秘を以て成立とす 公演情報 秘を以て成立とす」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
21-27件 / 27件中
  • 満足度★★★★★

    良かった!
    そこに到るまでの家族の葛藤と決意が、にじみ出るように感じられて、中盤からぐいぐい惹きこまれました。面白かった!

  • 満足度★★★

    脇役が面白い☆
    脇役の方々が活きる作品でした!
    楽しかったです。

  • 満足度★★★★★

    また感動
    楽しみにしていた、KAKUTA公演、凄い面白かった!
    バラさんの台本も、出演者の皆さんも素晴らしかったです。

  • 満足度★★

    脚本の設定に基本的齟齬がある
    これが、ファンタジーや不条理劇の形態なら、きっと後ろの席で号泣されていた若い女性同様、私も、KAKUTAファンの一人として、結構感動して席を立っていたかもしれません。

    しかし、この脚本には、実社会の常識を逸脱する、明らかな齟齬があると、私には感じられました。

    前回公演の「ひとよ」の時にも感じたのですが、最近の桑原さんの戯曲は、あまりにも、主人公の境遇を特化した異質な世界に設定し過ぎているのではないでしょうか?
    そのために、実社会の常識からは、かなりずれた展開が多く、不自然に感じてしまう部分が多々あるように思うのです。

    せっかく、人間洞察にも優れ、それを虚構の人物に転化して、感動作を送り出せる力量をお持ちの作家で演出家でいらっしゃるのですから、もっと、どこにでもいそうな人間の深層心理をリアルに描く作品で、勝負して頂けたらと願わずにはいられませんでした。

    その点を詳しく言及するとネタバレになってしまうので、ネタバレ欄は、公演終了後に追記したいと思います。

    ネタバレBOX

    公演が終了したようなので、今回の作品に疑問を感じた点を追記します。

    この作品、クリニックの院長である晋太郎が、過去のトラウマから、多重性人格になり、その人格ごとに、吉見さん、清水さん、成清さんの3人の役者さんが演じ分けする構成です。この手法は、演劇的にはとても面白い趣向だと思うし、そうすることで、芝居が中盤になるまで、観客の興味を引っ張り、厭きさせない効果は抜群にあるとは感じるのです。

    でもですよ、観客には3人違って見える、晋太郎とハリオと赤城ですが、芝居の中の登場人物には、3人の顔は同じに見える筈ですよね。

    診療してて、急に赤城に変身したり、道で急にハリオが暴れても、近所の人にしてみたら、あのクリニックの先生は異常だとすぐにばれる筈だと思うのです。ましてや、アナフラキシーショックで急死したと思われている患者を、診療ミスだとスクラム組んで、デモしてるような地域なら、まずその前に、あんな多重人格の医者は追放しろって騒ぎになりそうに思うけど…。

    それに、夫や兄がそういう危険人物だと知りながら、診療させている家族の常識も疑います。

    晋太郎が、医者ではなく、アーチストか何かなら、この芝居も納得して、素直に感動できたと思うのですが、医者という職業設定が、あまりにも、現実に即していないと思うのです。

    それに、高山さん演じる実美は、晋太郎が赤城に変身したところを目撃してる筈なのに、ずっと、このクリニックには医者が二人いると思いこんでいるところにも無理があると思います。

    役者さんの演技は、総じて、皆さん、秀逸ですが、ただ個人的好みとして、若狭さんは、こういう偽悪的な人物役は任でないように感じました。
    ハリオ役の清水さんも熱演でしたが、この難解な役をどう演じていいか、少し、迷いを払拭されていない感じが見受けられた気がしています。

    「目を見て嘘をつけ」ぐらいの、誰にも思い当たる経験や思いを桑原流に凝縮表現された作品を、是非、次回には期待したいと思いました。

    相変わらず、女優桑原さんの部分には、大満足なだけに、そう願わずにはいられない思いがありました。
  • 満足度★★★★

    秘密
    面白い。

    ネタバレBOX

    晋太郎(吉見一豊)…CLの医師。小さい頃のマラソン時の事件で姉を亡くし、その罪悪感から他人格をつくる。
    津弥子(藤本喜久子)…晋太郎の妻。子を堕ろしたことを晋太郎に黙ってた。頑張り屋で苦労人。
    ハリオ(清水宏)…晋太郎の他人格。粗野で乱暴。足が悪い。銀子と付き合う。
    赤城(成清正紀)…晋太郎の他人格。冷静で凛々しい医師。
    伏見(瓜生和成)…下宿人に扮したカウンセラー。
    孝枝(原扶貴子)…CLの看護師。
    庸一(佐賀野雅和)…晋太郎の弟。ブラブラしてるけど気も使ってる。学生時代、銀子と付き合ってた。
    徳井(若狭勝也)…庸一の友人。地元ペーパーの記者。晋太郎の秘密をネタに小説を書こうとしている。
    実美涼(高山奈央子)…有名ブロガー。妊娠の件で悩むも赤城の発言で彼に打ち明けることを決意する。
    佐栄子(野澤爽子)…おとなりさん。
    銀子(桑原裕子)…頭の弱いキテレツな女。
    いつか(ヨウラマキ)…晋太郎の他人格。死んだ姉の虚像。

    最初のシーンで、晋太郎、赤城、ハリオの三人の会話を持ってきてから舞台が始まる。今の状況や過去をちょっとずつ見せながら、晋太郎の多人格性を匂わせていくのがうまい。そして、多人格を明らかにしてからが更に面白い。110分、惹きつけられっぱなしだった。

    多人格であることをずっと黙ってた晋太郎。同じくそのことを晋太郎に黙ってた津弥子や庸一。
    マラソン大会当日、秘密を告げ、離婚しようという晋太郎に対して、聞こえないフリをしますと突っぱねる津弥子。ハリオや赤城の存在も利いてて、みんなの心に安心と暖かさが湧いてくるように見えた。

    パンフのあいさつにもあるけど、秘密と知らんぷりのバランスがいい。根底にあるのは思いやりか。単純なことをシンプルに舞台にのっけてくれたいい作品。

    チラシデザインもいい。CLへのシュプレヒコールを利用した、開演前の案内も良かった。下手な前説よりもしっかり頭使ってる。
  • 満足度★★★★★

    優しいしらんぷり♫
    なんだろ、特に目新しさはないのですが、じんわりと胸に伝わってきます。
    日本人なら皆好きな舞台。

  • 満足度★★★★★

    質の高い舞台
     演技、演出、脚本、舞台美術や音響、照明を含めて総てが、高いレベルだ。何を書いてもネタバレになりそうなので、あとはネタバレで。

    ネタバレBOX

     多重人格者の抱える深いトラウマを、町医者一家の日常に組み込む手際、発想の妙と主人格が、困難を克服して、明日を迎える方向を示唆して迎えるラストに畳み込み方、からくりを分からせるタイミングの良さ、肌理の細かい演技、演出、効果、舞台設定・美術などの完成度も高い。主人公夫妻の終盤の掛け合いは、心理学的ケアのレベルを超えて圧巻。

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