星の流れに 公演情報 羽原組「星の流れに」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    ネタバレ

    ネタバレBOX

    羽原組『星の流れに』を観劇。

     羽原大介氏の芝居を観るのは何十年ぶりだろうか?
    『新宿芸能舎』時代のシアターブラッツでの公演だったか、赤坂レッドシアターだったか記憶は薄いが、久しぶりだ。
    作風からして、80年代小劇場シーンの影響は受けてないようだ。

     戦後の混乱期、生きていく為には、男女問わず、なんでもやらなければ生きてゆけない。やむ得ず売春を行い刑務所にいる女性たちは、人生の巻き返しを募ろうと独立国を作ろうとするが、警察によって粉砕されてしまう。彼女たちの人生は如何に…?

     戦後の混乱期を描く作品は数あれど、1964年生まれの劇作家がどのような視点で描くかが焦点だ。戦争経験者ではないが、親世代が戦争体験があるのは確かだ。
    「独立国を作ろう!」というチラシのキャッチフレーズから、市民vs国家との激しい展開を期待しないではないが、『清水邦夫』や『野田秀樹』世代ではないので、まずないだろう。師匠が『つかこうへい』なので、『初級革命講座』『飛龍伝』的なものと一瞬期待はするが、羽原氏の過去作から鑑みるとまずならないだろう。
     描かれるのは市井の人たちの生き様だ。平和だった頃の夢や許嫁との約束などが戦争によって人格形成まで破壊されてしまう。
    「絶対に生き抜く」という登場人物たちの姿勢に、災害で疲弊してしまっている現在の人たちへのメッセージと読み取ることが出来る。物語は戦後の焼け跡だが、戦後から現代までの長い物語と捉えることが観て行く上で大事なことだ。
    未見だが、舞台版『フラガール』も同じような気がするので、確かめてみる必要はあるようだ。
     『惣田紗莉渚』が出ずっぱりだが、『伊藤わこ』に惹かれてしまった観客は私だけではないような気がするのだが….。

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    2025/11/22 20:54

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