野鴨 公演情報 野鴨」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-19件 / 19件中
  • 満足度★★★★★

    セットもリアルで、凄かった
    会場に入った瞬間、度肝を抜かれました。
    まるで、森林の中の他人の家を盗み見している気分。
    家政婦は見たを地で行く進境で、初めての異質な観劇経験でした。
    タニノクロウさんに興味を持ち、その後ぺ二ノも観に行きましたが、こちらはやめておくんだったと後悔。
    タニノさんとイプセン劇は非常に相性がいいので、オリジナル作品でないタニノさん演出舞台は、今後も楽しみです。

  • 満足度★★★★★

    完成度の高さに感動してメルマガ号外発行
    庭劇団ペニノのタニノクロウさんが、商業演劇の世界でも確かな実績を作られたように思いました。

  • 満足度★★★★

    過剰なまでに重厚
    でありながら、軽妙。

  • 満足度★★★★★

    未だ混沌として
    自分の中で巧く処理出来ない。
    舞台上での表現とか観せてくれた世界
    それを受取った自分の中に広がった波紋のような感情とか。

    イプセンのまっとうな作家の力を
    より濃厚なカタチにして差し出してくれた演出家の力に唸った。

    ネタバレBOX

    役者さんは皆さん素晴らしかった。

    役者自身が持っていると思われる色を消し去って
    すっかり劇中の人物として目の前に現れた。

    そんな当たり前のことがしっかり出来ていたので
    あの異空間で生きている人間として違和感無かった。

    あ、でもやはり手塚さんはちょっと消しきれていなかったかも。
    彼を観ながら劇中にも「手塚さんだ」と感じてしまったことが数回あったから。

    自分が観たいと思った石田さんは良かったと思う。
    何処までがこの女性の本心なのか・・・
    劇中幾度もそう思わされ魅きつけられ掴まれた。

    過去が掘り起こされ夫に突きつけられて見せた涙。
    娘を亡くした後号泣する夫とは正反対に泣きもせず
    亡骸に取りすがることも無く自失するだけの姿と言葉。
    例え何度理不尽なことに巻き込まれ、悲しみ・哀しみに遭おうとも
    逃げずに対峙してこの先も生きていく、そんな強い業のようなものが
    彼女を覆う諦め濃い影の向こうに垣間見えて凄みすら感じた。
  • 深い。
    やられた。

    台本と違ってた・・

    役者と距離が近いので表情などがじっくり観察できた。

  • 満足度★★★★★

    濃縮還元。
    野鴨という「物語」を手にしたタニノクロウ。トーンのある「演出家」を手にした翻訳劇。それぞれの敷居の高さがうまく作用し、お薦めできる一本に。
    空間とマメ山田・津嘉山正種、両氏の“存在”による世界への導入はさすが。結末が見えているからこその、そこに向かうそれぞれの人物の転がり方が印象的。

  • 200711261400
    200711261400@THEATRE1010/終演1650休憩15min

  • 満足度★★★★★

    すべてにおいて凄かった。
    ペニノっていうと舞台美術に関心がよってしまうのだけど、コレはヤバイ。
    舞台が生きている印象がした。
    まぁそれでも古典ですよ。なんてドキドキしながら待っていると物語の進行具合、台詞の掛け合い、それが見事に絡みあう。

    イプセンって知らなかったけど、すっげぇなぁって思った。

    ちょっと中盤一個気になった部分があったけど、それでもぐいぐい引きこまれた。

  • 入場ただちに
    「やられた」と意識。

  • 満足度★★★★★

    野鳩じゃないよ、野鴨だよ(直前まで間違えてたw)
    ペニノ演出家のタニノクロウ氏。ずっと気になる存在でした。「舞台奥行きがやたら深い野外舞台」とか、「腹部切開のシーンでジャズの生演奏」とか、毎回私のツボをつく「ニュース」な噂を耳にすれど、なぜかいつも忙しい時期に重なってしまいみにいくことができず。

    念願かなって初のタニノ演出。

    経験と自信と確たるセンスに裏打ちされた、すんげー贅沢な3時間。

    ネタバレBOX

    西洋古典劇につきものの違和感。この作品に関しては不思議なことに全く感じません。現代風にこなれているとか、そういう類の消化のしかたではないんですよね。なんというか、奇妙な、こことは違う常識の、「完璧な世界」が出来上がっていました。イプセンが暮らした19世紀のノルウェーがこうしたものだったのかどうかはわかりませんが、ある徹底した美意識なり主義なりが貫かれているように感じました。ストレートなようでいて、かなり念入りな細部への「異端」なこだわり。生演奏のジャズピアノも絶妙です。

    「正義病」に取り付かれたグレーゲルス(保村大和)は、今風にいえば世界中に正義を押し付けるアメリカみたいな存在かな。少女が命を絶った直後のシーンで「彼女のおかげで友人のなかにある崇高なものが目覚めたのだ」と語るなど、びっくりするような思想の持ち主ですが、存在のうそ臭さを感じません。人間として、というか、人間に良く似た悪魔のような、そんな確かさで舞台上を歩き回り、他の俳優の肩越しにささやいていました(決して批判ではありません。褒め言葉のつもりです)

    で、その友人ヤルマール役の手塚とおる、もう最高です!!間抜けで、ダメダメで。かわいい。二人に共通する「潔癖さ」、かみくだいていうと「ウザさ」(笑)。これが悲劇のもとであり、コメディの要素でもあるというのが凄いと思います。よくできた脚本なんだなあ、と。

    奥さん役の石田えりも、全身から「諦め」を乗り越えた荘厳なオーラを放っていて好演。目を離さずにいられません。

    あーとにかく観といたほうがいいよ、これ。
  • 満足度★★★★★

    魂の森
    庭師タニノクロウの面目躍如。ふさわしい物語、ふさわしいキャストを得た「庭」は人間の悲劇を優しく見守る神々しき森となった。

  • 満足度★★★

    またしても舞台美術に完璧にやられる。
    相変わらずスゲーなペニノは。
    舞台上に完全な一枚絵として
    戯曲の世界観を作り上げられる稀有な劇団だと再確認。

    鬼門の翻訳モノ芝居だったのですが、
    脚本がかなり現代語に直されていたのは救い。
    でもやはり内容には全くもって共感できず心が離れる。
    しかも役者陣はオールドとニューのスタイルの混在で
    さらに心が離れる。

    ネタバレBOX

    ちなみに娘役の鎌田沙由美の芝居が
    子役芝居臭くて何だかな~。と思って調べると
    所属が劇団ひまわりだったので大爆笑!
  • 満足度★★★★★

    イプセン劇のサスペンスを満喫
    正統的なイプセン劇だが、その象徴性の高さを強調した解釈は、観客の想像力に強く訴えかける。
    今、これを見ないでどうする!!!っというぐらい、一押しの公演。
    この作品を読んでいない人は、是非事前に【作品を読まないまま】劇場に出かけ、イプセン劇の極上のサスペンスを味わってほしい。
    とにかく見てくれ!!!

  • 満足度★★★★★

    そこに隙はない。
    劇場に入った瞬間に空気の違いに驚く。そこは地上10階、紛れもない森があった。
    そこで展開される、ピンと張りつめた隙のないドラマ。なるほど、古典作品の普遍的な重みだ。
    そして、隙のない役者陣。彼ら一人一人が悲劇を悲劇たらしめている、というのがしっかり判る。誰一人その枠から外れているものはない。
    ……完璧だ。

  • 満足度★★★★★

    奥行きのある作品
    道具といい、照明といい、演技といい、演出といい、すべての要素が
    本当の細かく計算された上で創られた奥行きの深い作品。
    神秘的な世界の中で描かれる人間のリアルな本質。
    一回の公演が100人弱しか観れないなんて、本当に贅沢です。
    まだ観劇されてない方はぜひぜひ!

  • 満足度★★★★

    森?のなかで
    少人数の観客に豪華なキャスト。
    贅沢な時間を過ごしました。

  • 満足度★★★★★

    ふかい
    これは深い、

    あの空間はすばらしい!!

    贅沢すぎる時間をありがとうございました

  • 満足度★★★★★

    魅せられました
    なんて贅沢な空間,キャスト!本格の芝居を見せられたって思います。ストーリーはとても重いのですが,心地よい満足感だけが残りました。

  • 満足度★★★★

    至近距離で堪能
    美術秀逸。世界にグッと引き込まれる。
    ドロッとした雰囲気も美しい美術できれいに魅せる。
    そして、至近距離で存在感のある役者さんを観られる幸せ。

    人間を描きながら、人間臭さを感じることが少なかった・・・その分重厚さが薄れたのは残念。演技が硬かったので、これからもっと良くなると思います。
    途中休憩有。

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