優しい劇団の大恋愛 Volume10『夕焼け色のダイダラボッチ』 公演情報 優しい劇団の大恋愛 Volume10『夕焼け色のダイダラボッチ』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    初の劇団。出演陣に佐藤滋氏他の名を見て予約。鑑賞料500円の理由はよく調べもせず当日吉祥寺シアターに入れば、素舞台に照明は床置き式の二台ばかりを左右に据えただけの簡素なもの。音響はバックに音楽が鳴ったり時々無音の二種類のみで、そこに金を掛けていない事が入場と同時に分かる。武蔵野芸術祭の枠ゆえ劇場使用も無料か軽微だろう。
    主宰による前口上が終わり、芝居に入ると佐藤氏が登場し、観客に語る。・・出会いへの欲求。記憶から消えてしまっておかしくないような人との再会も一つの「出会い」、でも再会だから「はじめまして」ではなく「おひさしぶり」と言おう・・。かくして二人一組のペアが8組近く、「再会」の場面を演じる。音楽に乗って軽快に、コミカルに、時にほろり、きゅんとさせるような再会場面、を通してその過去にも触れて行く。一回りすると、ワンクッション置いて、もう一度各ペアが登場してその続きを、あるいは回想場面を演じる。「再会場面の点描」に終わるかと思いきや「回収」により群像劇の様相となる。8組程のペアには例えばある女子に学校の先生と勘違いされていた男が実は後輩だった事の告白、非人間だが校舎の端と端にあって惹かれ合っている理科室の人体模型とトイレの花子さんのお話、演劇部の顧問と生徒とリアルな関係だったり様々。これを「今日一日で作った」とは終演後に知った次第で驚いたが、成る程ある程度著名な俳優もこの条件なら一堂に会するも可かも・・アイデアに感心。
    という訳で此度も発見の機会となり感謝である。

    ネタバレBOX

    始まって暫くはBGMを流しながらの一対一の「みょー」な関係を台詞で描くのが、FUKAIPRODUCE羽衣を思わせた。クレジットを見れば別物で見進める内に別物に見えて行った。

    こうした挑戦的、というか実験的試みは、同じ形での継続は先行き安泰には見えず、持続可能性の高い「発展形」を見出さねば厳しいのでは・・とふと思う自分がいる。
    だが、物価高は一時的に終らず生活を圧迫し、舞台芸術の現場に対しても明らかに厳しい条件を突きつけている。
    つまり、こうした試みは舞台形式としては特殊だが、経済状況に対応する術が生み出されたり、あるいは舞台関連の業種の淘汰が起きたりするのではないか。基本的に自己責任路線でやって来た政治が続く限り、芸術文化が痩せ細るのも自己責任、自然淘汰として放置される事だろう。むしろ「芸術どころじゃない」風潮を高めたがってる勢力が伸長しかねない。そう考えると暗澹としてくる。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    稽古1日、その日のうちに上演というある意味実験的な試み。観客へのエクスキューズのようでもあり、ライブ感の共有のようでもある。よく言えば即興のジャズなんだけど、悪く言えば作り込んだものに対する反演劇。それでもにじみ出てくる面白さは、ホンがいいからと思う

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2026/05/09 (土) 16:00

    いつものことながら、勢いが良いよね。あれだけたくさん出演者がいてもそれぞれの想いが伝わってきたりと。ラストでは夕陽が脳裏に浮かび踊りだしたくなる衝動に駆られました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    武蔵野演劇祭2026参加作品。優しい劇団公演は、2024年 高円寺K'sスタジオ本館で「歌っておくれよ、マウンテン」を観たのが初めて。上演スタイルは基本 舞台の建込みはせず、照明は持運び出来るキャンプ用のライト、音響/音楽も持運び出来るスピーカーで行う。今回の吉祥寺シアターでも同じだが、会場の広さが違うためキャスト陣の演技(動き)もダイナミックに観える。名古屋の劇団で 主宰(尾﨑優人 氏)が 事前に台本を送付し、役者は個々人で稽古をし、公演日朝に顔合わせ、稽古そして本番を迎え、当日のうちに撤収するという慌ただしさ。

    物語は 覚えていないくらい久しぶりの同窓会、そこに集まった人々の回顧や郷愁、それを2人ずつ8組(それに花配りと合唱部長の2人を加えた全18名)の人間模様として紡ぐ。学校での出会いと別れ、それを 舞台という その日限りの出会い(役者は勿論、観客との一期一会)に準えているよう。この大恋愛シリーズは「演劇の持つ出会いと別れの成分を凝縮したその日限りの演劇作品」をしっかり体現している。

    ちなみに同窓会は過去と現在で、未来はどうなるのか。ラストは、タイトル「夕焼け色のダイダラボッチ」に思いを込めているよう。夕焼け…昼と夜の境のわずかな時間、それを愛おしむようであり少し寂しい感じの中、人の影が伸び…。未来は予測不可能、その得体の知れない不安をダイダラボッチという巨人の影で象徴しているようだ。
    (上演時間1時間30分 休憩なし)追記予定

  • 実演鑑賞

    名古屋が活動拠点の団体で、僕は初見でした。この「大恋愛」シリーズは、事前に出演者へ台本を郵送し、個別稽古を重ねてもらった上で、上演当日の朝から、顔合わせ、稽古、本番、撤収を一日で行う企画だそうです。実質的な拘束日は一日になるのかな…? 小劇場で演劇公演を主催するハードルが徐々に高まりつつある昨今、実現可能かつ持続可能なフォーマットや企画性を模索する姿勢には共感できます。実際に色々な劇団・演劇人が、それぞれの特徴を活かすやり方を模索しているなか、優しい劇団が選んだ選択肢が「この企画」だったのでは。過去には河川敷で上演したこともあるそうで、コロナの影響でしょうけれど、もしこの企画を河川敷で観たら全く違う印象になりそうだなぁ……と想像。

    ネタバレBOX

    主に東京で活動する舞台俳優を中心に、優しい劇団の劇団員も出演する座組。単純に動員への期待もあるでしょうし、珍しい組み合わせを観られる希少性への期待もあるでしょう。個人的によく知る出演者も多く、その意味でのお得感は確かにありました。一方で、この企画性の器の限界も割とすぐ可視化できてしまうため、そこは諸刃の剣でもあります。上演全体にうっすらと漂う「内輪感」も少し気になりました。ただし、意図的に特殊なスタイルを選択した企画公演なので、その意図は汲みたいし、その意味でも、この公演だけでは判断できないなぁ…と思いました。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    同窓会での再会を巡る、8組のペアと花配り・佐藤滋+合唱部長・尾﨑優人による総勢18人の舞台。ご贔屓の役者の他にもいい役者だなあと思う人がいっぱい。すっぴんの吉祥寺シアターのステージって初めて観たかも。明日の「大恋愛 Volume11」も行きたかったが、外せない用事ができてしまって断念。また来てね。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    観てきました☆ 台本は事前にもらっていたということですが、稽古なしの当日ぶっつけ本番でここまでできるのかと感心☆ 羽衣メンバー久しぶりに見れてうれしかった☆

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