ユリコレクション【ご来場誠にありがとうございました!】 公演情報 ユリコレクション【ご来場誠にありがとうございました!】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-20件 / 21件中
  • 満足度★★★★★

    心地いいお芝居
    役者さんたちの演じ分けが見事で時を隔てた2つの時代にスッと馴染むことができ観ていて心地よかったです。

    ところどころに胸を打つシーンがありましたが、最後のほうのシーンでの夫と亡き妻の語らいがすごいよかった。

  • 満足度★★★★

    楽しめました
    結構笑いも入っているけど、しっとりしたいい話でしたね。母と娘の役をひとりの女優さんが演じて、その転換が面白かったです。

  • 満足度★★★★★

    うまく言えないけど、優しさ、とか、
    いろんなものを感じました。ラスト3分の1くらいから静かに静かに涙が出てきました。あとはネタバレ欄に書きます。

    あ、あと、客入れの時の、ケータイ電話等に関する注意の仕方が、本筋の話
    に対してまったく違和感なくプラスされていて、すごくすごくよかった。

    ネタバレBOX

    舞台美術が良かった。特に、ギャラリーの場面での、それは本当によかった。

    ギャラリーの場面での、かえでの食い入るように真剣に写真を見る表情が本当に良かった。

    舞台中央でガヤガヤとしてるとき、有名写真家と結婚した女性が、相手に聞こえるか聞こえないかくらいの声で、「○○さん、私、あなたのことが好きよ」というところの演技と演出がよかった。

    有名写真家と、その奥さんがケンカ別れしそうになった時、かえでがほとんど記憶にない母親のマネをして「○○、走れー!!」っていうとこ、とてもよかった。

    かえでの母の、子供ができたらできたでと、写真だけに固執しない生き方はいいなと思った。
  • 満足度★★★★

    ハートウォーミング
    例えるならこんな言葉が似合う。何が、誰が、ではなく全体の雰囲気がよかったのだと思う。シンプルで美しいセットに美しい照明が効果的だった。

  • 満足度★★★★

    母娘それぞれの青春記
    写真家の才能を持ちながらも夭逝した母とその才能を継いだ娘それぞれの青春記。
    性格の異なる母娘を演じ分けた小鶴璃奈や同じ人物の20年以上の隔たりを表現した役者陣がなかなか。
    また、「歴史は繰り返す」的な部分があるのも好み。

  • 満足度★★★★★

    終演の瞬間、頭の中で
    ユーミンの「春よ、来い」が流れました、そんな温かい素晴らしい作品と思いました。
    ---
    ベテラン風俗嬢でも、刺激を強くすればいいと思ってる人がいるんですが、そうじゃないんですよねぇ。
    ---
    とはいえ、あの水素74%よりも客席がさびしかったとういのも現実です。(日曜の夜という若干の不利はありますが)。でも、私はまた見てみたい劇団さんです。

    あぁーそれからですね、多分持ち込みと思われるクッション(パイプ椅子でもないのにですよ)という細かい気遣いも良かったです。

  • 満足度★★★★

    セットが美しい
    母娘の役を一人のキャストが2役を演じるのでその違いが始めの頃、戸惑った。ジャケットで違いをみせる演出があったらもっと観やすかったと思う。物語は親子が同じ写真家を目指すという世代に渡った群像劇でかえでの父親役の役者がいい味を出していた。

  • 満足度★★★★

    演技とあかりが織り上げる時間の立体感
    冒頭から、照明の美しさに惹かれ、
    紡がれやがて浮かび上がる
    主人公たちの姿に一つの色で心を奪われて・・・。

    その繋がれたものの肌触りに
    惚れてしまいました。

    ネタバレBOX

    冒頭からしばらくは、
    ちょっととまどう。
    説明的なことはあまりなく、
    その刹那の印象を置いたまま、
    シーンが次へと歩みを進めて・・・、
    ふっと観る側の立ち位置に迷う。

    でも、そのシーンに編み込まれたものが、
    少しずつ繋がっていくにつれて、
    次第に抱いているものが形になってきて、
    やがて、母と娘のそれぞれの時間に編み上がっていくと、
    冒頭のとりあえず受け取っていたものも
    しっかりと世界の広がりとなって、観る側を物語に浸していきます。

    母親の時間と娘の時間、
    二つの時が撚られて進んで行く舞台、
    次第に枠組みが明らかになり、
    登場人物たちのロールが浮かび上がってくると、
    それまであいまいだったものが
    物語の歩みの中で、
    後ろ側の広がりのように観る側を包み込んでいく。

    シームレスに織り上げられていく母と子のシーンたち、
    主人公のカメラと服と想いの色、そして才能。
    時の移ろいを表す役者たちの身体、
    それらが記憶と現在の質感を
    内心の景色のごとく一つの舞台に織り上げていく。

    容姿などで一人の人物の時間の経過を表現することは
    ある意味、それほど難しいことではないのかもしれません。
    でも、この舞台の役者たちは
    外見的なものをさして変化させることなく、
    その刹那の表現に込めたロールが抱くものや醸し出される想いの色で
    二つの時間を切り分けていく。
    主人公もやり方は同じ、
    妊娠の表現にしても安易に体型を物理的に変化させることなく、
    しなやかに子供を授かり、その時間を過ごした母の姿を
    紡ぎあげて見せる。
    観る側は、舞台の時間たちに乖離がなく
    物語の枠組の中の二つの時間の重ね合わせではない、
    流れる一つの時間の前と後ろの感覚に
    浸されてしまう。

    場の転換に不要な区切り感を与えることなく、
    シーンをつないでいく舞台美術、
    そして、照明も息を呑むほどに美しく、
    かつキャラクター達の姿や想いをしっかりと映えさせる
    圧倒的な力があって。
    ただ、役者を照らすのではなく、
    明かりもまた語り、ロールたちの想いに
    さらなる陰影を作り出していて。

    観終わって、主人公(達)の姿が、
    今であっても、その時間であっても
    とてもビビットで魅力にあふれ、
    ありていに言えばちょいと惚れてしまったり。
    他の人物たちにも、概念としてではなく、
    存在としてのリアリティがとても自然に心に残って。

    物語のくみ方などには、
    ほんの少し不要なもたつきを感じさせる部分はあったものの、
    終わってみれば、
    夏にもかかわらず、降る雪の肌触りまでも舞台と共有しておりました。

    秀作だと思います。
  • 満足度★★

    普通
    全体的に普通でした。
    2時間ドラマありそうだなあ、とか思ってみてました。

    ネタバレBOX

    批判したいわけではないんですが、ひねりがほしかったです。
    結局母親が天才で娘も天才で、それでやりたいことがあることがすばらしい的な流れ。
    娘天才じゃなくていいじゃーん!ってなってしまいました。
    天才なんて言われなくても諦めずカメラマンになりたいなら、あー私も頑張らないとなあっと思うのですが…それもひねりがないのかもしれませんけど
    私なら…っと考えてしまう作品でした。

    普通な割に天才を見せつけられたような気持になりました。
  • 満足度★★★★★

    まさにラフメーカー!
    シリアスで悲しく、時折大人の問題が絡むストーリーでしたが、随所に笑える部分があって肩の力を抜いてみることができました。
    最後はハッピーエンドで終わり、まさにラフメーカーという感じでした。
    見れて良かったです。

    ネタバレBOX

    皆で記念写真を撮るシーンでスーッと現在と過去(母親の時間)が入れ替わるシーンは素敵でした。
  • 満足度★★★★

    再々演?
    まったりとした気分で見られて、ほっこりとした温かい気持ちになれる素敵なお話でした。今回の公演は再演とのことですので、この劇団は、こういう芝居がしたいんだ!ってことでしょうか? ラフメーカーの作品は、これまでもいくつか見させてもらいましたが、今回の公演はドタバタコメディの部分が抑え気味だったのも、好印象でした。
    再々演を期待したいです。


    ネタバレBOX

    娘・かえでの話と、母・百合子の話が折り重なって進んでいき、その二役を小鶴さんがこなされるという複雑な展開に、最初だけ戸惑いました。でも、あとはすんなりと理解できたのは、構成の上手さでしょうか。

    セットが、白に統一されてシンプルなのも、好印象でした。ただ、左右の壁がシーンによって回転するのは、意図は分かる気がしますが、ちゃちな印象がしてしまいました。あれは白壁のままで固定していてもよかったのでは。
  • 満足度★★★

    演出
    母娘の演出はよかった また主要キャストの演技力も高い ただ笑いのつぼは外れてばかり 脚本は朝ドラのような内容です 流れるように物語は淡々と進んでいくのでなにかガラッと物語が変わるような展開もほしかったのですがそこは自分の趣向ですかね この空気間が好きな方もたくさんいると思います

  • 満足度★★★


    チケプレで観劇。
    想像していたよりもドタバタな笑いが多かったが、
    ツボを押さえた演出のハートウォーミングな作品だった。
    間口の広い作風だなと。
    小鶴璃奈さん、ザ看板女優という感じですな。

  • 満足度★★★★

    幻想的な雰囲気が
    全体を包み込んでいるような舞台で、優しい気持ちで見ることができました。 その雰囲気は○だけれど、現在と過去の区別はつきにくく、パッと見、主人公の名前が判別の手掛かりで、最後はどっちでも良い気分になっちゃった。 作り手側はそれで良かったのかな?

  • 満足度★★★

    うーむ
    劇団初見。
    どうも自分には合わない作品だった。
    主人公や天才カメラマンが全くそれらしく見えず、おかげでその他の登場人物にもリアリテイが感じられなくて、置いて行かれた。
    コメディ要素もシリアス要素も中途半端に感じられた。
    舞台セットは美しくて良い。
    一人二役の母と娘が暗転無く切り替わる演出も見事なだけに残念。

  • 満足度★★★★

    なるほど
    この劇団、初めて観たが、細かく作られている舞台だった。舞台美術を含め全体の印象は非常によかった。ただ、母と娘が最初、わかりにくかったなあ。あと、細かい、あざといけどすべり気味の笑いは、いらないんじゃないだろうか。

  • 満足度★★★

    本当に
    母親と娘は似ていました。

    ネタバレBOX

    22歳前後で亡くなった母親とその年頃になった娘、二人はそっくりで、だからこそ過去と現在をスピード感を持って転換させながら表現したいという狙いは分かりますが、やはり特に最初のうちはどちらのシーンか分かりづらかったです。

    夫とお父さんは少し差を付けていたようには感じましたが、妹と叔母さんは全く区別が付きませんでした。

    脇の樹木の描かれた板を回転させる度に、田舎と都会、屋外と室内、もしかして母の時代か娘の時代かなどと考えながら見ていましたが、途中どうでも良くなり、むしろ微妙な隙間が生じることにちゃちっぽさを感じ、無い方がマシだ思いました。

    母親の方はカメラマンへの勉強の道を諦めるに当たって、生まれてくる子どものために撮り溜めた写真を整理しましたが、捨てる方向ではなく見せるために残すという整理法でした。そぶりとしてはカメラマンへの執着心は見せていませんでしたが、未練や悔しさが隠れていたのでしょうか。微妙な心理と言ってしまえば簡単ですが、夫を愛しているというだけで、全く執着心を表現していないのも変かなとは思いました。
  • 満足度★★★

    まるで小説のような。
    やさいい世界が舞台を包んでいました。お茶目でお洒落な暖かいお話。

  • 満足度★★★

    照明の使い方が綺麗でした
    割と坦々とした話の展開でした。
    母娘の切り替わりが周囲での人間関係で判らせるようにしており、
    ちっとわかり難さがあったのですが、
    それも計算のうちだった気がしますねー。
    白を基調とした舞台セットと、
    効果音やBGMに照明など丁寧にされていたのが印象に残りました。

    ネタバレBOX

    受付などのスタッフさんが皆黒服でした、
    対応が丁寧で好印象(^^)。

    1流カメラマンとなった母の元同級生のトコに
    弟子入りすることになった”かえで”。
    母”ゆり”の残したアルバムを見ながら、
    そうなる経緯を思い出してゆく。
    その折々に差し込まれる過去の話。
    母と娘がまったく同じ姿ということをキーにして話は進む。
    ゆりと父の出会い、写真学校での同級生との会話。
    ちょっとオドオドした感じの娘に比べて、
    ガラッパチ風な母。
    ゆりの父や妹なども過去・現在を演じ分けつつ進行していきます。

    ”かえで”を生んですぐ死んでしまった”ゆり”ですが、
    趣味に留めるとしたカメラワークの無理がたたってと、
    死亡原因話してましたが・・
    (そのため父は、かえでのカメラマンになるという
    道を認めない・・・が最後には折れますが)
    何となく説得力不足な気がします。

    ゆりとはじめの出会いの時の心霊話がラストに生きてきます、
    冒頭で家を出たかえでが、まだ家にいると驚いた父ですが。
    実は幽霊の”ゆり”で、ひとりにはならない。
    これからは娘の変わりに、ここにいるねと言う。
    いろいろ考えると怖そうな気もする父の今後ですね・・・。

    さて、かえで父の性格が母との出会いとか後で。
    結構都合よく改変されてた様な気がしますし、
    カメラマンになりたいという、
    かえでの意思の強さがあまり感じられなかった。
    説得パワー不足を感じたデス。

    でもミカンのライトや、写真展の雰囲気。
    全身タイツのオレンジ宣伝マンは笑えました。

    また神奈川の田舎とはいいますが、
    東京からの時間とかの台詞を強調して欲しかったですかな。
  • 満足度★★★★★

    やわらかく優しい
    母娘、今どちらなのかがスッと入ってくる見せ方はさすがでした。またそれぞれでキッチリ表情を変えてた演技も良かった。
    世界観にどっぷり浸れた非常によい物語であり舞台でした。

    ネタバレBOX

    小鶴璃奈さんが母・百合子と娘・かえでを演じており、母と娘のチェンジは、その場で変わったり、出ハケで変わったりします。
    今どちら側の物語かは、照明の違いや小鶴さんの演技が勝気な性格の場合は百合子で、少し内気な性格の場合はかえでと思えば大体大丈夫かな。
    でも、それほど悩まずにどちらなのかは入ってくると思います。
    また、舞台セットの左右の木が回転しますが、こちらは基本、室内か室外かを表しているようです。

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