公演情報
「煙が目にしみる【Mura.画】」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/06/29 (日) 12:00
オリジナルである鈴置洋孝プロデュースや加藤健一事務所(それぞれ複数回)はもちろんいろんな団体で延べ二桁回数観ている本作、それまで気丈に振舞っていた礼子が一人になった時に初めて泣く場面を礼子の背中で見せるのは記憶の範囲内ではかつてなく「このテがあったか!」と膝を叩く。
また、その後の浩介との「会話」場面で浩介の方向を向いていながら視線は(舞台上の)浩介から微妙に異なるというのも実に見事、演出/演技の勝利だね。(一方、その後に妻子3人が浩介を囲む形になるのは若干の違和感が)
さらに今まで観てきたものは舞台後方の大きな窓とそこから見える桜の装置が印象的だったが本作は小さめの窓(枠のみ)で桜もないというシンプルなもので、それでも外の様子が想像できたのは今まで観てきた体験によるものか?(反語気味)
他にも客席中央の通路も使うなどこの会場を巧く使った演出に感心。思えば前回公演もそのケがあり、次回公演への期待値アップ♪
実演鑑賞
満足度★★★★
千秋楽、ウミネコチームを観劇。コミカルとシリアスの要素の配合が絶妙でラストまで目が離せない。
「死者の姿が見えるおばあちゃん」という設定は舞台だからこそ生きてくると思う。観る者との一体感が生まれる、という意味で、映像作品ではなし得ない舞台ならではのマジックである。
現実感のないストーリーは、ともすれば絵空事のように感じてしまうこともあろうが、役者陣の演技力が素晴らしくリアル感があった。特に祖母役の妻木さんのちょっとオーバーなコメディエンヌぶりは作品全体の空気感を作っているようで素晴らしかった。(キーパーソン的な役柄だし)
帰途、プラターズの「煙が目にしみる」が脳内リフレインしていた。
実演鑑賞
満足度★★★★
千穐楽観劇、面白い。
物語は 説明にあるように、地方都市にある斎場の待合室が舞台。白装束の男二人、彼らはこれから火葬されようとしている死体の幽霊。これまでの人生に思いをはせているが、ボケ始めたおばあちゃんが故人の姿が見え、話が出来るという奇跡の騒動が…。
何回か観たことがある作品。今回のMura.画は、前作「広くてすてきな宇宙じゃないか」(演劇研究会)もそうだったが、丁寧な演出が特徴。場面毎のメリハリを さらに強調することによって印象付けと余韻を残す。おばあちゃん曰く「この世の最期の友達、いや あの世の最初の友達が出来て」、全編ユーモアと情感に満ちた感動作。
(上演時間1時間30分 休憩なし) 【ウミネコチーム】
実演鑑賞
満足度★★★★★
千秋楽を観劇。火葬場での話なのに火葬されている当事者達の会話がテンポ良くて面白い。
家族の本音も聞けていい人生だったんだなとしんみり。
ストーリーが分かりやすく進むので見やすくてよかったです。
実演鑑賞
満足度★★★★
初めて観ましたが、お話もしっかりしてるし、芝居も安定していて良かったです。それぞれ役に合ってるらっしゃるなぁと思いました。
多分30年くらい前の設定なんだと思いますが、それがもう少し早々にわかる方が入り込みやすいかなぁとは思いました。
実演鑑賞
満足度★★★★
ウミネコチーム観ました。色んな劇団で何度も観ている作品ですが、年を取ったり、家人を亡くしたりすると、増々感慨深くなってきますね。今回も大いに感銘を受けました。
実演鑑賞
満足度★★★★★
Mura.画3最高!ほんと素晴らしかったです。奥さんが亡き夫に語りかけるシーンで涙腺緩んじゃいました。脚本もよくできているし、演者も懇親の演技で観てるこちらも完全に感情移入できました。その証拠に、私の涙腺が崩壊したとき周りの中高年の涙腺も崩壊している音がしましたし。話はシンプルでありながらよくできたストーリーです。ひとこと、さすがMura.画3です。いいものを観させてもらいました。