満足度★★★★★
巨匠の優しさが私の恩師とだぶりまして。。。
素晴らしい物語でした。個人的なことですが、登場する日本画の巨匠が弟子に見せる変わらない優しさが、仕事上で長年お世話になった恩師とかぶりまして。。。涙でした。
満足度★★★
ミステリーとしては…
今回も久間さんの優しさが伝わる作品でした。ただ、ミステリーとしては、あの植木職人のことも含め真相が途中で分かってしまったので、驚きというのは感じませんでした。
いいお話でしたけど、もう少し画家の息子に対する愛情をエピソードの中から感じることが出来れば、ラストの受け止め方も変わったかなと思います。
いくら言葉で伝えられても、「言葉」じゃなく「想い」を感じたかったなと。
画家と弟子入りした少年の関係がとても温かく思いやりに溢れていたのは好きでした。
満足度★★★
有名さが伝わりにくいかな
絡まった糸が解けかけたと思ったら、まさかの展開。
まあ、原因となった出来事、そんなに有名であるならば周りからイロイロあって息子が好き勝手出来ないようなと思う部分もあったが、面白かった。
満足度★★★★
本格派ミステリー
ごくオーソドックスな、と言うよりクラシカルな趣さえ漂うミステリー。
ある人物の失踪を発端に描かれる過去と現在の物語、そして明かされる真相…本格派と言っても良かろう。
植木職人の少年時代を演じた方が成人後を演じた平川さんと「面影がある」レベルで似ていてニヤリ。
満足度★★★★★
わたし好みの舞台でした!
初めてTSTさんを観劇しました。
予想以上に話の内容が面白かったです!
推理小説を思わせるような謎が話の軸にあり、2時間ドラマを観ているような感じがしました。
もちろん最後は謎解決!スッキリしました!そして感動もしました。
前半は非常に丁寧に登場人物たちを描いている為もったりした感じがしましたが、後半は一気に畳み掛けるようにトントンと話が進んでいき飽きる事はありませんでした。
小説かしないかなあ~文章でも楽しみたい作品です!!
満足度★★★★★
面白い話の流れに
引き込まれます。
台詞の掛け合いの面白さがあり、徐々に繋がっていく話の流れには、2時間弱の刑事ドラマを見ている感じでもありました。暖かい話も組み込まれ、見応えのある作品であったと思います。次回作も気になります。
満足度★★★★
石榴の木
TST公演観劇は4度目。今回一番好き。もう一度観れば何気ないシーンも楽しめるかも。池田和也さん演じるキャラが秀逸でストーリーに惹きつけられる。
満足度★★★★★
感動しました。
ミステリー要素を含んでいるので、とても面白く展開し、見応えがあり、そして心の温まるストーリーでした。とても感動しました。そして、愛があってこその犯罪に切なくもなりました。ストーリーは勿論、役者さん達も素晴らしく、老若男女、誰にでもお薦め出来る良い舞台だと思いました!
満足度★★★★
なかなかなドラマ
ストーリーも凝っていて、場面展開もどのシーンも心に残る内容で無駄が無い。
丁寧に表現さfれていて、2時間以上の作品でたっぷり作品の世界観に浸れる良い出来でした。。
満足度★★★★
しんみり
舞台美術の品、しんみりさせるシナリオ、子役をやった役者の演技、芸術家の感覚と一般人のそれとの落差。殊に最後の問題に関しては、表現する者は、ずいぶん悩む問題ではあるまいか? 無論、金儲けの手段として、表現者のふりをする人々は含まない。真摯に表現を追求する人々のことである。芸術至上の立場をとるヒトであっても、おそらくは、その根底に常識と自分の世界、或いは世界観とのギャップが存在するであろう。アーティストは、その鋭敏な感覚で、時代を先取りしてしまうので、大方の人々との間に齟齬をきたすのだ。無論、アーティストをリアルタイムで評価しうるディレッタントは存在するが、彼らもまたマイノリティーであることに変わりはない。
ただ、表現する者の、純粋性や拘りを許容するのも、世間である。真に優れた、また真に独創的で同時に本質的な表現は受け入れられる可能性が大である。其処に賭け、それを継承しようとする才能の在り方と世間ずれした相続の権利者との争闘を描いてしんみりさせる作品である。
満足度★★★★
ウェルメイド
初めての東京ストーリーテラー、初めてのシアターKASSAIは充実の一言。
終演後希望者のみに“ネタバレ・パンフレット”を配布するという姿勢、
作・演出の久間勝彦さん自らが観客に感謝の言葉を伝える前説など
劇団として「観る人が参加して初めて完成する演劇」を大切にしていることが伝わってくる。
ネタバレになるので多くを書けないのが残念だが、
それもこの作品を鑑賞する上でぜひとも必要なことだろう。
最後まで真実がわからない筋立てが素晴らしく、
ありがちな予想を立てていると見事にひっくり返される。
筋立ての面白さに加えてもう一つ、
登場人物の彫りの深い造形が、“ことの起こり”に説得力と必然性を与える。
濃密な世界を共有する師弟関係が、時間の経過とともに丁寧に描写されていく。
弟子の少年役が素晴らしくて、何も起こらないうちから泣けてしまった。
冒頭、主人公の説明的な台詞がテンションに引きずられて少し上滑りになった感があるが
ラストの別人のような表情は素晴らしかった。
「点描の絆」は、この瞬間のために語られてきたのだということがわかる。
こんな人間関係もあるのだと知らされる、幸福な謎解きだった。
満足度★★★★★
上質なミステリー
アガサ・クリスティを読んだときに感じる満足感でした。小説を読んで、映画を見ることは出来ますが、今作の場合はシナリオを読みたくなりました。
もう一度見たいのですが、上演は明日まで。行けるかなぁ
満足度★★★★★
家族をこえた愛
親子のお芝居は観たことありましたが、師弟関係でこんなに美しいお芝居は観た事なかったです。
お世話になった先生を思い出す、じんとするお芝居でした。
満足度★★★★
なるほど
「東京ストーリーテラー」は今回初めて観た。いくつもの伏線を張って、さてこれをどんなふうに回収するのか?それが気になっていたが、いやいやどうしてなかなか深みのある戯曲だった。最後のどんでん返しは面白かった。だから、幕が開くまで当日パンフレットを裏表を読み替えしても、ストーリーに関して何も記述がなかった意味がわかった。終演後(希望者のみ)に配られるパンフレットで、やっと相関図がわかる仕組み。この芝居を楽しむうえで、親切な配慮といえる。
惜しいのは初日ゆえ(?)、やたらと台詞を噛んでいた役者がいた。特に主人公のはちょっと残念。