満足度★★★
話し方がみんな同じ
女性たちの口調がみんな似た感じだったためか(激高すると同じ話し方になるので)「歪んで」いるというより全員が微妙におバカちゃんな感じに見えてしまいました。
そしてなにかがちょっと古い。その古さが普遍的なものにつながっているかというと……どうだろう。
「女の童貞はこじらせると男のそれより、質が悪い」。
そこまで質が悪い感じもなかったのでもっと本気の歪みや質の悪さを見たかったような、でもこの程度のほうが見ていて一般受けするのだろうかと悩むような……。
誰にも感情移入はできなかったのですが、勢いでラストまで楽しめました。
姉妹のちょっとしたやりとりは、いいなと感じました。
満足度★★★
女のパワー
けたたましかったけど、様々な女のパワーを感じられて面白かった。でもあれですね、たとえ人生上手くいってなくても、これだけの凄まじいパワーがあれば何でもできる気がする。無駄に元気も悪いことじゃない。舞台をふたつに分けた構成も見応えありました。中学教師が男を知ってから、姉妹の立場が逆転していくのが圧巻。でも一回きりというのはちょっと・・・・・(笑)というか、一回であれだけ変わる経験って??
満足度★★★★★
血と肉になる争い
今回も面白かった!姉妹の陰鬱な風景が上初期流のように駆け抜けていく様子を80分に凝縮した感じ。相変わらずさすがだった。しかも今作はいつもワンシチュエーション劇ではなく、新しい□字ックの演劇を見た感じ。
今作で気付いたのだけど、□字ックの特徴は音にこだわっていることだと思う。「騒音」、「和音」、「静音」、そしてたたみかけと「間」。どれもが物語の展開に驚きを生んでいる。これが作演出の山田佳奈さんが元レコード会社にお勤めされていたからならではの感覚なのだろう。今回はリピーター割引もあることだしもう一度観に行きたいな。
満足度★★★
女って怖い。
そして痛い。
どの登場人物にしろ、下手に思い当たる節があったりするとグサグサ刺さります。基本的に、うまくいっていない人ばかりですからね・・・。駄目な自分を客観的に見せられる気分というのか。現実見たりというか、衝撃的でした。
劇中かなりハイテンションなシーンが多く、なにを言っているのかわかりません、もう年なのか。女性パワーが圧倒的です。楽しくはあるのですが、人によっては引くかも。小物などがレトロポップ(?)だったり細かい演出が可愛いのも密かに楽しめました。