満足度★★★★★
『あの記憶の記録』:素晴らしい脚本
今日、歴史の問題を、これだけの批評性を持ち、これだけの力量で書けるなんて、、、驚きです。
そして、演技・演出も素晴らしかった。
満足度★★★★★
【熱狂】良質な作品が見れた。感謝です
うちが見た中で今年1位の作品になるかもしれない(まだ3月ですが・・)
【CoRich舞台芸術アワード!2012】において第一位なのもうなずける。
舞台が近いので表情がよく見え、またストーリテラーの様に時々説明が入り、文学苦手なうちでも、これが非常にわかりやすい。
つかみが秀逸!!
ヒットラーの裁判の場面から入るが、この演説が身振り手振りが入り素晴らしい。ここからすっと引き込まれて、目が離せない。優秀な部下の思惑や野望もからみながら進んでいく。
ユダヤ人虐殺くらいしか知識の無いうちでも、相当引き込まれた。
うちは評価5を付ける事は無いと思ってたけど、これは★5つです。
満足度★★★★
「熱狂」は…
「ある記憶の記録」があまりにも素晴らしかったので、さっそく「熱狂」も観に行った。
戦争に巻き込まれた市民の「記憶」に対して、こちらは愛国心に燃えて後に戦争を引き起す政治家と民衆の「熱狂」か。
最初から役者の熱い演技にぐいぐい引き込まれたものの、だんだん頭が麻痺して、ぼんやり目の前の激しい芝居を眺めている自分がいた。
静の芝居に心がかき乱され、動の芝居で思考が停止する…面白い体験だった。
満足度★★★★
念願叶って!
ようやく観る事が出来ました。時代のヒーローが、やがて歴史上の悪魔に変わって行く。変わって行くしかなかったんでしょうね、きっと。ずっしりきました。
がっつり堪能するには、体力が必要!
満足度★★★★★
深く傷ついたのでしょう
あの記憶の記録です。
前回見たときにも、感じられたことですが、誰れでも思い出したくない過去
はあるでしょう。
主人公を演じるを岡本さんは行き場のないのない悲しみや怒りをはまるで、ご自信の経験のように役柄を演じられていました。ほかの役者さんも、魅せてくれました。
最後に脚本の古川さん、演出の日澤さん、これから、このような素晴らしい作品を世に送り出してください。
スタッフの皆さん、お疲れ様でした。
満足度★★★★★
両作品
「熱狂」初日のアフタートークで「熱狂であげてあの記憶の記録で落としている」という脚本の古川さんの言葉を聞いて、これは記憶も見なければ、と両方観劇してきました。
狂信的なものに対し予防線を張ってしまう癖があるので、熱狂はどこか冷めた感じで観劇したことも加わり消化不良もあったのですが、記憶で見事に解消されました。
この舞台は2作品で完成されるのだなとも思いました。
どちらも中心にある考え方やマイノリティからマジョリティになる過程だとしても、答えは正反対。
とても見応えがあり、両作品見れて良かったでした。
満足度★★★★
あの記憶の記録
観てきました!重い内容。芸術的には星5つ。個人的に終わったあと、すごく戦争、生きることについて考えさせられる。
残念なのが照明。座った場所が悪かったのか。出入り口付近に座ったのだが、2回ぐらい、黄色い照明がすごく光るシーンがあり、目をおかしくした。
先生役の人は、なんかはまり役でした。
満足度★★★★★
あの記憶の記録-初日
どう表現すればいいのかわからないが、いろんな意味で奥の深い作品だ。
純粋に娯楽作品として観ることもできるし、高いメッセージを持った問題提起の作品だとも観れる。
それぞれでの表現方法が秀逸。それは元々の脚本の良さもあるが、芝居・演出が初演のときよりクリスタライズされている。
重い話で、私がどこまで、造り手の伝えたい意図を汲んだのかわからないが、内容にものすごく共感できる。
この作品は演劇好きな人だけでなく、もっと一般の人に観てもらいたい。
(あとでネタバレでもっと感想書きます)
満足度★★★★★
役者が旨すぎ!
ヒトラーのカリスマ性が見事に、演じられていました。本当に、演説は鳥肌が立つほどに、気分が高揚しました。自分がドイツ人で良かったと思えました。見終わった後に、(あっ!自分は日本人だ!)と気づきました。
満足度★★★★
「あの記憶の記録」を観てきました!
迫力がすごかったです!!
とても舞台と観客席が近いので、役者の方の表情がよく見えて感情がダイレクトに伝わってきました。
戦争という重いテーマを2時間観客の集中力を途切れさせずに見せるのは、すごく難しいと思います。台本、演出、演技どれも素晴らしかったからこそ、最後まで集中して観れました!
笑いがあったりとか、軽く観れる舞台ではありませんが、いろんな人に観てもらい何かを感じて欲しいと思いました。
今日はありがとうございました。お疲れ様でした!
満足度★★★★★
全ての方にお勧めしたい舞台です!
歴史の真実を真摯に取り上げた舞台を感慨無量で観終えました。
過剰な演出のない芝居はストレートに胸に響いた!
満足度★★★★
【熱狂】男子の好きな制服の果て
初演を見逃していたのでぜひ観たかった。
現代日本とどこか通じる第一次大戦後のドイツ経済の疲弊。
不満と期待の化学反応による爆発的な大衆のエネルギーを味方につけて
ヒトラーは独裁への階段を駆け上った。
あの「熱狂」がなぜどうやって生まれたのかを
単なる時代のせいではなく“人間の仕業”として描き出している。
満足度★★★★
【あの記憶の記録】素晴らしい!!
芝居好きなら、これは観るべき作品!
非常に重いテーマなので、覚悟して観ること。
個人的には、とても良い時間を過ごせた!
上演時間120分。
満足度★★★★★
『熱狂』: 脚本・演出・演技 三位一体の妙
演劇は集団創造だと言うが、その実、誰か1人の才能で引っ張る場合も多い。
だが、この芝居は、その三つが相互補完し合っている印象を受けた。
こんなに脚本・演出・演技が有機的に繋がって強度を出す舞台を見ることは稀だ。
そして、今日の社会状況でこの芝居が上演されることを考えると、
どうしてもヒトラーに数名の政治家の顔がダブる。
満足度★★★★
熱狂する者を見ているとシラケル
ワイマール憲法が骨抜きにされた過程、ナチス内内部の権力闘争とヒトラー個人の資質、翼賛体制になってしまった後の容易ならざる不可逆性など、考えさせられる要素も多かった。また、第一次世界大戦以後、過大な賠償金を課されたドイツのハイパーインフレと庶民の成果苦の中で、ヒトラー演説の持った力の大きさは、恐らく我々の想像を遥かに超えるものであっただろうことも考慮する必要があるだろうが、ヒトラーの方法は、誰も見通せない未来にナチスの在るべき姿を描き、それを根拠に論を展開したことにあるように思われる。そういう意味では、計画経済を立て、それを実行してゆくことが最も合理的だと考えた社会主義国の発想と本質的に近い。そんなことを発見できたことも収穫であった。