満足度★★★★
よかった
旗揚げ公演に比べ、ダンス部分と物語部分の見せ方をわけてきてるというか、それぞれでキッチリ見せる感じになってたと感じた。
それぞれの物語も面白かったし、ダンスも幻想的でよかった。
満足度★★★
ショーケース
毛色の違うテキストを一人の演出が料理したショーケースのよう。圧倒的に演出が飲み込んでいる作品もあれば、テキストが突出しているものもあり、それぞれに楽しめました。
満足度★★★★
よかったです。
小劇場で活躍する6人の作家さんによる脚本と、そのテキストに頼りきらない演出、身体表現。
劇場ではない小さな空間に、贅沢に配置された照明。
3000円のチケット代と、中野富士見町という微妙な立地がネックでしたが、それを差し引いても充分満足でした。
ただ、他の方が書いているように、この日も未就学と思われるお子さんと、そのお母様がちょくちょく、喋る…
それを容認できる作品では決してなかったのが、唯一残念だった点です…
満足度★★★
作は良い作なんでしょうが。
小劇場では、有名?名のあるらしい?作家のみなさまが、脚本を提供していのオムニバスという、コンセプトは面白いんですけど、どれもそれなりに評価を受けていて良い作品ではあると思うんですが、全体を通してどうもインパクトに残らない公演でした。物語と物語の間の動きとか、ダンスというにはあまりに稚拙で、やる必要があったのかという疑問が残ります。
渡辺美里のマイレボリューションの熱唱はキュン!といました(笑)
満足度★★★★★
みえる子供
月曜日マチネ、小六の娘と観劇。
最初最前線を選ぶが娘が一時間以上照明気にしながらはちょっときついかなと言いだし、後ろのお客様のご厚意もあり二列目に移る。察した制作さんのサポートも感謝。
1日学校休ませてしまったけど、その価値のある貴重な観劇でした。
大前提として観劇マナーの問題はあるけど、子供の小劇場観劇の機会は守ってあげたい。親としても制作としても、もちろん舞台人としても。
満足度★★★★★
大変満足
脚本を提供した6人とも作品をよく観ているのでどれが誰のものか推測しながら観たり(終演後に構成表を配るのもイイ)、勝手に別配役版を想像して観たりして大いに楽しむ。
また、コンテンポラリーダンスの取り入れ方も巧み。
さらにラストのセピア色を筆頭に照明のセンスも良く、大変満足。
そういやタイトルはそういう意味だったのね。
満足度★★★★★
舞台のトーンも物語も◎
冒頭から、舞台上の表現の切っ先と
ニュアンスのふくよかさに惹かれ圧倒されて。
6人の作家たちが紡いだ物語の一つずつに
観る側を釘づけにする創意の豊かさがあり
それを織り上げる役者たちの動きにも
常にしなやかなテンションが裏打ちされていて・・・。
独立したニュアンスをもちつつ
それらをシームレスに繋いでいく
役者たちの身体の醸し出すニュアンスも実に秀逸。
観終わって、とても豊かに満たされておりました。
満足度★★★★★
演劇を観にいく理由…
金崎さんのたちすがたと初めて出会ったのは、客演していた方に誘われたmiel#001だった。観客が舞台を観にいくきっかけや理由には、いくつかのファクターがある。①先輩に強制的に拉致されて【笑】(あるいはお義理もふくめて前向きにも後ろ向きにも知人に誘われて)、②好きなひとととにかく一緒にデートする口実がほしくて、③脚本の魅力で、④演出の魅力で、⑤たちすがたの魅力で、⑥路上でたまたま劇場の看板を見上げて、あるいはティッシュ(?そりゃねっか笑…いや、北海道の某劇団が確か中野駅で配ってた!)をもらって暇だから芝居でもみてみっか~と、エトセトラ…かくいうくれないが最初に小劇場で生舞台を観たきっかけ・理由は、①の『拉致された』だった。が、いまのように人生まちがって(笑)しまったのは、実は②が原因だ。とにかく一緒にいたかった。なんだかんだ時間をみつけては下見にかけずりまわり、これならという舞台に誘って一緒に観にいった。つきあい観劇にそんな大切なひとをつれていったことなど一度もない。劇場からすがすがしく一緒にでてこれたとき、とてもしあわせだった。打率は九割だった…笑顔だったらヒット…涙だったらホームラン。だから舞台に通えた。選んだ舞台は下見した作品の十に一つ弱だった。ひとに観せてよろこばれる舞台を選ぶことほど、骨が折れることはない。制作スタッフの姿勢も含めて、あとあじがわるかったら目もあてられない。時間なくして、おかねつかって、こころも折れて…。もちろん観せる相手を知らなければ選ぶ舞台なんてきまらない。私自身のこのみがどうとかいう問題ではなく、観てもらう方がどういうひとかですべてかわる。裏返すと、どんな舞台でもその世界が好きな観客はいる。ただ、いまの観劇界には、客席にまとまった水の流れをつくろうとするひとが少ないと思う。いるとは思うが、接点がない。みんなばらばらに観ている。しかたないんだけど、もし客席が一滴の水のあつまりではなくて、おおきな海にそそぐ川の流れになれたなら…こんなすてきな演劇の世界と、もっと出会える機会がふえたなら…仕事が終わったら劇場にでもいこっかとあたりまえになるような…そんな素敵なかんじになったらいいなって…オーストリアのウィーンの空気を思いだす。なにも鑑賞団体を創れば川ができるという単純なものではない。とかく団体や組織なるものはしがらみが多くてわずらわしい。そのわずらわしさそのものが自由に観る壁となる。顔がみえないままでも、ひとりひとりのままでも、純粋に演劇がすきな、素敵な方々はたくさんいる。演劇に少なからず関心のある方々も、まだまだたくさん世の中にいる。もちろん、コリッチに登録されている6,888団体ぜんぶなんてフォローできない…十年いきのこれるのはその十分の一かもしれないし、舞台だけでご飯がたべられるプロになれるのは百分の一以下かもしれない。どうしたら川はうまれるのか、ずっと考えてきた…そして、ある方法で客席側にくぼみをつくれば、少しだけあつまれるところまではたどりついた…次に、穴をあけるちからさえあれば、そこに水は集まり流れだす…そこまではみえている。でも、ひとりでは、とてもその…客席に穴をあけるちから…なんてない。そのちからは、おかねではない。たとえおかねをつんで一時の動員はできても、ひとは流れにはならない。なぜなら、ひとのこころにうつる舞台の姿までは、買うことはできないから。それは、たとえれば、こころにリンゴの木の種をうえること…育って木になって実をつけて、その実がまたそのひとの大切なひとにもらわれて、育って木になって実をつけて…いつかそんな、リンゴの森を創りたい。その種は、劇場にいかないともってかえれない。くれない自身は下見さえできればくれないの大切なご縁の方々にはとどけることができる…ただし、その下見は最後列からでなければならない。ゲネプロのように客がいない舞台でも無理だ。私はゲネに誘われてもそれが公開ゲネでない限りいかない。ひとりでみたって客席の空気がゆりかえして共振するかしないかなんて、わかるわけがない。舞台と観客とその両方の空気を感じてはじめて、どんなひとにあう舞台かを実感できる。まだ観劇初期の頃、有名人の名前だけで大劇場に後輩をつれていったら、二度と演劇をみなくなってしまった。私は彼の観劇人生をだいなしにしてしまった…私には、出会って人生がかわった作品が三つある。でも、もう彼は、彼にとっての『骨唄』や『呼吸機械』には出会えないだろう…ひとつの舞台をひとに観せるというのは、くれないにとってはそれほどの重みがある。だからよほど信頼できない限り、ひとをさそうときは必ず下見する。アル・カンパニーさんの『罪』のように本読みを公開ゲネしてくれたら最高だ。でも、本物の舞台は、⑤でみにいく舞台だとおもう。③と④は、俳優によって左右されてしまう。最後は板の上にたつ、⑤で演劇はきまる。よく一緒に呑んでいるとき、『本がわるいからさ~』とか、『演出がなってなくて~』とか、はては『制作(営業)がさあ~』とのたまう俳優さんがおられる。ちがうって。あなたという俳優のたちすがたに、華(はな)があるかどうかだって。つきあい観劇ではないエンドユーザーの純客席人は、あなた自身のたちすがたに魅力があるかどうかで観にいくんです。【ひと】を観にいくから、どんなに遠くても時間をおしんでもおかねをつかっても、【ひと】はあしをはこんでいける。演劇という超アナログな世界で生き、ネットやデジタルという在宅化・モバイル化の世界と正面から戦わなければならない宿命を背負う演劇界の方々が、見失ってはならないことはこの一点…そうとはいえないだろうか…。舞台も【ひと】、客席も【ひと】…金崎敬江さんという方は、わたしを⑤で劇場につれていってくださる数少ない方々のひとり…そして、小劇場に限っていえば、ここ一年でもっともStanding率が高い方でもある…この舞台も、6劇団を背負う作家さんの本と、彼女の構成・振付・演出とのコラボレーション…たちすがたにも華がある。…関東の、すべての大切なご縁の方々と、一緒に観たい舞台…
満足度★★★★
身体と心と言葉。(気持ち的には☆4.5)
全体を通して、身体と心と言葉に対する前向きに実験する心意気が感じられる。この実験的な感じがすきだな。役者は全員魅力的だった。今後もmielを観たいと思う。
ま○る
脚本提供した身としてはロシアンルーレットのように自分の戯曲がいつ来るかドキドキして観たり(笑)
駅員役の佐野功くんが一生ぶん「ゲロ」っていったり、話にオチのない石井舞ちゃんが「NSCにいけ」と男にボロクソに振られたり、そんな僕のシナリオが、金崎ひろえさんの演出でコンテンポラリーになってて感慨深かかったです。終電間際に改札でいちゃつくカップルって設定がマネキンなモチーフに変わるなんて。
個人的に地雷として仕込んだ「ナオト・インティライミ」をディスるとこも笑えたしでひと安心(笑) さらに個人的な話をすると、ジャミロクワイをあえて抑えたボリュームで踊るダンスが好みでした。
金崎ひろえさんは、バーズアイビューで活躍されてた方で、あの劇団が好きだった方は是非観てみてください。その延長線上の舞台が存在することに嬉しくなります。