仏の顔も三度までと言いますが、それはあくまで仏の場合ですので 公演情報 ポップンマッシュルームチキン野郎「仏の顔も三度までと言いますが、それはあくまで仏の場合ですので」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    天狗
    チケットプレゼントにて鑑賞。面白い。

    ネタバレBOX

    アッラー正田(サイショモンドダスト)の父・亀次郎(今井孝佑)と、亀次郎の兄・鶴吉(吹原幸太)は、昔、ある女(橘麦)への恋愛(とその後の事件)から、数十年顔をあわせていない。正田は、中東の刺客(跳川雄大)からの圧力で父と叔父の仲裁をするハメになる。いがみ合う父と叔父だったが、父から事件の真相を聞き、また正田の彼女で女の子であるミチル(橘麦)と会い、わだかまりが解ける…。

    中東事変とか、妖怪大集合な展開もあり、アホな舞台だなと。下ネタもほどほどにぶっこんで、エンタメな空気ができあがる(中東事変シーンは、もうちょい派手でもよかったけど)。んで、その後の中東の刺客の存在が上手い。笑えるし。

    妖怪シーンとかがいい感じのカモフラージュになっているのかしらないけども、終盤の兄弟愛(とミチルへの優しさ)のシーンがグッとくるつくりになっているのがいい。ベタでもあるけど、あんま気にならずにスッと胸で受け止められる。妖怪とかの笑いシーンが粘っこいから、ここらへんをサッパリ描くことで、中華料理後のウーロン茶的な美味さがあるというのか。よくわからんが。

    アッラー正田は、見た目こそアレでも、結構普通の人でよかった。天狗(太田守信)の半平太は、嫌ないいキャラしてた。好き。ミチルは美人でいいが、母の性質を受け継いでいたのか気になるところ。

    最初の遺骨2つと、ラストの遺骨2つの見せ方がうまい。最初は、父の両親(父の駆け落ちに対する懺悔)と思ったけども、終演後は鶴吉と亀次郎が、あの寺で一生を終えたことの示唆と思えるようになった。あたたかな作品だった。

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    2013/05/29 23:41

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  • 「観てきた」コメント、本当にありがとうございました。
    頂きましたコメント、真摯に受け取り、今後の参考にさせていただきます。
    今後とも、ポップンマッシュルームチキン野郎をどうぞ宜しくお願い致します。

    ポップンマッシュルームチキン野郎主宰・吹原幸太

    2013/06/05 22:58

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