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煙が目にしみる【Mura.画】
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クチコミとコメント
公演情報
Mura.画「
煙が目にしみる【Mura.画】
」の観てきた!クチコミとコメント
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ハンダラ(10962)
実演鑑賞
満足度
★★★★★
ヒグラシチームを拝見。面白い、お勧め!
ネタバレBOX
地方の火葬場待合室を舞台に火葬開始から骨上げまでをリアルタイムで描く。窓外には桜の満開が見え、天気も上々。尚、板中央やや奥に吊るされた大き目の白枠は場面によって窓にもなれば、写真のフレームや他の様々な物にもなる。
Mura.画は、村上 悠太氏が独りでやっている企画ということで毎回、キャストは異なるという。今回拝見したのはヒグラシチームであったが、一部のキャストがWキャストであった。脚本も面白いが、役者陣が上手い。殊にシングルキャストで出演している役者さん達はベテランも多く流石と感じさせられた。中盤までは火葬に付される本人達の霊の登場以外は、待合室でありがちなシーンがベースになる比較的オーソドックスな創りだが、恍惚の人の仲間入りをしたと思しきお婆ちゃんの登場で事態は一変する。何とお婆ちゃんには、火葬される息子と同じ日の同じ時刻に矢張り火葬される2つの霊が見え、会話ができたからである。こんな事情で同日・同時刻の火葬で若干いがみ合いをしていた親族達は、故人個々の念をイタコと化したお婆ちゃんを通して知ることができ、故人個々の念や亡くなった経緯を正確に知ることとなった。その内容の奇想天外な展開や個々のエピソード、夫婦、親子、恋人同士の愛等が実にリアルに表現され心を撃つ。終盤、怒涛の如く訪れる各エピソードの回収のセンスも洒落ており、表現も美しい。
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2025/06/29 06:27
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