満足度★★★
死刑制度維持に賛成!
と、いうのがこの芝居を作った目的なら大成功の芝居。この芝居を見て私が死刑制度に疑問を持つことにはならなかった。途中からなんか無性に腹が立った。この芝居に対してではなく、この「山田」という男と現行制度の運用についてかもしれない。
満足度★★
重たい…
実話が元になっており、重たい内容だ。
でも、もっと私を重たくさせたのは、主役以外の役者だ。私が下手側にいたから特にかもしれないが、上手側で演技される方々のセリフが聞き取りづらいとか、何やってるのか分からなかったり…。すると私の心に響くこともなく、だんだん冷めてしまっていました。
たぶん、公演を重ねるにつれ、状況は変わったとは思いますが…。
刑務所のセットの使い方は、いいなと思いました。
無題370(12-113)
19:30の回(曇)。19:00会場着、すぐ受付、開場(指定席)。左側の席だったので、上手が遠い。永山事件について、詳細は知らず「永山基準」という表現をマスコミ報道で目にする程度。内容としては、考えさせられるものが多く、みてよかったと思うものの、舞台表現としては、もうひとつかなと感じました。
開場直後、写真を撮っているお客さんがいて注意を受ける。19:21場内のアナウンス、19:30前説~19:34非常灯がおち、19:36開演~21:15終演。帰宅後、ウィキペディアで即席の復習。
下手:東京拘置所なのでしょう、中央:太鼓橋、上手:網走、基本的に暗転なしでお話が進みます。広い舞台なのに動きが少ないこと、立っているシーンが多く視覚的に映えない。セリフはあらすじを追っているように(説明調)聞こえとても勿体なく思いました。弁護士から渡される「靴」はもっとピカピカであっていいのではないでしょうか。
死刑囚、死刑の現場、被害者遺族、加害者の家族、殺人、性犯罪、いろいろと本で読む機会がありました。事実の重さは重さとして、芝居だからできるものがみたかったと思いました。
満足度★★★
役者陣が魅せた!
個人的には、なかなか楽しめた。
実在した死刑囚の生涯が描かれた作品である。
私の観劇した回は男性が約半数を占めていた。
劇場公演は通常女性客の割合が多いが、やはり題材のせいだろうか。
上演時間100分。
満足度★★★★
取材
全体的にしっかり取材をしていると感じた。然し、劇中、気懸りな科白が、死刑執行の日、被告の発した科白にあった。「助けてくれ」というものである。これが、創作なのか或いは、そう本人が言ったという証言があったのか。その辺りである。
全体的にリアルに描かれていたので、証言があったとしたら、その証言をする必然性は、刑を執行した国家の側にあったはずだと考える。そして、その証言は、おそらく事実ではない。なぜなら、この作品の主人公は、実在した人物、永山 則夫であり、彼は、民衆として生きようと決意した時期もあったのである。その可能性をつぶしたのは、他ならぬ権力機構である最高裁であり、検察庁であった。永山の持っていた可能性に連なる多くの心ある者たちの連携を恐れた国家は、彼を葬るだけでは足りなかった。殺しただけでは、永山は、人々のヒーローになりえたからである。その為に、命乞いした永山 則夫というイメージを作り、彼を貶めようとしたのではないか。評者はそのように我々の国家を見る。
この作品、少なくとも、この程度のことは考えさせるだけの深みを持っていた。高い志を評価したい。
満足度★★★★★
永山事件
このお芝居をみて永山事件を思いだすことでしょう。
新聞で目にする活字による報道をお芝居にすることにより人間のドラマとして理解できます。野村さん熱演でした。
満足度★
泣けます。
泣けます。酷過ぎて。 説得力の欠片もなく、泣けてきます。
演者の演技力の前に演出が、とてつもなく平坦。
どこまでも平坦。
ヒロインである、あの女性が何故、死刑囚に惚れたのか?とっても大切なポイントを割愛しすぎ。
ヒロインを三世代にしているかも余計な演出。
演出の人て、お芝居知らないのかな。
その人が演じている弁護士役、弁護士バッチ付いてませんでしたけど。
野村宏伸だけが、頑張っていて作品全体が究極の空回り芸。