CASE 公演情報 CASE」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★

    楽園には感じない良い空間
    こちら楽園も初めて入りました。僕が行った回では、受付でキャンセル待ちの方もいらしたので人気なのかなと期待。小屋の作り方、演出での見せ方もあまり見たことがないもので、ミステリーの話も加わり新鮮に観れました。以下

    ネタバレBOX

    いきなり暗転して始まるのは面白く、黒基調の服にセット。シンプルな作りで出突っ張りの出演。興味はグッと入る。天国と地獄なのか、ここでない何処かへ繋がる扉を、客席に繋がる扉で使うのが良い。始まったら遅れてきたお客さん入れないじゃんと思った。そしてお客さんが帰る方の扉を天国側にしてくれて良かった。
    カメラマンの記憶が良過ぎたり、オーナーが宿泊者を殺していったのは無理がありそうに感じました。林田さんの件は別になくても楽しめた。難解過ぎでもなく、何となく犯人は解りそうで確信がない。その辺りの加減は良かったと思います。台詞トチリなど、もう少し役者の練りが欲しいワガママがありますが、斬新で観れた作品でした。
  • 満足度★★★★

    話の展開が面白い
    話に、どんどん引き込まれました。

    ネタバレBOX

    謎の鍵をめぐって展開するお話に、引き込まれました。
  • 満足度★★★

    扉の向こう
    チケットプレゼントにて鑑賞。

    ネタバレBOX

    扉が2つある部屋に閉じ込められた7名。置いてあるケースの中の鍵は、鍵穴に入るも扉は開かない。自分らが、数年前にとあるペンションに同時期に泊まった客であること、そのペンションオーナーの奥さんが事故死したこと、ここに来る直前で記憶が途絶えていること、尿意や食欲がなくなっていることから、オーナーの奥さんが客の誰かに殺されたと思い、オーナーが客らを殺したと小説家(加藤大騎)が推論を立てる…。
    結果、令嬢(Aica)が犯人で、お家の呪縛へのストレスとオーナー夫婦への嫉妬(と自分への絶望)から奥さんを突き落としたと自白。令嬢を残して6名は鍵で開けた扉から出て行く。そして令嬢の前に男(栗原智紀)が現れ、二人はもう一つの扉から出て行く。

    90分の中でコンパクトにまとまった作品で、演技のうまい下手は置いといて、観ていてストレスはない。
    こういうサスペンスな作品だと、観劇後もう一度最初から見てみたいと思わせるような作りだとなお良かった。令嬢は最初からあまりしゃべらないので、終盤突っ込まれて自白してってちょっと展開が淡白すぎる気がする。

    バイ(大室洋平)とかアホそうな男(SHOUTA)と細かそうな女(小島亜梨沙)のカップルとかの「愛」と令嬢の「愛」って部分にもう少し光を当てると単なるサスペンスに終わらずに面白さがグっと増すかなと。令嬢のフィアンセ(菊池真之)は、令嬢の罪を分かっててずっと黙ってたワケで、その「愛」もやっぱり愛なワケで、ラスト令嬢とフィアンセのやり取りがあっても良かったと思う。

    全員死んだって設定は面白かったし、最期の6名は天国かどこかへ行って、2名は地獄へ行くってことなのか、ハッキリしないのも良かった。その最期の男はオーナーなのだろうけど、てっきりもっとおじいさんを想像してたので驚いた。
  • 満足度★★★★

    シンプル
    とてもシンプルな、密室ものでした。役者出ずっぱりの1時間半です。

    ネタバレBOX


    目覚めたら突然、知らない者同士で密室に閉じ込められていた、集められた理由と犯人は誰だ、ということを少しずつ探る、王道1シチュエーションです。
    ストーリーや人物達に、意外性とか、どんでん返しとかは、一切ありません。とってもシンプルな内容を、初のサスペンスものとして、丁寧に演じたという感じでした。

    登場人物たちも、芝居っぽく激昂するとか壮絶な過去があるとか意外なエゴイズムが引き出される、とかではなく、割りとニュートラルな感じで、イロモノではなく、とにかくしっかりと筋の通ったものを真面目に作ろうという姿勢が伝わってきて、好感を持ちました。

    役者は出ずっぱりなので、台詞の無い時の空気状態が難しそうでした。騒がしい筈の役なのに、中盤ほぼ台詞の無い彼氏とか、不自然になっちゃうのが少し気の毒です。小説家の語りかけ方が全体の雰囲気を引き締めていたように感じました。

    犯人は命を奪ったことに対しては全然反省してないし、皆は殺意のあった殺人犯に対して気遣いすら見せて赦しすぎるなぁと思いました。
    「死んでいるなら皆が物理法則を越えてここに集められる」推理が有りなら、「夢おち」推理も誰か楽観的なキャラがしそうな気もしました。

  • 満足度★★★★★

    良質のミステリーでした
    なんか定番の密室話を上手に見せていました、
    難しいバランスの作品を本当に観客巻き込んで完成させた手腕に脱帽です。

    <90分>

    ネタバレBOX

    映画「キューブ」みたいな感じと云えばいいかな、
    でもぶっちゃけると、「キューブ」よりはスッキリします。
    ちゃんと納得ゆく理由と背景が語られますから(^^)
  • 満足度★★★★


    思議なSFチックな設定で始まるサスペンス。 面白かったです! 段々と真実が明らかになる過程に引き込まれました。 若干抽象的?な形でのストーリーの流れもありましたが、視覚的にもシンプルな演出と共に統一感があり素晴らしかったです!


  • 満足度★★★★★

    初サスペンス
     どういう場を設定するか? これが上手くゆけば、芝居は滞りなく運ぶ。それほど大切なことなのだ。今回劇団MONSOONが使った小屋は、小劇場楽園、客席は舞台に直交して2か所。小さな小屋でレイアウトもちょっと特殊。その小屋の特性を見事に活かし、密室のサスペンスを織り上げた。シナリオの緻密さ、役者陣の落ち着いた演技と適確な間、やや落とし気味の照明と全員黒で統一した衣装が、いやが上にも観客の集中力を舞台上に、その筋の展開に絞り込んでゆく。そのことを意識した演出である。無駄な物が何一つない舞台上には、想像力を刺激するアタッシュケースが一つ。これが、シナリオの展開のコアにもなれば、観客が、舞台上に馳せる想像力のコアにもなって重層的に作用しているのだ。
     サスペンスなので、内容説明は避けるが、ラストも含みのある良い作品である。
     

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