きら星のごとく【YoutubeにてPV動画公開中!!ご来場誠にありがとうございました!!】 公演情報 蜂寅企画「きら星のごとく【YoutubeにてPV動画公開中!!ご来場誠にありがとうございました!!】」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    メリハリも鮮やかな時代劇
    後半のけれんもしっかりと決まって、
    上演時間があっという間。

    難しいことを考えずに観ることができて、
    でも絵面達がしなやかに心に残る、
    すぐれものの舞台でありました。

    ネタバレBOX

    時代劇として、
    観る側の目の惹き方を作り手は知っているのだと思うのです。

    役者のお芝居の目鼻立ちがくっきりとしていて
    ちょっとした見栄のきり方や
    殺陣の躍動感、
    さらには人情の醸し方、
    個々のシーンにハリがあって
    その作りこみも作りこみも
    本当にしたたかにしっかりと
    観る側のツボを心得ている。

    一方で単なる勧善懲悪物のような
    薄っぺらい色のつけ方で
    場を染めたりしないのも心地よくて
    気が付けば物語に身を委ねている感じ。
    物事の表裏それぞれをくっきりと書きわける力があって、
    その先に生まれるものには
    わかりやすいことでの甘ったるさが霧散し
    観る側が得心し委ね得る
    ナチュラルにビターなテイストと
    透明感を持った必然があって・・・。

    だから、終盤の外連が映える。
    それは舞台美術の力でもあるのですが、
    物語に編みあげられたものを一気に
    開き、俯瞰させ、観る側に空を見上げさせる。

    さらなる洗練に至る余白はあると思うのです。
    前半のエピソードの組み方や置かれ方などは
    もっと観客を捉えるやり方がありそうだし、
    絵から抜け出たキャラクターの
    水を被ったあとの姿なども
    台詞で現わすのではなく
    衣裳やさらなる所作の工夫で
    もっと奥行きを作れそうに思えて。

    とはいっても、
    時代劇というジャンルの中にビビットな感覚をしたたかに織り込み
    メリハリを古い感覚に置かず
    とても今様な力として観る側を取り込んでいく作り手のセンスには
    癖になるようなテイストがあって。
    客席の年代や雰囲気からも
    作品の間口の広さが伝わってくる。

    たっぷり楽しめて
    なおかつ集団としてのさらなる成長を予感させる
    とてもよい舞台だったと思います。

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    2012/04/06 06:59

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