満足度★★★
悪くはないんだけど
これまでに観劇した東京ドラマハウスの作品に比べ,あんまし伝わらなかったかな。やっぱ,9・11である必要性はないし,新選組やパキスタン人が出てくる必然性もない。もっと身近なものを用いたほうが共感できたんだろうな。また,川添聡介が劇中では単なるドジでのろまの最終的には人に心を開かないデブとしか描かれてなく,なんで好かれるのかにも疑問は残る。演技も声がでかすぎで聞き苦しい役者さんもいた。最終的にはうまくまとめられた脚本だが,総合的に満足感は少ない。★は2と3の間くらいか。
満足度★★★
詩的散文
詩的散文で書かれたシナリオだが、構成面でやや弱い。アフガニスタンの戦闘、タリバーンの生成地パキスタンの登場人物と日本との接点に必然的な出会いが感じられない。作家の思いばかりが先走る感じがするのである。事件の起こる構造をもう少ししっかり考えるべきだろう。
折角、終盤では、とても素晴らしい科白も出てくるのだ。事件の起こる場所というものが、芝居を作る上で如何に大きいか。もう一工夫して欲しい。
満足度★★★
ネタが多すぎて・・・
9.11後のアフガニスタンを隣国パキスタンで取材している
TV局チーム員の話。
しかし、TV局チーム内の人間関係、現地からのレポート、
急病と手術と幽体離脱と霊界、2つの夭折、新撰組と土方・・・
とまあ、これだけで、この芝居に出てくるテーマが、
あまりに多いことがお分かり頂けるのではないか?
それから、初日で緊張があったのだと思うが、初めの頃は、大声の割には
滑舌が悪く、「七不思議のうちの左遷の理由」等もよく分からず、
またこれが、終盤の「純愛告白」とどういう関係にあるのか?とも思った。
(以下はネタバレ)
満足度★★★
いい味でてます
親父の思い出を引きずった男。ダメダメすぎてそこが良かった。男から言うべきだろって。
東京ドラマハウスさんのお芝居は、暖かくていいですね。
にしても岩田さん、声でか過ぎ(笑)