→POP→PUNK→ELECTRONICA→ 公演情報 →POP→PUNK→ELECTRONICA→」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★

    狭い会場で、しっかりとお芝居
    びっくりするほど小さな会場なのに、
    不思議と狭さは感じなくて。

    そこに紡がれる世界に
    しっかりと捉えられてしまいました。

    ネタバレBOX

    会場も小さいといえば小さいのですが、
    客席にしても、三和土のような舞台分にしても
    それほど狭かったり窮屈な感じはしませんでした。

    むしろ、一・二人芝居として、
    観る側の視点を演者にくくりつけるのに
    最適な広さにも思えて。

    作品もその広さをうまく取り込んでいたように思う。

    猪俣作品には、その年代の不器用さみたいなものが、
    ピュアかつ滑稽に、そして観る側がうなずいてしまうような
    行き場をどうしてよいか困るような恥ずかしさで
    伝わってくる。
    役者としての視線のとり方がとても旨く機能して、
    その家の大きさや、風景が観る側にあるが如くにおかれて・・・。
    落ちにあたる部分の、
    笑っていいのかな・・・、
    でも何か観につまされてしまう感が、
    歪むことなくすっと観る側を捕まえてくれました。

    竹田有希子一人芝居は、
    その場所(要はコインランドリー)の女性の風情が
    とても生々しく感じられて。
    そのお芝居は、実はかなり精緻な密度を伴っていて、
    女性の心を飾っていない部分みたいなものや、
    どこか無防備な部分が
    そのまま観る側に流し込まれてくるような感じがあって。

    そりゃ、男ですから、女性の周期の感覚なんて
    同感できるわけはないのですが、
    でも、たとえば凄く近しい人のそういう
    匂い(雰囲気というような意味)のようなものを
    観る側の肌で感じさせるような力があって。
    観る側が、この空間だから、
    そのままに衒いもなく受け取らざるを得ないような
    なにかに支配されつつ、
    がっつりみてしまった。
    それほど長い上演時間でもないにもかかわらず、
    ひとつ間違えば理不尽以外の何者でもないような
    女性の表層の想いと、
    その内側にある、ピュアな心情の両方を
    受け取ることができました。

    二人芝居は、その誰かさんの存在感というか
    強引さに圧倒される。
    まあ、広い劇場でこれをやられたら、
    観る側もしらけてしまう可能性もあるかとは思うのですが、
    このスペースだと、というかだからこそ、
    その強引な設定や押し切り感が、
    観る側を妙に納得させてしまうのです。
    で、一旦その視座で、台詞や二人の醸すミザンスを受け入れると、
    これが本当に可笑しい。
    その、不思議な筋の通り方にぐいぐいと押されていく。

    物語としても貫かれていて。
    ちゃんとボリューム感もあり、
    キャラクターに、ありえない存在感まで感じて、
    ほんとにおもしろかった。

    観終わって、このスペースだからこそ
    出来ることがあるのだなぁと実感。
    (もう少し広くても大丈夫かもだけれど)

    入場したときからは想像も出来ないほど、
    豊かに満たされて、劇場(?)を出たことでした。
  • 満足度★★★★

    風みどり
    地図を片手に、きょろきょろしながら歩いていると、ラフな格好をしたお姉さんがいた。よく見ると竹田有希子さんであった。

    中に入ると椅子が10脚、10人の観客のために演じてくれるのだ。

    猪股和磨さんは自身の過去を題材に 少し頼りなかったが、最後は落語の落を思わせる、まとめ方はよかったと思う。

    竹田有希子さんは 、よく分からない人だ。芝居に入ると人が変わったよう爆発するが、芝居が終わり見送ってくれるときは 、とても演技した人とは別人のようにとてもかわいらしい普通のお姉さんだ。芝居のほうが地なのかも知れない。


    池亀三太さんの芝居は脱力系でゆるゆると始まりゆるゆると終わっていった。

    舞台(土間?)と客席がものすごく近くて、友人の家の遊びに来ているような気がした。

  • 満足度★★★★

    会場は、、、
    開演するまで入り口の方を向いて座ってるので、通行人の方と目が合うかも笑

    男の子代表の猪股和磨、女子代表竹田有希子といった感じでしょうか。 

    男の子の初々しくもはずかし昔話や、会えない時間の女子の本音を目の前で熱演されて、なんだか覗き見してるみたいでした◎

  • 満足度★★★

    激狭
    舞台と座席を合わせて6畳くらいの、かなり狭い空間。小品3本。ちょっと癖が強いので、好みが分かれるかも。せっかくの熱演なので、説明っぽさを抑えめにしてほしい。

このページのQRコードです。

拡大