公演情報
優しい劇団「優しい劇団の大恋愛 Volume10『夕焼け色のダイダラボッチ』」の観てきた!クチコミとコメント
実演鑑賞
満足度★★★★
武蔵野演劇祭2026参加作品。優しい劇団公演は、2024年 高円寺K'sスタジオ本館で「歌っておくれよ、マウンテン」を観たのが初めて。上演スタイルは基本 舞台の建込みはせず、照明は持運び出来るキャンプ用のライト、音響/音楽も持運び出来るスピーカーで行う。今回の吉祥寺シアターでも同じだが、会場の広さが違うためキャスト陣の演技(動き)もダイナミックに観える。名古屋の劇団で 主宰(尾﨑優人 氏)が 事前に台本を送付し、役者は個々人で稽古をし、公演日朝に顔合わせ、稽古そして本番を迎え、当日のうちに撤収するという慌ただしさ。
物語は 覚えていないくらい久しぶりの同窓会、そこに集まった人々の回顧や郷愁、それを2人ずつ8組(それに花配りと合唱部長の2人を加えた全18名)の人間模様として紡ぐ。学校での出会いと別れ、それを 舞台という その日限りの出会い(役者は勿論、観客との一期一会)に準えているよう。この大恋愛シリーズは「演劇の持つ出会いと別れの成分を凝縮したその日限りの演劇作品」をしっかり体現している。
ちなみに同窓会は過去と現在で、未来はどうなるのか。ラストは、タイトル「夕焼け色のダイダラボッチ」に思いを込めているよう。夕焼け…昼と夜の境のわずかな時間、それを愛おしむようであり少し寂しい感じの中、人の影が伸び…。未来は予測不可能、その得体の知れない不安をダイダラボッチという巨人の影で象徴しているようだ。
(上演時間1時間30分 休憩なし)追記予定