きら星のごとく【YoutubeにてPV動画公開中!!ご来場誠にありがとうございました!!】 公演情報 きら星のごとく【YoutubeにてPV動画公開中!!ご来場誠にありがとうございました!!】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-11件 / 11件中
  • 満足度★★★★

    温故知新
    「ネオロマン時代劇」もしくは「温故知新」。
    物語のベースは所謂「義賊もの」で古典的だが、主人公を女性絵師にしたのがミソで面白い。
    また、墨絵的な屏風(ギミック込み)をメインとした装置や終盤に登場する大凧(舞い上がる表現を含む)など舞台美術も◎。

  • 満足度★★★

    楽しめた
    殺陣が大迫力で良かった。
    ベタなストーリーも深く考えず観る事が出来てあっという間に終演。
    本公演を観られて良かった。

  • 満足度★★★★★

    面白かった!!
    素敵な舞台でした◎
    登場人物がみんな魅力的だった\(^^)/

  • 満足度★★★★★

    よく出来てました
    時代物を見るのは久しぶりだか、大変面白かった。あたかも江戸の町中に飛び込んだような気持ちにさせてくれた。
    脚本も演出もよかったが、役者が生き生きと演じられていて、そのエネルギーがが四方八方に飛び跳ねていた。
    ああ、面白かった

  • 満足度★★★

    仕掛けに殺陣に、わくわくする時代劇
    仕掛けに殺陣にと、お客様を楽しませようとする演出心が満載で嬉しかったです。下手なファンタジーよりも蜂寅さんの時代劇は日常からトリップさせてくれます。色んな劇場でやってみて欲しい。

  • 満足度★★★★

    メリハリも鮮やかな時代劇
    後半のけれんもしっかりと決まって、
    上演時間があっという間。

    難しいことを考えずに観ることができて、
    でも絵面達がしなやかに心に残る、
    すぐれものの舞台でありました。

    ネタバレBOX

    時代劇として、
    観る側の目の惹き方を作り手は知っているのだと思うのです。

    役者のお芝居の目鼻立ちがくっきりとしていて
    ちょっとした見栄のきり方や
    殺陣の躍動感、
    さらには人情の醸し方、
    個々のシーンにハリがあって
    その作りこみも作りこみも
    本当にしたたかにしっかりと
    観る側のツボを心得ている。

    一方で単なる勧善懲悪物のような
    薄っぺらい色のつけ方で
    場を染めたりしないのも心地よくて
    気が付けば物語に身を委ねている感じ。
    物事の表裏それぞれをくっきりと書きわける力があって、
    その先に生まれるものには
    わかりやすいことでの甘ったるさが霧散し
    観る側が得心し委ね得る
    ナチュラルにビターなテイストと
    透明感を持った必然があって・・・。

    だから、終盤の外連が映える。
    それは舞台美術の力でもあるのですが、
    物語に編みあげられたものを一気に
    開き、俯瞰させ、観る側に空を見上げさせる。

    さらなる洗練に至る余白はあると思うのです。
    前半のエピソードの組み方や置かれ方などは
    もっと観客を捉えるやり方がありそうだし、
    絵から抜け出たキャラクターの
    水を被ったあとの姿なども
    台詞で現わすのではなく
    衣裳やさらなる所作の工夫で
    もっと奥行きを作れそうに思えて。

    とはいっても、
    時代劇というジャンルの中にビビットな感覚をしたたかに織り込み
    メリハリを古い感覚に置かず
    とても今様な力として観る側を取り込んでいく作り手のセンスには
    癖になるようなテイストがあって。
    客席の年代や雰囲気からも
    作品の間口の広さが伝わってくる。

    たっぷり楽しめて
    なおかつ集団としてのさらなる成長を予感させる
    とてもよい舞台だったと思います。
  • 満足度★★★★★

    殺陣、舞台美術、チケット、屏風、大凧・・
    役者の熱意のこもった演技だけでなく、
    細部にまで、非常に情熱の溢れた作品に仕上がっていました。

    物語の筋、というよりかは、物語の魅せ方に凄くこだわった作品だな、と感じました。

    役者さんたちの細かい仕草、動きの一つ一つにまで、
    細かい気配りがなされていて、
    実を言うと、全く予備知識が無いままに
    観劇したのですが、
    見始めてすぐに、演出の方が女性だろうと自分が感じてしまうほどでした(実際そうでした

    葛飾北斎の娘の話は、自分も知っていたのですが、
    そこを切り口に、
    北斎の絵から抜け出た様な、人間味あふれる江戸っ子たちをきっちりと描き切り、
    中でも女性たちが非常に生き生きと描かれているのは、
    舞台として観て、出色と言ってもいい出来だったように思います。

    今回観てみて、
    個人的には、やはり女性の作る江戸物というのは
    非常に個性の光るものが多いように思います。

    ちょっと思い出すだけでも、
    劇団千年王国やユリイカ百貨店や快快など・・。

    いくらでも色彩豊かな傑作が思い出されてくるようにも・・。

    次が楽しみな、非常に将来性が豊かな作家さんだなぁ・・と思いました。

  • 満足度★★★★★

    必要なこと
    沁みこみました。

    ネタバレBOX

    笑ったり 泣いたり 大事な人を想ったり
    そういうのも、
    必要なのです と 感じました。
    すてきで 
    おもしろかったです。

     
  • 満足度★★★★

    どこかのだれかの笑顔に
    面白かった。

    ネタバレBOX

    お上のおふれにより庶民の娯楽が奪われつつある時代。葛飾北斎の孫娘・応為(山口紗貴)は読み物書きの浮水英斎(玉井勝教)や歌川國芳(ヲギサトシ)らと浮世絵を描いた巨大な凧をあげることを計画するも、鳥居(あンな邦祐)らお上に嗅ぎつけられ、浮水は命を落とす。応為らは裁きをうけるも、応為の描いた浮世絵から生まれた頼光(福島慎之介)や商人・竹ノ屋(残間統)の助力を得て、凧を盛大にあげ、頼光は絵に戻る…。

    自分の成したことが、どこかの誰かの幸せになっている…という労働賛歌。この思考って大切かもしれない。停滞感漂う世の中で、芸術とかエンタメというもののがマイナスな目で見られることへの警鐘とも感じた(震災時期に舞台芸術の挨拶文でもこんな意見が目に付いたし)。

    作品自体は、序盤のようなノリのよいBGMとイキオイのある殺陣、お上へのレジスタンス的な活劇、ファンタジー、恋愛や友情、愛情、大切な人の死とか、王道な要素がバランス良く盛り込まれている、ストレートな印象。
    ただ、なんのためにこれをしているのか…というモヤモヤを、爽快に吹き飛ばしてくれたことと、人物の演技がうまいのか描き方が上手いのか、ジーンとくるシーンが多くて充実感に満たされる。特に凧揚げのシーンは、応為らの満足げな表情が客席まで波及してくるようだった。

    応為をはじめ、人物造形はかなり普通なんだけど、面白かったのは話がしっかりした証拠か。頼光の実力があって、実直というか素直な気性は少年漫画の主人公みたい。そこが気に入った。浮水を父と認めるとことか。殺陣シーンもかっこよかった。
  • 満足度★★★★

    戯曲と殺陣は完成度抜群
    蜂寅企画は、ご縁あって、旗揚げから拝見していますが、中尾さんの戯曲には、いつも泣かされ、これは、商業演劇の大劇場でも、十分通用する才気だと観る度、感心します。珠玉の台詞がたくさんあって、観る度、心の琴線を刺激されています。

    今回の舞台は、今まで以上に、殺陣も本格的で、近くで観ても安心できるレベルの高さに息を呑みました。

    ただ、今回、やや演出の間の悪さを感じる点があり、いつか中尾作品を別の演出家で観てみたいと思わされたりもしました。

    ネタバレBOX

    蜂寅に出演される役者陣は、正直、まだ演技的には進歩途上だと感じる方もいらっしゃるのですが、いつも、感心するのは、きちんと役になりきる持ち前の資質と、時代を感じさせる空気感を体現できる方が多い点。

    名優的演技力には及ばずとも、きちんと観客の心をその時代に連れて行ってくれるから、きっと共感して泣けるのだと思います。

    中尾さんの書く名台詞は、思わず、メモしたくなるくらい。特に、せゐが応為に諭すように言う「今更でいいのさ」の件には、心を打ちぬかれたような感銘を受けました。

    伊織と箕の関係は、「蝉時雨」のようで、グッと来ました。

    でも、だからこそ、いつにない転換の間の悪さは、やや気になってしまいました。いつもなら、もっとスピーディな展開で、演出の小気味良さが光っていたように思うのですが…。

    伊織が、箕に渡す浮世絵が四つ折にされるのも、どうも不自然に感じました。
    当時に生きていたわけではないので、はっきりと確信はないのですが、当時の人間は、あーいうものを四つ折にはしないような気がして、巻物のようにするのが普通なのではと、ちょっと違和感を感じました。

    最後は、私も、頼光には、元の絵に戻ってほしかった気がします。

    とにもかくにも、素敵な時代劇ファンタジーで、演劇という娯楽が必須人間の自分には、大いに共感できるメッセージも籠められた舞台に、元気を頂きました。

    先日、国芳展を観て来たばかりなので、一層感じるところが多かったかも。

    いつか、国芳を主人公にした第二弾も観てみたいですね。
  • 満足度★★★★

    画竜点睛を欠く
    最初の衝撃!最後の唖然!

    ネタバレBOX

    本当に屏風から頼光が飛び出したのが分かったときはビックリし、ワクワクしました。

    凄い活劇になるのかなと期待しましたが、ワクワクに応えるまでには至りませんでした。殺陣は格好良かったです。

    最後、水に濡れ少しぼやけた頼光は現実世界からお話の世界に帰って行きましたが、あれーっ、なぜ屏風に戻してあげないの?少しにじんだ姿で!

    画竜点睛を欠くという感じでした。

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