象のいる部屋 公演情報 象のいる部屋」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★

    規範
    RAFTさんは初めてでしたが、その空間に色々驚きました。狭さは否めませんが、その分役者さんとの距離が近い、というか近過ぎるのもあり、席の位置もあってか一緒に出演している錯覚を覚えます。このサスペンスが展開される本作品には、照明の程よい暗さからなる不気味さも相まって適していると感じました。未知なるものへの恐怖感は良かった。
    謎の放射能によるものと、社会規範を作らざるを得ない状況下での心理描写とか面白かったですが、謎を程よく引いて終わるには謎のまま過ぎたりもしました。様々な感情や人の脆さ弱さも伝わります。

    ネタバレBOX

    焚き火は最初本当につけるのかと思ったが、もちろんそんなことはなく、作り物とわかっていても、板への地下さとオレンジの光で魅入ってしまう。実際に板の広さくらいしかなかったら、パーソナルスペースがなくて忽ちストレス値が跳ね上がりそうです。そんな客席を巻き込んだ一体感、各回想の雰囲気もよいです。先生や回想の人たちが怒鳴り過ぎにも思えました。
    やはり残念なのは、象の足が漂わす不気味さが謎のまま終わってしまったことでしょうか。あの緊迫感は好きでしたが、曖昧度が強く残り過ぎに思えるのでもう少し気になる終わり方になるよう詳細欲しかったです。日記は怖かったです。
    先生は最後に歪んでしまうけど、信じているものが揺らいでしまうと脆く崩れてしまうのかな。自分( 先生 )から相手( 生徒 )を興味を持ち、愛さないと、信頼もコミュニケーションも成り立たないのではないか。最近注目が集まる教育の現場では、モンスター多いとはいえ事なかれでこういうのが蔓延してることと思います。それぞれの過去パートが無人島で影響を見せているのも良かったです。
  • 満足度★★★★

    ???
    緊密で閉塞感のあるサスペンス。90分間のめり込んでしまいましたね。しかし多くの謎が曖昧なままでフラストレーションも溜まりました。

  • 満足度★★★★

    集団・社会のむずかしさ
    異常な環境の下、どのように振舞うか、振舞えるのか。
    登場人物を熱演されていて、観ていて胸が痛くなるようでした。劇場に満ちる緊迫感がものすごく、息を詰めて観賞しました。

    ネタバレBOX

    内容は、ゴールディング『蝿の王』の縮小版といった感じです。航空機事故により無人島に隔離された男女5名。楽観論が先行したこともあり、最初はぎこちないながらも集団の秩序を保っていたが、やがて本土と連絡がとれない不安から、彼らの間には疑心や亀裂が生じてくる。森の中にかつて人のいた形跡を見つけたとき、物語は大きく変動する――。
    人には所詮自分の見えているものしか見えない。登場人物の背景を、観客である自分は知ることはできても、劇中の人物である彼らは知らない。孤島の小さなコミュニティはなにを象徴しているのだろう。
  • 日本
    こちらの団体さんは初観劇でした。

    ネタバレBOX

    「日本」を表した話だなと感じました。

    原発、教育、雇用、政治、福祉、、
    実際問題に対し勉強不足な人間ですが、
    面白く、苦しい気持ちで観劇し、楽しめました。

    ラストは「動機のない殺人」を表してたのでしょうか。それとも「それでもこの社会で生きていく」ということだったのでしょうか。

    「問題提起」に対し「解答」を出す作品ではありませんでしたし、バッドな終わり方でしたが、今日の日本に対するやるせない気持ちを共有したからか、妙にスッキリした気分で見終わりました。

    面白かったです。
  • 満足度★★★

    3.12  
     3.11の間違いではない。問題は3.12だ。その方が遥かに重大な危機だからだ。3.11規模の地震、津波は、歴史上、何度もその記録が残る体験を我々の祖先はして来ている。然し、マグニチュウドの数値を気象庁独自評価からいきなり説明もなしに学者などが用いてきた評価方式に変えて数値を大きく見せかけるような操作を行い、恰も致し方なかったと言い訳しやすいようにする態度には、誰も納得できまい。評価は、同一基準ですべきである。
     更に、データの隠蔽・誤魔化し、説明会でのヤラセ、虚偽証言、政財界、マスコミ、司法への工作など推進派のダーティーな行為は枚挙のいとまもないが、そのような状態を肌に感じたのか、面倒くさがりの作者は感覚的に描いた作品だという。その割には、まずまず、正鵠を衝いていると言えないことはないが、勉強不足は、ラストの余りにも曖昧な終わり方に出ているように思う。ストーリー展開その他では、中々楽しめる作品にはなっている。

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