うつくしい革命 公演情報 うつくしい革命」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-18件 / 18件中
  • 満足度★★★★★

    役者冥利は・・・、
    「役者冥利に尽きる!」

    劇場に鳴り響く拍手と供に・・・・・、
    その言葉が心に響きます。

    「うつくしい革命」の最後の公演が終わる直前です。
    千秋楽のエンディングのときです。

    サックスの生演奏で大いに盛り上がります!!!

    出演者全員が登場です。

    この充実感!
    この達成感!
    この幸福感!

    万感の思いで涙する役者さん、女優さん・・・・・、
    もらい泣きするお客さん・・・・・、

    わたくしも目頭が熱くなります。

    劇場全体が「幸せ」な一体感に満たされます。
    劇場全体が「満足」な一体感に包まれます。

    大いに笑い、
    大いにだまされ、
    大いに考えさせられました。

    演劇には全くの素人のわたくしです。
    評判の良さは専門的にはわかりません。

    でも・・・・・、
    公演が進むにつれ、面白くなっていったのです!
    ますます明るい気持ちになり、
    ますます充実した気持ちになり、
    希望が持てたのです!


    な、な、なんと・・・・・、
    日比谷周辺のあの大劇場でもないのに・・・・・、
    それ以上の感動が味わえたのです。

    劇団フルタ丸の十周年記念公演は成功裏に終わりました。

    劇団員の皆様、
    スタッフの皆様、
    本当にお疲れ様でした。

    たくさんの感動を有り難うございました。
    本当に有り難うございました。

    観客冥利に尽きました!!! \(^o^)/

  • 満足度★★★★

    面白かったです。
    たぶん、業界に携わっている方にはよく伝わる内容なのでしょうね。

    前半は何だか居心地が悪かったけれど、途中からの展開が見事で面白かったです。

    “演じたいから、好きだから演じる”というスタンス、まあ何か理解は出来るけれど、観る者有りきであって欲しいな、と思いました。

    ネタバレBOX

    「演じたいならここを出ればいい」とマツナカは言うけれど、演じたくないからといってこの町に居る必要はないのでは。
    マツナカが留まる理由は、働きたくないから、ということでいいのでしょうか。〈先輩に紹介されたから町に来てみたということはわかっています。〉
    マツナカのキャラクターと行動がどうもマッチしないなと思いました。

    でも笑いどころ満載で、楽しめました。
  • 満足度★★★★

    譲れないもの
    誰にでも譲れないものはあると思いますが、役者の場合、演技への情熱でしょうか。生活への安定と葛藤が入り混じり、自分と向き合って立ち上がっていく過程は、何にしても力をもらえるのではないでしょうか。世界でも自分の心でも、それは革命なのかもしれません。良かったり悪かったり、以下。

    ネタバレBOX

    役者を諦めた人が訪れる施設での話。でしたが、夢を諦めかけた役者を再奮起させる場所。ということでよかったのでしょうか。そういうものであったと汲み取れはしましたが、直接的な表現はあったのかわからなかったので、どっちなのかなと思いました。途中から設定の怪しさに気付き、ん?と思っていく過程も楽しかったですが、もっとハッキリさせてもよいのでは。それによって、見方も評価も大分変わると思います。
    政府や管轄区分、予算といった細かな部分が足りず、観客が想像する材料がもっと欲しかった気がする。普通に面白かった加瀬亮君をネタにする、というか、貶すようなのは好きじゃないかな。舞台も映像も両方好きでやってる自分は、獣でも鳥でもないコウモリの話を思い出しました。声出てる方すごいなとか、背中の武器という字が綺麗だとか、変なところまで気になった。演技はタブーといいながら、結構グレーゾーンが多かったり、そこはよくわからなかったです。出の時に袖から見えてる方いたのや、結局働きたくないとか生活安定に走るのが多そうな現状は残念だったり、悲しかったかも。
    作品の捉え方で好み別れそうですが、全体的に僕は面白かったです。
  • 満足度★★★★

    面白かった。
    徐々に真実が明かされる過程が良かった。
    劇中劇の笑いが楽しい。
    バカバカしさの中に希望があり、10周年記念公演で劇団の新たな決意が感じられる作品。

  • 満足度★★★★★

    無題460(12-203)
    19:30の回(雨)。18:35会場着、受付(チケット裏に番号を書いていただきました)。19:00開場。取り急ぎ...ヘロヘロになって家に帰り、子供の寝顔で安らぎ明日を始めよう、今夜はそんな気持ちになれるお芝居でした。理屈でも技巧でもなく、ただ一点、みていて面白かった。そういえるお話でした。もう一回みたいな。下手(下)が広場、上手(上)はU字型の居室でベッド、テーブル、ソファ、いろんな人物が勝手に出入りする。19:25前説、19:35開演〜21:22終演。満席で中央通路、2階までお客さん。

    ネタバレBOX

    結局、1回で終り。問い合わせたところキャンセル待ちで入場できないことがあります…でしたので断念。思い出しても不思議な体験。あり得ないことが起こってもいいので、そうみていると、途中から「The Truman Show」みたいな設定かと思い始める。でも、ここには観客はいない。

    最後、台本を読み去ってゆく姿、見送る監視員。

    「ゴールテープ」に続いて2作目。今回も「上」と「下」を上手に使っていました。山奥のニュータウン、元遊園地、生活の全てが保証された街、但し、演劇がない世界。芝居か安定か。

    銃を撃った直後は熱いんじゃないかと思ったけど、持っていない住民も撃っているからいいか…本物じゃないし。
  • 満足度★★

    う~ん。。
    この劇団は、前に知りあいが出ていたのを機に、結構好きで、何度か拝見しています。今回は、ちょっと脚本の根本的な部分があいまいだったような気がして、私自身は入り込めませんでした。ただ、ここでも評価がとても高いので、お芝居の世界にいる人が見れば、また違うのかも知れませんね。そういう意味でも、あまり一般的な内容ではない気がしました。

    ネタバレBOX

    (主演の)タウンに来た女の子が、どれだけ芝居の世界に絶望してタウンにきたか、そして、どれだけ芝居に未練があったかが、描かれていない感じがしました。なので、タウンの住人が、あんな茶番劇をして、何としても彼女を芝居の世界に戻す必要があったのか、あまり説得力がない気がしました。あと、国がどうしてあのタウンを作ったのでしょうか??あの茶番をしていた人達は、どんな人なんですか?彼らも、あそこで役者という職業をしている人なんでしょうか??なんかよく分からなかったです。
  • 満足度★★★

    初見
    ここでの評判が良かったので観劇しました。うーん、良くも悪くも無難。私にはここで書かれている程の絶賛具合は全く感じませんでした。役者さんが上手なわけでもなくかといって下手でもなく、脚本もあの構成にしてしまうと粗が目立ちますがその粗がどうでも良くなる程の突き抜け感もなく。革命と謳いながら最後はこじんまりとした世界観の収束でした。この作家さんは風呂敷を広げるのが巧いのかな?

  • 満足度★★★★

    唐突さ
    始まりの唐突さと終わりの唐突さが本当に唐突で、いきなり侵入され一方的に突き放されるような気持ちで、でもそれはどちらかと言うと気持ちのいいものでした。
    革命ごっこ、本当にそれだけだけど、なにか現実と舞台上の世界がどこかで接触してしまっているのかな、なんて思いました。
    ある意味で、とてもハラハラしました、

  • 満足度★★★★

    ジレンマ
    好きなことだけやれて生活も安定しているなら、それは天国。夢を追い続けるのも、諦めるのも難しい。身に沁みる話でしたね。しかし舞台と映像とではあんなに仲が悪いものなのですか?

  • 満足度★★★

    なるほど。
    役者にも舞台役者と映像役者があるんだなぁ。みんな思うところがあるのですね。

  • 満足度★★★★★

    自分で自分を騙す事
    社会生活の中にある喜びと、魂の喜び。
    どちらも手に入れるのが理想だけれど、一足飛びにそこに到達できる人は
    数少ない。親のこと、自分の生活のこと、大切な人のこと、年齢のこと。
    守るものがあれば日和りたくなるのが現実・・・。
    見てみぬふりをしていた自分に、改めて気付かされた作品です。
    他人に騙されるより、自分で自分を騙す事が一番難しいと再確認できました。自分の内なる声に忠実に生きられるよう、勇気をもらいにリピします!
    ジャンルを問わず、走り続けることにしか幸福を得られない愛すべきお馬鹿さんたちに見てもらいたい。公演中ですが、今から再演希望!

  • 満足度★★★★

    優しい、優しすぎる…
    土田英生さんとのトークショーも面白かったです。

    記念公演だからといって急に素晴らしい物が書ける訳でもなく、役者にしても急に上手くなる訳でもなく、常に崖っぷちなのですから、日頃から一生懸命、あるいはそこそこやっているということが分かりました。

    ネタバレBOX

    優しい、優しすぎる…。芝居をやめようとする役者さんを思い止めさせるために一芝居打つなんて。

    役者をやりたくなったら施設を出てやればいいなんて、耳を疑いました。もちろん生活保障はなくなりますが、こんな都合のいい施設があるはずもなく、そう簡単に出られないなどのもう少し厳しい入所条件に縛られているはずだと思いました。

    怪我が簡単に治るのも、そして誰もいなくなったくらいの大芝居で、客席も含めてもっと徹底的に騙してほしかったと思いました。

    全てが優しいフルタ丸という感じで、この中途半端さも優しさの表れかなと思いました。

    ところで、もし本当にあのまま暮らし続けていたらどうするんでしょう。働かずに金もらって…、ああ羨ましい。
  • 満足度★★★★

    限定された革命
    ですよね、これは・・・・・。すべての演劇人の夢を見せてもらいました。なかなかコミカルで楽しく、役者ワールドが見えて興味深かった。一人一般人がファンとして出ていたけれど、もう少し演じることの一般性というか、人間の本性に基づくようなものを見せてくれたらもっと考えさせられたかな?

  • 満足度★★★★

    役者は役者
    芝居がすきなんだろうな。どんなときでもどこでも

  • 満足度★★★★

    フルタ丸の進路
    結成10年となるフルタ丸が、「ちゃんちゃらおかしい」(当日パンフより)という
    理想と現実の狭間で
    「演じる」こと、それを「仕事」にすること、それで「生活」することを問いかける。
    その上で「当然やるっきゃないでしょ」という決意が示されている。
    前半の抑圧された描写の緊張感と、後半真実が明らかになってからのギャップが鮮やか。

    ネタバレBOX

    元遊園地だったところにある郊外のタウン。
    ここには「二度と演じません」という約束と引き換えに
    生活を保障された元役者たちが暮らしている。
    そこへマツナカ(真帆)というひとりの元役者がやって来た。
    彼女は監視員から、演じることや戯曲の朗読、モノマネ等も禁止されていて
    禁を破れば銃殺も覚悟しなければならないこと等の説明を受ける。

    舞台上手の一段高いところに彼女の部屋は用意され、
    その部屋から広場を見下ろすことができるようになっている。
    部屋には最初からオペラグラスが置かれていて
    マツナカは自然にそれで広場を見下ろすようになる。

    やがてこの安定した暮らしを維持しつつ、ここで演じることができるよう
    革命を起こそうという密かな動きが現われた。
    誘われたマツナカは頑なに拒否するが、やがてあることに気づく──。

    “役者で食ってく”事の厳しさから、次第に疲弊して行く残念な現実。
    作者はこの根本的な“職業的困難”を憂いつつ
    じゃあ、辞めれば楽になるのか、楽になれば幸せなのかと突き付けて来る。
    その姿勢に悲壮感はなく、むしろ笑い飛ばしているところが心地よい。
    しかもラストはマツナカの選択にウルッと来てしまった。

    住民たちの「舞台組」と「映像組」の対立や、内通者の存在などがリアルで
    前半は銃の「パン!」という音も緊張感を呼ぶ。
    エピソード毎の暗転が頻繁で、少し流れが途切れがちな印象だったが
    後半、真実が明らかになってからは勢いがついて気にならなくなった。
    勢い余って若干持って行き方に無理も感じられたが
    マツナカを現世(?)へ戻す為の「強力なワークショップ」だと思えばいいか。
    ならば尚更、マツナカが演じることをあきらめて来た理由づけが弱いのが残念。
    ただ所属劇団が潰れたというだけでなく何か強い理由があれば
    再びそこへ戻る覚悟が感じられるような気がした。

    役者陣が個性的なキャラクターを生き生きと演じていて、
    演じることの根源的な意味を考えさせる。
    母親を演じ、キャリアウーマンを演じ、強い男を演じ、悪女を演じる・・・。
    そもそも人は、どこからが素でどこからが演技なのか曖昧なものだ。

    マツナカが食らったビンタの「びたん!」という快音が忘れられない。
    あれは“現実”の音だ。
    フルタ丸は“現実”を少し距離を置いて眺めながら、
    真面目に自分の進路を進んでいて、その青臭いまでのみずみずしさが魅力だ。
    フルタさん、うつくしい革命はその航路の彼方にあるんですね。
  • 満足度★★★★

    役者の業
     業界人向けか。日本の演劇人の多くが、我が事として見れるような内容である。小劇場演劇に携わる殆どの演劇人が、演劇では食えない。これは現前たる事実である。而も、ぽっと出の何の取柄も無いような連中が、アイドル扱いされて事務所のプッシュだけで大金を稼ぎ、すぐ飽きて捨てられる、スターシステムも間近にある。夢と現実の狭間で、演劇を諦める者も多くいる。業界人なら誰でも知っていることであろう。
     そんな背景があるから、この物語は、変にカッコイイ。革命の仕方がクールなのである。演出レベルのちぐはぐがあったが、まあ、許容範囲である。何より、役者のみならず、表現する者の業を描いたのだから。

  • 満足度★★★★★

    うつくしい
    本当に面白かったです‼
    演劇に関わる人間として、痛いところ突かれたなという気分でもありました。でも、見終えた後の軽やかさ、半端無かったです。こんな素敵な舞台に出会えて良かったです。

  • 満足度★★★★★

    面白い!
    役者は貧しく辛い。もう役者は嫌だ、などと嘆く彼らは役者を辞めることで安定した生活を手に入れた。その代わり「二度と演じません」という約束と引き換えに。しかしそのうち演じられないことに不満が募る。そしていよいよ、役者のための革命が起きる。

    ナンセンスコメディ。登場するキャラクターたちが面白い。一人としてマトモナ人達はいないように見えるが終盤で織り成す暗転がお見事!

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