星の流れに 公演情報 星の流れに」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-9件 / 9件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    ネタバレ

    ネタバレBOX

    羽原組『星の流れに』を観劇。

     羽原大介氏の芝居を観るのは何十年ぶりだろうか?
    『新宿芸能舎』時代のシアターブラッツでの公演だったか、赤坂レッドシアターだったか記憶は薄いが、久しぶりだ。
    作風からして、80年代小劇場シーンの影響は受けてないようだ。

     戦後の混乱期、生きていく為には、男女問わず、なんでもやらなければ生きてゆけない。やむ得ず売春を行い刑務所にいる女性たちは、人生の巻き返しを募ろうと独立国を作ろうとするが、警察によって粉砕されてしまう。彼女たちの人生は如何に…?

     戦後の混乱期を描く作品は数あれど、1964年生まれの劇作家がどのような視点で描くかが焦点だ。戦争経験者ではないが、親世代が戦争体験があるのは確かだ。
    「独立国を作ろう!」というチラシのキャッチフレーズから、市民vs国家との激しい展開を期待しないではないが、『清水邦夫』や『野田秀樹』世代ではないので、まずないだろう。師匠が『つかこうへい』なので、『初級革命講座』『飛龍伝』的なものと一瞬期待はするが、羽原氏の過去作から鑑みるとまずならないだろう。
     描かれるのは市井の人たちの生き様だ。平和だった頃の夢や許嫁との約束などが戦争によって人格形成まで破壊されてしまう。
    「絶対に生き抜く」という登場人物たちの姿勢に、災害で疲弊してしまっている現在の人たちへのメッセージと読み取ることが出来る。物語は戦後の焼け跡だが、戦後から現代までの長い物語と捉えることが観て行く上で大事なことだ。
    未見だが、舞台版『フラガール』も同じような気がするので、確かめてみる必要はあるようだ。
     『惣田紗莉渚』が出ずっぱりだが、『伊藤わこ』に惹かれてしまった観客は私だけではないような気がするのだが….。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    とても良かったです!
    明るい登場人物達が、戦争による辛く悲しい過去を背負っていて、心が苦しくなりました。
    ストーリーは勿論、役者さん達の演技も良く、レトロな衣装も可愛らしかったです。
    戦争について、改めて考えさせられる舞台でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    観てきました。戦時中のもっと重たい内容と思ったのですが、歌ありダンスありの楽しい舞台でした。

  • 実演鑑賞

    良かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    太平洋戦争後の昭和23年の東京上野での物語
    底辺から成り上がり 自分の夢を掴もうとして
    もがき這い上がろうとする話でありました
    レトロな昭和歌謡と当時に合わせた衣装で
    レビューをするミュージカル調の芝居で
    ありながらも 戦争の悲惨さも
    とても伝わってくる話となっていた
    2時間の長尺ながらも
    その長さを感じ取らせない 熱量があった♫

    ネタバレBOX

    舞台は基本素舞台でライトと効果音 等で
    情景等うまく出しており
    服装は その当時を再現していたかしら
    服飾歴史はあまり詳しくないですので
    レトロな感じが
    また目に新鮮に感じられました

    レビューから始まって
    そのセンターの女性が自分がどうして
    この場で歌やダンスを披露しているのか
    ここに至るまでの経緯
    3年前からの物語を語って
    回想を語っていくという話である
    その話の主人公は
    プロローグで語った女性の姉で
    戦争で父が戦地で死亡し
    母が 東京大空襲で亡くなり
    食べていくため 東京に出てくるも
    仕事も無くて 自らの体を
    切り売りするしかなかったという
    底辺の生活から
    妹の目指していたキャバレーをやろうと
    夢見るも結局はうまくいかず
    姉の夢は叶わなかったが
    姉が妹のために という気持ちは
    妹に伝わり 妹は 戦後 舞台に立ち
    歌を披露できるほどになったと
    エピローグで綺麗に歌ってくれるのでした
    その姉は自らの希望であった
    教師になれたようで
    教壇から生徒の出席を取るシーンで
    終演となります

    舞台の最後は撮影 OK なタイムがあり
    なかなかゴージャスなシーンが撮れました

    回想の主人公である姉が語る
    東京大空襲での母との別れや
    妹の世話になってるドクターの語る
    戦争の悲惨さはなかなか胸にくるものがあり8月の終戦記念日とかに合わせていたら
    なんか 周囲 的にも
    もっと盛り上がったかなー とか思いました
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白い、お薦め。
    1948(昭和23)年の東京 上野を舞台にした群像劇。公演の魅力は、表層的には 戦争による荒廃とそこから立ち上がろうとする人々の姿を 昭和歌謡とダンスで観(魅)せる。その奥には戦争という最悪の不条理が描かれている。登場する人物の1人ひとりに戦争がもたらした精神・肉体などの苦悩や痛みを点描させ、劇中の言葉にある「戦争は理不尽な怪物」を表していく。

    説明にある「この焼け跡にアタシらの為のアタシらの国、独立国を作ろう!」と、そこには国の言うことを信じてばかりではダメ。物語の核心でもある自主/自立の精神が芽生え、戦後の混乱期を生き抜いてやろうという気概が立ち上がる。歌とダンスシーンを支えているのが音響/音楽と照明効果で、素舞台にも関わらずエンターテインメントの魅力を存分に発揮している。重厚な内容を軽妙な展開で という不思議なアンバランスが見所の1つ。
    (上演時間2時間 休憩なし)

    ネタバレBOX

    舞台奥に集合写真を撮るような平行3段。舞台前方は、群舞を観(魅)せるため広いスペースを確保している。物語は昭和23年であり、モガ風の衣裳で軽快に踊るところから始まる。物語は、惣田紗莉渚さんと伊藤わこ さん演じる姉妹が中心で、2人は戦災孤児。そして何故か 惣田さんには亡き母が見えてしまう。そこに彼女の悲しみが秘められている。母の口癖「ズルしても幸せにはなれない」は、物語の底流にある思い。

    戦時中 軍需工場で知り合った仲間とダンスホールを開く、そこが自分たちの独立国。惣田さんは工場で班長をしており、今もその通称で呼ばれている。GHQの倉庫から武器を盗み転売して資金調達をしようと企む。その直前になって 仲間が脱落していく。その1人ひとりの事情ー出征した夫の安否確認、広島原爆の二次被爆による破談等ーが戦争の傷跡そのもの。そして妹 伊藤わこ さんも浅草の歌舞団で踊っていたが、戦時中の慰問公演に自分の代わりに行った友人が爆死。いわゆるサバイバーズ・ギルトのようで、罪滅ぼしのように診療所で働いている。また 医師も特攻隊員へヒロポンを注射していたことへの罪悪感に苦しんでいた。そこに通院している外科患者、コメディ・リリーフのようだが、上野という場所や白地の衣裳を考えると傷痍軍人を現しているよう。

    惣田さんは、東京大空襲の時 母と一諸に逃げたが母が瓦礫の下敷きになり助けることが出来なかった。その時のことが悔やまれ、今でも亡き母が見える。姉妹は戦災孤児になり親戚に身を寄せたが居心地が悪い。1人上京し上野で佇んでいたが…。強がりな言葉は、自分自身を奮い立たせ、仲間を心配させない虚勢のようでもある。この1人ひとりの戦災事情を描くことによって、戦争の愚かさを浮き彫りにしていく。同時に社会(国)に対峙する見方も考えさせる。ちなみに、刑事の「文句があるならマッカーサーに言ってくれ」は 当時の統治能力の無さを皮肉った台詞。

    群舞で華やかさを演出するが、その魅せる世界の裏に潜む悲惨な世界 その落差が物語を牽引していく。ダンスは情景や状況が変化するといった場転換を表す。また多彩で強烈な照明も場転換を促す。
    タイトル「星の流れに」は 戦後の流行歌…焼け野原で家族もすべて失われたため、「娼婦」として生きるしかないわが身を嘆いた。戦争への怒りや、遣る瀬無い気持ち、そして こみ上げてくる憤りを叩きつけた哀歌。その思いは時間で断つ事はできない。暗転/明転ではなく、別の方法を用いているのは、時間の断絶を防ぐためであろうか。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    とても感銘しました。すばらしい劇でした。

    ネタバレBOX

    戦争中、戦後の生々しい苦悩には、衝撃ですが、過去は変えられない、前を向いて未来をしっかりと生きていくことが大切である旨のメッセージが胸に響きました。ダンスがいいタイミングでありましたね。役者の迫真の演技で、緊張感が漂っていたように感じ、ぐいぐいと引き込まれました。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    思いの詰まった素敵な舞台でした。皆さんの演技力も素晴らしいですが、演者さんのセリフの聞きやすさにも感激です。
    少し気になったのは、BGMの切れ目です。ぷつっと切れてしまったことが何度かあり、もったいなく感じました。
    戦争で失ったもの、それぞれの過去を慰めながら、それでも前を向いて生きていく。幸せになる努力をする。そのメッセージはこれからもとても大切な指針となりますね。
    観劇することができて良かったです。ありがとうございました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    最高!すばらしかったです。ちょい長尺の2時間の舞台も短く感じられたほどです。素舞台ではありますが、演技と演出、そして脚本がしっかりしているので何もない舞台にいろんなものが見えました。ときおり始まるダンスも最高でした。ほんと最高の舞台を観させていただき充実の2時間でした。戦後間もない上野の話は漫画や小説でいろいろ知っていますが今回の舞台は非常にリアルで観ていて引き込まれました。最高の時間をありがとうございました。

このページのQRコードです。

拡大