煙が目にしみる【Mura.画】 公演情報 煙が目にしみる【Mura.画】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-14件 / 14件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2025/06/29 (日) 12:00

    オリジナルである鈴置洋孝プロデュースや加藤健一事務所(それぞれ複数回)はもちろんいろんな団体で延べ二桁回数観ている本作、それまで気丈に振舞っていた礼子が一人になった時に初めて泣く場面を礼子の背中で見せるのは記憶の範囲内ではかつてなく「このテがあったか!」と膝を叩く。
    また、その後の浩介との「会話」場面で浩介の方向を向いていながら視線は(舞台上の)浩介から微妙に異なるというのも実に見事、演出/演技の勝利だね。(一方、その後に妻子3人が浩介を囲む形になるのは若干の違和感が)
    さらに今まで観てきたものは舞台後方の大きな窓とそこから見える桜の装置が印象的だったが本作は小さめの窓(枠のみ)で桜もないというシンプルなもので、それでも外の様子が想像できたのは今まで観てきた体験によるものか?(反語気味)
    他にも客席中央の通路も使うなどこの会場を巧く使った演出に感心。思えば前回公演もそのケがあり、次回公演への期待値アップ♪

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    こういうシステムがあったらいいな?!なんて、思ってしまいました!
    笑いあり、涙ありで面白かったです!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    ないたり、笑ったりが忙しかったです。日本人特有の気まずさやちょっしたお節介のようなものが心地がよかったです。面白ろかったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    千秋楽、ウミネコチームを観劇。コミカルとシリアスの要素の配合が絶妙でラストまで目が離せない。

    「死者の姿が見えるおばあちゃん」という設定は舞台だからこそ生きてくると思う。観る者との一体感が生まれる、という意味で、映像作品ではなし得ない舞台ならではのマジックである。

    現実感のないストーリーは、ともすれば絵空事のように感じてしまうこともあろうが、役者陣の演技力が素晴らしくリアル感があった。特に祖母役の妻木さんのちょっとオーバーなコメディエンヌぶりは作品全体の空気感を作っているようで素晴らしかった。(キーパーソン的な役柄だし)

    帰途、プラターズの「煙が目にしみる」が脳内リフレインしていた。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    千穐楽観劇、面白い。
    物語は 説明にあるように、地方都市にある斎場の待合室が舞台。白装束の男二人、彼らはこれから火葬されようとしている死体の幽霊。これまでの人生に思いをはせているが、ボケ始めたおばあちゃんが故人の姿が見え、話が出来るという奇跡の騒動が…。

    何回か観たことがある作品。今回のMura.画は、前作「広くてすてきな宇宙じゃないか」(演劇研究会)もそうだったが、丁寧な演出が特徴。場面毎のメリハリを さらに強調することによって印象付けと余韻を残す。おばあちゃん曰く「この世の最期の友達、いや あの世の最初の友達が出来て」、全編ユーモアと情感に満ちた感動作。
    (上演時間1時間30分 休憩なし) 【ウミネコチーム】 

    ネタバレBOX

    舞台美術は暗幕で囲い、中央奥に雲か煙のような形をした白布。それが たなびいているようで、あの世を連想させる。中央の空中に白枠(ガラス窓イメージ)。上手/下手にそれぞれソファとテーブル。シンプルなセットだが、全体が鯨幕イメージ。

    葬儀という悲しい現実、にも関わらず 随所に散りばめられたユーモア、溢れ出る家族愛が観て取れる。白装束の男二人(野々村浩介と北見栄治)の火葬が始まってから骨上げまでの1時間半をリアルタイムで描く。二人はこの世とあの世の間を さまよっているが、そんな二人の姿が見える浩介の母 桂の奇跡が…。

    二人は窓から桜を眺めている。自分たちは あの世に旅立ち、家族などはこの世で見送る。その間には忘れたくない美しい光景が見えている。Mura.画の「これを描きたい」が伝わってくる印象深い公演。美術も演出も控え目。しかし観客の想像力を十分に膨らませ、贅沢な時間が流れる。

    音楽と照明を効果的に使ったシーンは2か所、あとは普通の人工光。まず中盤、妻の野々村礼子が背中を向けて ソファに うずくまって夫 浩介を偲ぶ場面、もう1つは、最後 桂が参列者に浩介と栄治の思いを伝える場面である。このメリハリの利いた演出が描きたいことを鮮明にしている。生と死、過去と現在の境界を巡りながら、家族の温かさといった滋味を味わわせてくれる。これが実に巧い。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    千秋楽を観劇。火葬場での話なのに火葬されている当事者達の会話がテンポ良くて面白い。
    家族の本音も聞けていい人生だったんだなとしんみり。
    ストーリーが分かりやすく進むので見やすくてよかったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    初めて観ましたが、お話もしっかりしてるし、芝居も安定していて良かったです。それぞれ役に合ってるらっしゃるなぁと思いました。 
    多分30年くらい前の設定なんだと思いますが、それがもう少し早々にわかる方が入り込みやすいかなぁとは思いました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     ヒグラシチームを拝見。面白い、お勧め!

    ネタバレBOX

     地方の火葬場待合室を舞台に火葬開始から骨上げまでをリアルタイムで描く。窓外には桜の満開が見え、天気も上々。尚、板中央やや奥に吊るされた大き目の白枠は場面によって窓にもなれば、写真のフレームや他の様々な物にもなる。
     Mura.画は、村上 悠太氏が独りでやっている企画ということで毎回、キャストは異なるという。今回拝見したのはヒグラシチームであったが、一部のキャストがWキャストであった。脚本も面白いが、役者陣が上手い。殊にシングルキャストで出演している役者さん達はベテランも多く流石と感じさせられた。中盤までは火葬に付される本人達の霊の登場以外は、待合室でありがちなシーンがベースになる比較的オーソドックスな創りだが、恍惚の人の仲間入りをしたと思しきお婆ちゃんの登場で事態は一変する。何とお婆ちゃんには、火葬される息子と同じ日の同じ時刻に矢張り火葬される2つの霊が見え、会話ができたからである。こんな事情で同日・同時刻の火葬で若干いがみ合いをしていた親族達は、故人個々の念をイタコと化したお婆ちゃんを通して知ることができ、故人個々の念や亡くなった経緯を正確に知ることとなった。その内容の奇想天外な展開や個々のエピソード、夫婦、親子、恋人同士の愛等が実にリアルに表現され心を撃つ。終盤、怒涛の如く訪れる各エピソードの回収のセンスも洒落ており、表現も美しい。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    火葬が始まってから骨上げまでの心揺さぶられるストーリィでした。

    ネタバレBOX

    役者の表情、重みのセリフが、心にしみました。家族のぬくもり、人の心のあたたかさを感じずにはいられません。
    火葬されようとしている故人の二人がボケ始めたおばあちゃんを通して、家族と会話する場面は胸を打たれました。
    緊張感のある中で、余分に買いすぎた弁当がひとつづつ減っていくのが、タイミングがよく、いいアクセントになったと感じます。お弁当とお茶がとてもおいしそうだったので、臨場感がとてもありました。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    ウミネコチーム観ました。色んな劇団で何度も観ている作品ですが、年を取ったり、家人を亡くしたりすると、増々感慨深くなってきますね。今回も大いに感銘を受けました。

  • 実演鑑賞

    面白かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    素晴らしい脚本。良く考えられていますね。
    笑いあり、涙ありでとても良かったです。

  • 実演鑑賞

    これが「煙が目にしみる」か。

    劇、アフター・トーク共に素晴らしかった。

    ネタバレBOX

    開演前にはプラターズがかかります。良い感じ。

    それにしても環幸乃ちゃんは制服似合いすぎ。
    高校生どころか中学生くらい見えるものなあ。
    逆に長男役は老けているような。
    父、野々村こうすけと親子に見えない点は残念。

    アフタートークでの北見役の俳優が言っていた「台詞がない時のほうが疲れる。」という発言が新鮮。
    この人は色気あるなあ。
    モテる役というのが納得できる。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    Mura.画3最高!ほんと素晴らしかったです。奥さんが亡き夫に語りかけるシーンで涙腺緩んじゃいました。脚本もよくできているし、演者も懇親の演技で観てるこちらも完全に感情移入できました。その証拠に、私の涙腺が崩壊したとき周りの中高年の涙腺も崩壊している音がしましたし。話はシンプルでありながらよくできたストーリーです。ひとこと、さすがMura.画3です。いいものを観させてもらいました。

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