白貝 公演情報 白貝」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-20件 / 20件中
  • 実演鑑賞

    やみ・あがりシアターの新作。130分。九劇。10月19日まで。

    https://kawahira.cocolog-nifty.com/fringe/2025/11/post-f6ca47.html

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    やみ・あがりシアターさんらしい、でも毎回毎回大きく違う、よくこんな発想が生まれるものだなと思う世界設定。
    お芝居の構成としては複線回収ってことなんだけど、最初は何のつながりもない点と次々道ですれ違うだけの連続に見せかけておいて、実はそれら全てがまとまってきて…という体験が、このある障害を持つ人物の視点から見た世界…覚えられない他人達の正体とつながりが段々分かってきて…と同じような感覚を疑似体験出来るようになっている、と考えると新しい観劇体験をしたように思った。

    ネタバレBOX

    観劇後に調べたら人の顔を覚えられない障害ってホントにあるんですね。自分も比較的そうかも…
    知らなかったので、そんなことあるのか?という目で観てしまったけど、実際ありうるんだと考えると山に逃げ込みたくなる気持ちも分かるし、そうでなくても山は人に会う煩わしさから解放させてくれるのかも。
    それを追いかける多様な事情を持つ素人登山者達が手を替え品を替え下手なお芝居を繰り広げるとか、良くできた仕掛けだなと思いました。

    個人的に、劇中出て来た山の中腹から下山して東京の劇場まで観に来ていたので、とても親近感を持ちましたし、ほとんどが実在する山なので、色々思い浮かびました。東京から関東近辺を巡ってる人があの山に行くのならそのサービスエリア(実際にはパーキング)には行かないよなぁとか、あの峰からそっちにいったのかなぁとか…など、それはそれで楽しい体験でした。

    あと、これ仕方ないのだけど、何度も出はけするお芝居で、会場の構造上、奥の奥の席に座ると、裏通路を通る役者さんの振動が伝わって来るんですよね。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2025/10/16 (木) 14:00

    登山中に行方不明になった会社社長。彼女と一緒にいたのを目撃された人物から関係者たちは何とか当時の状況を聞き出そうとするが……なサスペンス(?)。
    聞き出すためのあの手この手で笑わせつつ、終盤で明らかになる真相が鮮やかなだけでなく最終場での「もはやスリラー」なもう一つの真相は筆舌に尽くし難い。
    また「墓場まで持って行くべき秘密」という本編のテーマに因んで作品と観客との関係においても「言ったり書いたりしてはならない事」を共有するのがまた巧み。
    なお、冒頭でかたく口止めされる「あの言葉」を終演後にweb検索するのも一興(オススメ)。

    【オマケ】
    「白貝」とかけて、北島康介と解く。
    その心は……(皆さんお察しの通り)「なんも言えねー」。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白かったです。
    生の演劇だからこその、舞台と客の共犯関係の作り方。
    真相まできちんとやりきる誠実さ。
    優等生的にきちんと積み上げられてる作品だと思います。
    ただ、そこが僕はこちらへの物足りなさ感じる部分なのかもって気分が少しあるんだよな。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白い、㊟基本ミステリーなのでネタバレ厳禁。
    物語は、チラシにある通り 登山(記録)中心に淡々と進むが、ラストの伏線回収は凄い。山は 作品に登場する白貝山以外は実在し、山登りが趣味な自分にとっては聞いたことがある山ばかり。日本百名山に入る有名な山からハイキング程度の低山もあった。白貝山には避難小屋があることから、それなりに標高が高い山を設定しているような。

    山は四季折々 しかも いろいろな登山ルートがあるので楽しめるが、山行の約束をしない限り 同じ人とはめったに会わない。山では 見知らぬ人でも 情報交換や事故の際の目撃情報に繋がるため挨拶をする。それにしても やたら出会いが多くなり「私の話を聞こうとしている気がする」と。でもタイトルの「白貝」通り口を割らない。「あのときのことは絶対言わない」、その理由が肝。
    舞台美術は、シンプルだがタイトル同様 山だけではなく海を想わせる造作が巧い。
    (上演時間2時間 休憩なし)

    ネタバレBOX

    客席の対面舞台、中央に2~3段窪んだ床面に(山の)等高線のような模様があるが、海でいえば砂紋といったところ。「山」と「海(貝)」という絶妙な美術。色彩も白・黒・灰の三色で 実にシンプル。そこを登り降りするだけの動きだが、十分 山行を思わせる。

    物語の内容は記せないが、巧みな構成、シンプルだが山行の様子、それを体現する役者陣の演技、それら全てが調和した好公演。ラストは衝撃的‼

    ちなみにダイヤモンド発掘会の回は、キャスト全員同じ「やみ・あがりシアター」の白Tシャツを着ており、衣裳などの違いではなく演技力を試しているようだ。また暗転・明転はほとんどなくシーンの切り替わりは、〈私が〉山行する行動記録を傍白して場所(山)と日時が違うことを強調する。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2025/10/16 (木)

    ふわぁ~~~~!!山上る歩幅もだんだん大きく速くなっていったような。ズキュン。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    (笑えた度)3.06(今感)4.08(完成度)4.08(平均)4

    The story of style。フィクションのスタイルに関するメタフィクション。
    海のものとも、山のものとも。
    意味不明? ま、あんまりネタバレできないし、、、、

    ネタバレBOX

    どこまでがネタでどこまでがバレか、判然としませんが、、、
    書いちゃいけなそうな核心は外して、、、と。
    念の為、観劇予定の方は以下ネタバレらしきものを含みますので閲覧ご注意ください、と書いておきます。


    かの天才、バカリ先生は、某ドラマにてミステリーサスペンスのジャンルを換骨奪胎して、
    日常会話劇を経由し、大人の青春群像劇で着地する、という離れ業をやっておられましたが、
    こちらはミステリーのジャンルはそのままに、
    スタイルを思弁しつつミスリードさせていくというこれまた高度なことを試みておられるように思えます。

    主人公は山という作品のスタイル(作風)。
    もちろん、スタイルなので作品である山に同化しています。

    でもさ、開演前に思うわけですよ、これは、谷だよね、と。
    そして当パンを見て、考えを改めるわけです。磯か!!と。

    主人公の周りの人物も、磯で登山を演じながら、同時に架空の人物を演じる役を演じるという3重の虚構性。
    すっかり海岸ミステリー(?)なのに山岳ミステリーと思わせられているのだ、と思っていたら、
    やがて海底が膨大な時間をかけて隆起してきた壮大な時間がふと頭をよぎる。え、本当に山?

    ラストシーン。
    本当の真実は作品の外側にあって、誰もそれを知らないし、隠し通していた主人公さえ虚構の中の虚構を真実と勘違いしている。
    そして、観客に提示されたその真実は、、、観せられていたフィクションは一体何なのか。

    ネタバレの元ネタのさらに元ネタはギリシャ神話あたりにあるのではと勘繰っております。
    生命循環、あるいはプラトンの輪廻転生。
    考えすぎですかね、、、○から生まれて○で▲ぬ。(意味不明)

    見えているストーリーは2段落ちなのですが、2段目は鮮やかでいいとして、
    1段めはもう少しわかりやすくネタ振りしておいて欲しかったので、完成度マイナス1。

    バチェラーコンプリートしてた(かな?)ので、今感プラス1。

    役者の皆様の運動量半端ない文字通りの熱演で、低気圧でダウン気味の体にパワーをいただきました。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    ラストに向かって怒涛の伏線回収。見事です!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    スピーディさに引き込まれ、テンポの良さに魅了されました。
    なんか皆さん奥歯にものが挟まったような感想になってしまっていますが致し方なし。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2025/10/12 (日) 17:00

    価格4,000円

    Xの感想にあふれる「登山ばっかしてた」はそのとおりすぎた。中盤にその理由が明らかになり、終盤にドーンとなるのだが(語彙力)、これが笠浦節の平常運転なのだろう。
    観客に「墓場までしゃべるな」と強要する以上、DVDは出ないだろうし、だからこそのロングランだと思う。
    きっと「あるアルル」みたいに細かく分析したらいろんなネタに溢れているのだろうが(例えば登山計画など)、今回は台本が明かされることもないだろうし、DVDも出ないだろうし、何回か見たところで一字一句、役者の挙動を全て覚えることは常人にはできないことなので、明かされることはないのだろう。あるいはそう思わせて何もないのかもしれないけど。
    笠浦は怖い。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    鑑賞日2025/10/13 (月)

    対面舞台なんだけど、最前列のお客より低い位置の舞台、珍しい! ちょっと見づらい。。 
    照明の使い方が印象的でした☆ かなり暗いシーンが多かったですが、なかなか良かったと思います☆

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2025/10/11 (土) 17:00

    いやー、また笠浦の「アタマオカシイ」(誉めています)が炸裂してる。129分。
     何が何だか分からない展開の中に隠された2重の謎。一つ目の謎が、なんでなかなか解けないんだ、という謎に上書きされ、最初は何が何だか分からなくなるけど、後半で一気に回収される。笠浦はやっぱり頭オカシイ(誉めてる)。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    謎解きのようなもので、かなり入り乱れた感じで類似の場面が何度も繰り返されながら少しずつストーリーが進んでいくが、設定が少々馬鹿げていても面白いし笑わされる。俳優たちは若く溌剌とした演技を見せてくれる。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    物語の意味が見えてくるとともに、
    観客を一気に惹き込む舞台。

    序盤は繰り返しの表現、登場人物が多さ、シリアス、コメディの切り替えなど
    情報が一度に詰め込まれている印象を受けたため、集中力が一瞬途切れそうになったけど、
    中盤以降は登場人物の関係性や物語の主軸が徐々に明確になり、一気に引き込まれていった。

    特に伏線の張り方と、その回収の巧みさには感心させられ、
    構成力の高さが光っていた。

    ネタバレBOX

    山で消えた理由は、最後まで謎のままにして幕を閉じるのだろうかと思っていたから驚いた。
    帰りの電車の中で◯は、いくら丁寧に洗ってもアレルゲンを完全に除去できないという事実を初めて知り衝撃を受けた。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2025/10/10 (金) 19:00

    価格4,500円

    オススメ

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    迫真の演技を堪能させてもらいました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    初見の劇団さん、初見の劇場に於いて、でしたが、これは素晴らしい!!言うことなしです。惹き込まれていくストーリーと役者の熱演。伏線の回収と最後のオチにゾワっとしました。

    ネタバレBOX

    開場前から行列になっていて驚きました。コアな男性ファンが沢山おいでになるんですね。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    同劇団さんらしく、多くの伏線があり、終盤に一気に回収するのが爽快感があります。
    登場人物の名前が〇〇にちなんでいるのもユニークですね。
    物語の深みとある意味人間らしさが感じられる舞台でした。

    ネタバレBOX

    キャストさんの演じ分けが本当に巧みで、変装しても同じ人物だとちゃんと伝わるのがすごい!
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    沢山ばら撒かれている伏線回収が最後にわかりやすく回収されていってて最後鳥肌がたった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2025/10/09 (木) 19:00

    スピーディーな展開が面白いです!

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