アリスのいる部屋 公演情報 アリスのいる部屋」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-20件 / 21件中
  • 満足度★★★★★

    毎度毎度
    素晴らしいセット、
    素晴らしいお話で楽しませてもらっています。

  • 満足度★★★★

    相変わらずセットに感嘆
    謎解きの鍵を巡る、いわゆるマクガフィンものであるため物語の推進力が落ちず、全く飽きさせませんでした。
    密室脱出物の型とSF要素を本当に巧くミックスさせた傑作であると思います。

    ネタバレBOX

    中盤ででてくるドキュメント映画「フロム・イーブル」を想起させる直球の悪意は、子供が観に来ているのにハードだなとは思いましたが、自分的には良かったです。
    ただ、その人物がヒューマニズム全開で熱弁を振るうシーンは矛盾するかなあと思いました。
    そうなる状況(若者が瀕死の状況)を作り出したのがあの人自身の策略で熱弁も完全に自分のためと明確に表現し、こいつ最低最悪だと思わせた方が良かったのかなあと思いました。
  • 満足度★★★★★

    また好きな劇団が1つ増えた
    今回初めて観る劇団だが、この1回で、「ストレートプレイが好きなら観て損はない劇団だと思う」と言い切ってしまえる舞台だった。

    ネタバレBOX

    劇場に入って、最初に目を惹くのは、組み上げられたセット。
    そして、開幕して、全登場人物が舞台の上に揃うのだが、この感じで2時間ぐらいの上演時間だと、正直キビシイかも、と思ったのだが、それは大きな間違いだった。
    約2時間、舞台に釘付けになった。
    2時間キビシイかも、などと思ったことを恥じなくててはならない。

    さらに言うと、ストーリーは、あらすじで書くと、ミステリータッチはあるものの、それほどびっくりする展開があるわけではないのに、どんどんのめり込んでいき、もの凄く面白いのだ。

    台本、役者、美術、演出のすべてのバランスが良く、それらがとても高いレベルで互いを高め合っているのだろう。総合力としての素晴らしいさがある。

    この小さな劇場で、この料金で、これだけレベルの高い舞台を観られるというのは、凄いことだと思う。

    今回、初めて観たのだが、この1回の観劇体験だけで、「この劇団はいい」「観たほうがいい」と誰にでも勧めることができる。
    今回1回だけが素晴らしいのではなく、毎回このレベルで上演しているのが、舞台から伝わってくる。こんな凄い劇団を今まで見逃していたなんて、なんともったいないことをしていた、と思う。

    素晴らしい舞台であったが、いくつか細かいことを敢えて言うと、神父さんが、登場からあまりにも怪しくて、普通、この怪しさだと実はいい人でした、という展開になるのだが、この舞台では怪しい人がやっぱり悪い人だというところが、ちょっと……だった。
    また、少女の名前がアリスというのは、あまりにも普通すぎて、これもちょっとなぁ……だった。「不思議の国のアリス」という単語は出てくるのだが、特にそれに意味はないのだから、別の名前のほうがしっくりしたと思う。タイトルに「アリス」とあるだけで、観客は幕が開く前からそっちに引っ張られてしまっているだろうし。
    それと、セットには、ここに壁がある、ということになっているのだが、実際は観客から部屋の中が見えるように壁自体は入っていない。しかし、誰かが台詞を言うときに、別の誰かが壁の向こう側にいることが多々ある。確かに舞台上に人を配置するバランスがあるのはわかるのだが、壁越しに誰かの話を聞くというのは、あのような状況においては少々不自然かも、と思ったりした。

    とは言え、好きな劇団がこうしてまた1つ増え、すでに次回が楽しみになっている。
  • 満足度★★★★★

    やられました
    ミステリー調に進んでいく展開、時間軸の仕掛け、前作同様に、現世のすぐ隣に潜む世界の話、すばらしかったです。

  • 満足度★★★★★

    さすが
    メガバらしい素晴らしいファンタジー。
    相変わらずセットもお見事で、入場と同時に世界観に浸れる。
    ストーリーも最後まで謎解きの連続で引き込まれた。
    文句なし。

  • 満足度★★★★

    手堅い。
    メガバックスコレクションは、舞台装置と役者がとってもイイ!!!
    若手公演以外では、ハズレなし!(その若手もドンドン成長してるし)

    脚本も良い。

    でも、この作品にも言えることなんだけど、わずかばかり自家撞着な印象を受けることがあるんだよね。。。

    それだけ、どっぷりハマってる&大好きな脚本とも言えるんですけど。

    芝居は、凝ったつくりになってます。新本格派の推理小説のような展開を見せます。
    最後まで、まったく飽きません。

    でも、ボクは舞台には「舞台じゃないと楽しめないもの」を求めるので・・・そういう意味では、滝一也さんの脚本でいうと『あの日 ママがくれたもの』が一番好き。すごくベタで、☆5つが並ぶメガバックスコレクションの作品の中では、低い評価の作品なんだけど(笑)

    それはさておき、これだけ高品質な作品を立て続けに出しているのに、極小劇場&チケット2,500円ってのは、なにか仔細があるのだろうか? 役者を売り出すための顔見世公演的な。 

    正直、吉祥寺シアターや座・高円寺でも十分にやっていけると思う。そっちのほうが、力を出し切れると思うし。

    一度、チケプレ無しにして(もしくは未観劇者オンリーのチケプレにして)、今までのチケプレ観劇者全員にメッセージを送って、「金を払って観る観客」の動向をみるってのもイイと思うなあ。

  • 満足度★★★★

    考えすぎてしまいました
    前回の公演でも思いましたが、舞台セットがすばらしいですね。
    劇場に入るなり驚き、期待が高まりました。

    役者のみなさんもお上手で、雰囲気があって、個人的には清水玲子の漫画を見ているような気持ちになりました。

    ストーリーも序盤淡々と進む中にいろいろな謎が現れ「これからどうなるの?」と、ぐいぐい引き込まれて行きました。

    ただ、私的に脳内妄想が大きくなりすぎたのと、細かな伏線をすべて回収できなかったのとで、観劇後はやや消化不良な気がしました。

    ネタバレBOXは本当にネタバレしていますので、これから見る人は絶対見ないでください。

    ネタバレBOX

    8冊の本が自体を明らかにするという趣向は、とても面白かったです。
    その本の文体が、例えば1章と4章でずいぶん違っているのも、私的には大きな「謎」でした。
    また、神父が見えないアリス?に向かって自分の推理を叫ぶ場面は、やや唐突過ぎて、その前の落ち着きすぎた行動と相まって「こいつ、何か知ってるな」とか、妄想していました(笑)
    そのうえで、あの正体(連続少女暴行犯)というのも、違和感がありました。
    この辺は全て私の頭が勝手にミスリードしていたためで、劇団に非は全くありません。すみません。

    (その神父さんの殺されるシーン熱演でしたね。顔が苦しそうに真っ赤になっていましたので、本当に首を絞めているんじゃないかと心配になりました。)

    そして、「私生まれたい」という8章のアリスの叫びには、「生まれてきたから写真があるんじゃないの?」と単純に疑問に思い、穿って考えて「生まれないかもしれないアリス」が自分が生まれるために、7人を集めたのだとしたら、小さなことが細々とつじつま合わない気がしました。

    システィーナがアリスであの家に残ったら、オーランドで薬を飲んでいるシスティーナを助けに行く話は、どうなるの?

    いちいち細かい伏線を全部回収しようとしたために、消化不良になった感じです。

    それでも、途中までのストーリーや雰囲気はとても楽しませていただきました。ありがとうございます。

    もう一度見たら、すっきりするのかもしれませんね。

    終盤、この世界はアリスの夢の中だという話には、まさかの夢オチか?!とガッカリさせられたのですが、実際は違うんですよね??
    パラレルワールド?

  • 満足度★★★★

    さすがです
    皆さんがかかれているようにすばらしかったです。
    今回も舞台セットも丁寧に作られているし、役者さんの演技も見所たっぷりでした。

    ただ、冷房の送風口の下に座っていたため、寒くて寒くて、外に出てやっとほっとしました。それほど外が暑かったわけでもなく、ここのところを配慮して欲しかったです。

    評価は寒かったので☆ひとつマイナスです。

  • 満足度★★★★★

    素晴らしかったです!
    脚本、舞台、演出、すべてレベルが高く、充実した作品と思います。設定や伏線のはり方も見事なら、演技も素晴らしい。安定感があり、自然に劇の世界に入っていきました。ファンタジーでありながらミステリー色が強い作品ですが、全体がきれいにまとまっており、観劇中の緊張感と観劇後の満足感がしっかりと味わえます。スタッフやキャストの方の対応も感じがよいです。「さすが」と感じました。

  • 満足度★★★★★

    構成・役者・美術
    劇場に足を踏み入れた途端、あの美しいブルーのフライヤーの続きが現われ
    一体この部屋の主はどんな人なのだろうと想像しながら開演を待った。
    最後の最後まで目が離せない脚本構成の上手さと
    2時間15分緊張を途切れさせない役者のレベルの高さが素晴らしい舞台だった。

    ネタバレBOX

    フライヤーを再現したかのような照明に浮かび上がる部屋が美しくて見とれてしまった。
    ぎっしり並んだ本や、木の温もりと古さを感じさせるベッド、机、ベンチ、テーブルなど。
    舞台の左右には木が枝を伸ばしている。

    ぴちゃん、ぴちょん…という水滴の落ちる音に引かれて
    アメリカ各地から7人が辿り着いた場所、それがこの部屋だ。
    彼らに面識はなく、関連性も無い。
    ここがどこなのか、なぜ自分たちがひき寄せられたのか誰も分からない。
    なぜアメリカでアメリカ人なのか、その必然性はあとになって判る。

    第1章から8章まで、8冊の本全てを見つけ出した時全てが分かる、
    しかも見つかる本の順序はバラバラ、というこの構成が素晴らしい。
    中盤、神父が見えない相手に向かって自分の想像するストーリーを叫ぶのだが
    これが時空を超えた物語を整理してくれて、観ている私たちに大きな助けになった。
    その後の展開が判りやすく、謎がくっきりと浮き彫りになった。

    こういう設定によくあるヒステリックな女性を一人混ぜたりせず
    7人のキャラクターが類型的でなく魅力的なのもとても良かった。

    役者陣のレベルが高く、“信じ難いことを信じて結束していく”様が
    鮮やかに描き出されている。
    Aバージョンの神父役BOBさん、謎の多い奥行きある性格が舞台に緊張感を呼ぶ。
    同じくAバージョンの学生役山上広志さん、苦痛の演技がリアルで説得力抜群。
    医師役の下田修平さん、イケメンでチャラいイメージだったのが
    次第に医師としての責任を全うしてリーダー的な役回りも担う変化が素晴らしい。
    役者全員に、台詞のない時でも自然と目が行くようなサスペンスのだいご味があった。

    このテーマ、この構成を書く滝一也さんとはどんな人なんだろう?
    オープニングなど、もう少しテンポ良く進んで2時間で収まったらと言う気もするが
    暗転の度に思わず(何これ、すごい…)とつぶやいて、ラストはじわりと涙がにじんできた。
    メガバックス、余韻にひたりつつもう次を楽しみにしている。
  • 満足度★★★★

    少し長かったかな。
    ずいぶん感想が遅れてしまいました。
    すいません。

    おもしろかったんです。
    おもしろかったんですけど、少々長かったんです。
    つまり展開が少々遅かったんです。
    そして最後のオチに少々無理を感じました。

    けれど、おもしろかったのは、その世界観と、
    役者さん達の能力の高さのおかげでしょうか。

    ネタバレBOX

    にしてもあの子がアリスだったとなると、
    現世に戻って助けるうんぬんの話がおかしくなるような気がしますし、
    なにかとつじつまが合ってこない様な気もしました。

    最初のHOTEL CALL ATだかのことが話されていて、
    『俺、知ってんだ、それ』となんだかドキドキしてしまいました。
  • 満足度★★★★★

    見事な作品でした
    謎が解けていくようで、謎が深まっていく世界に、すっかり惹き込まれました。もしや?まさか?そんな・・・?展開は、サスペンス的なミステリック、ファンタジーで、ラストまで先が読めないまま、あっという間に過ぎ、見応えありました。美術も素晴しく、段差のある、ゆったりめの客席で観れる、質の高い作品。なのに、観劇料前売り2500円とは、絶対にお勧めです。

  • 満足度★★★★★

    ファンタジックミステリー、
    海外の推理小説をドラマ化したような舞台で楽しかった。

    ネタバレBOX

    予想を超えたラストシーンに感動・・・。
  • 満足度★★★★★

    異世界へ誘うかのような
    凝った舞台美術にまず圧倒される。今回は特に素晴らしい。あの空間がチャチであったら、あれだけの長丁場と凝ったストーリーが陳腐なものになったかもと思うほどよく出来ていました。効果、音楽もいい。開演前の音楽から、「ああこれはアメリカのお話なんだな」と分かるし、一つとしていい加減に選ばれたのではないことが分かる。ストーリーすごかったですね。謎の迷宮が一つ一つ明らかになっては行くけれど、ラストまで頭をフル回転させないと付いていけないので、本格ミステリーの感がありました。大仕掛けのトリックはないけれど、なんだか島田荘司氏のミステリーを思い出した。ラストが感動的で暖かいのもよく似ている。氏の小説を舞台化したら、こんな感じかも、と思った。
    衣装が各登場人物のキャラクターをよく引き立てているのも興味深かったです。役者さんの演技もすごいんだけれど、なんというか、それを感じさせないぐらいのストーリー展開でした。空調が少し暑くてしんどかったです。

    ネタバレBOX

    この劇団が島田荘司氏の「異邦の騎士」を舞台化したらどんなに素晴らしい劇になるだろうと一人で妄想してます。←しつこくてすみません。でも見てみたい~。
  • 満足度★★★★★

    すごい!凄すぎます。
    凝った舞台美術がいい!脚本がぶっ飛びすごい!演技もすばらしい!
    2時間とちょっと最後まで何がどうなってるのか思考と目がフル回転したせいでしょうか、帰リ道・道 身体と脳をほぐす必要はありましたが、それにしてもすばらしかった!

  • 満足度★★★★★

    至福の時間
    舞台美術も素晴らしいし、ストーリーも謎めいた展開で、ワクワクして楽しめました。
    演技力抜群の役者陣のお陰で、充実した時間を過ごせました。

  • 満足度★★★★★

    良かったです。
    ミステリアスなアリスの世界に惹き込まれました。演技力は勿論ですが、セットも素晴らしかったので、よりその世界に入りやすかったです。小さな劇場で観客数も少ないので、ゆったり観る事が出来ました。とても贅沢な気持ちで満足でした。が、とても良い舞台なので、もっと多くの人に観てもらわないと勿体ない気がしました(個人的にはゆったり観れて最高なんですけど・・)。とにかく、とても良い舞台でした!

  • 満足度★★★★

    ちょっと長い
    創り込んだセットはなかなか見事。ミステリアスなファンタジーも納得できる。だが、ちょっと上演時間が長い、というか途中がまどろっこしく、山谷がなく引き締まった感じがない。時間だけがダラダラと流れる印象。もう少しまとめることもできるのではないかと。幕が開いてすぐのとき、外から帰ってきた牧師がセットの一部を蹴破ったのは・・・・・・、ハプニング?

  • 満足度★★★★★

    素晴しい!秀逸な作品!!
    さすがメガバックスコレクション!
    至福の時間を過ごすことができた。
    ☆5つは今年2本目(観劇本数91本中)。
    登場人物は7人であったが、私の気分は8人目の登場人物であるかのように
    感情移入していた。
    グイグイ物語の中へ惹き込む展開が素晴らしい!
    これは誰にでもオススメしたい作品である!
    舞台美術も相変わらず良かった。
    上演時間135分。

    ネタバレBOX

    (私見)
    ネタバレではなく私見である。
    この作品は観た方が良いので、ネタバレはあまりしない。

    今まで観た滝一也さんの作品は、どれも素晴らしかったが、
    この作品はそれぞれの良い点を集約したような見事なものであった!
    役者陣もこの作品に魂を吹き込む、見応えのある演技で応えていた!

    この物語は8冊の本がキーポイントである。
    また、ブラックなイメージの拳銃の”使い方”が印象的であった。
    最後の最後まで魅せる展開は、非常に楽しめた!

    唯一、残念だったのは公演中に聞こえた車の音。
    今回の劇場は国道に面しているため、メガバックスの静かな芝居には、
    同じ阿佐ヶ谷なら前回公演場所の阿佐ヶ谷アルシェの方が適しているように思えた。

    しかし、そんなハンデがあっても、素晴しい時間を過ごせたことに
    変わりはない。
  • 満足度★★★★★

    なんてすばらしい
    ベールが1枚1枚はがされ穏やかに静かにだんだんと明らかになっていく展開、徐々に深まる味わい。良作に身をゆだねる至福、余韻がすばらしい。

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