    行けるかどうか分からなかったので行けてよかったです~。
    次回作も楽しみにしています!キレッキレ

  • 満足度★★★★★

    劇場に入る前にトイレ行っといた方がいいよ~
     サービス精神たっぷりのPMC(勝手に「ポップンマッシュチキン野郎」を略)だが、今回は、ちょっと趣向が変わって、一度、着席したら席を立ちたくないような前説をやっているから、こうご期待!

    ネタバレBOX

      オープニングに骨壷が二つ並べてあって、其々がライトアップされている。エンディングにも、同じ骨壷が矢張り同じようにライトアップされる。
     内容的にはコテコテの世話物なのだが、PMCが演じるとドライで而もポップ。如何にも時代を映す鏡の如き作品となる。では、何故、自分が、この作品を世話物と呼ぶか、と言うと、而も態々、コテコテという修飾語までつけて。内容的に、親・子、兄弟、夫婦、愛人、宗教、信心、習慣、自己と他者等々が所狭しと描かれ、否、本質的にそれ以外は描かれていないからである。言い換えれば人情、義理即ち社会的ルール等々がぎっしり鏤められているからである。
     伝統的概念で代表させるとなれば、義理と人情なのだが、PMCのユニークな点は、これらに対する加工である。この加工の仕方に幾つかの要素を入れているわけだが、一つに、アイロニカルでシニックなパロディー、一つに時代性、三番目にこの「国」の特殊性である。これらを実に巧みにバランスさせる所にこの劇団の上手さが見られる。
     内容説明は、公演中なのでしない。但し、オープニング、エンディングで仲良く並んで提示される骨壷の意味する所は、実に意味深長である。表面上は、対立し合った兄弟の遺骨なのだが、仲良く並ぶ姿をライトアップして見せることによって、この世からあの世へ渡った後も、劇中で描かれたように、誠に因縁浅からぬ後世(ごせ)を送るであろうことが、了解されるからである。また、数多く登場する妖怪たち、“中東事変”メンバーの化粧、イスラム、仏教、キリスト教など異なる宗教の作品世界へ同居などは、共同体と外界、その辺縁を表して示唆的であり、而もその境界領域に於いては様々な揺れが確認できること、その振幅次第で状況は大いに変わり得ることを示した。異質な者達の共働は、多少歪みというスパイスを効かせながらも、より広く更に開かれた共同体の存立を暗示して象徴的である。

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