全 員 彼 女 公演情報 全 員 彼 女」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-20件 / 34件中
  • 満足度★★★★★

    女優が皆魅力的。
    「次の朝、目覚めると 僕の彼女が増えていた。」・・・なんという興味をそそるキャッチコピー。カフカの変身を思い起こさせながら、しかし、こちらは彼女が増えていくのである。そして、タイトルが「全員彼女」である。この設定だけで、もう恐れ入りましたとなる。

    しかも出てくる女優、出てくる女優が魅力的だ。新春公演にふさわしい華やかさだった。

  • 満足度★★★★★

    わたしも
    5人くらいに ならば、増えてみたいかもしれない

     思ってみました。

  • 満足度★★★★★

    二兎追う者は…でしょうか
    「複数」にするか「1人」にするか。
    「元」にするか「今」にするか。
    女性にはバレバレですね。

  • 満足度★★★★★

    初観劇
    今年初観劇、トープレ自体も初めての観劇でした。

    こんなに心に突き刺さる芝居は初めてです…

    男女両側の心情どちらにも共感でき、結局どちらも分からなくなってしまいました。

    見終わったあとしばらく放心してしまいましたが、見れて本当に良かったです。

  • 満足度★★★★

    面白かった!好みの作品!
    個人的には、とても楽しめた!
    これは好みの分かれる作品かもしれない。
    恋愛の話としては、どこにでもあるような話で珍しいものではない。
    なので、観客側の恋愛経験や恋愛に対する考え方、年齢により、
    評価が変わるような気がする。
    若い人、気持ちの若い人にはオススメ(笑)
    上演時間60分、公演後のおまけ短編10分位。
    ギュっと凝縮した話なので、時間は短いが楽しめると思う。

    ネタバレBOX

    <本編>
    ある若いカップルの出会いから別れまでを描いた作品。
    描き方が私には好みであった。

    物語の構成が、2つに分かれている。
    まず、出会いから別れを決意するまでの状況が描かれ、
    次に同じ芝居が繰り返される中で、お互いの気持ちがネタバレのように
    描かれている。

    彼女は1人の女性なのに、ある日分身のように5人に分割される。
    その彼女たちは、全員彼女の持ち味(料理が得意な彼女、マンガが好きな彼女、性欲が強い彼女等)を持っており、5人合わさって、1人の彼女なのである。

    こうすることで、彼女の気持ちの動き方が明確に分かり易く、描かれている。
    何が楽しく、何が不満なのか。
    男の視点から描かれた物語でありながら、女性が主役だと思う。

    そして、物語にはもう1人女性が登場する。彼氏の元カノである。
    この存在がとても意味深く、男心を描いている。
    自分が振った女性でありながら、彼女が自分が好きな気持ちのため友達関係を続ける。
    なので、元カノはどんな時でも自分の言うことを聞いてくれる存在と過信してしまう。
    元カノが別の男と結婚することを告げられ、もう会えないと言われ動揺する彼氏。男の甘えた姿が分かり易く、描かれていた。

    私には、脚本家上野さんの20代最後の公演として、ふさわしいと思った。
    20代の若い感性だからこそ描ける世界観だと思う。

    推測であるが、役者陣には楽しい公演なのではないか。
    まさに恋愛を楽しめる年頃だし、恋愛の喜怒哀楽をいい表情で好演していた。

    <短編:全員元カレ>
    小劇場界を垣間見れるコミカルな作品。
    小劇場界の恋愛模様を描いており、かなり笑えた。
    特に、演出家と役者が付き合って演出家が振られた場合、
    まず間違いなく演出家は、元カノの役者に対してオファーするといったくだりは、会場爆笑であった。必見である(笑)。
  • 満足度★★★★

    アイデア勝ち
    冬月・小鶴の対照的なキャラが、とても素敵

  • 満足度★★★★

    彼女は全て知っている
    彼女が5人に分裂してしまうこと以外は、男女間に良くある話。 

    男性の痛いところをつくのだけれども、それを切なく男性の傷心として見せてくれるのは、トープレならではなのかもと思いました。 

    李そじんさんが演じた分裂を一旦止めた彼女の「エッ?!」と言っていた反応を、別れた後に彼氏は深く思いかえすことになるだろうと想像させられたせいか、心になにか刺さった。 


    アフターイベントはホントに豪華。 「岡田あがさ × 斎藤淳子 二人芝居・序」をはじめ、「全 員 元 カレ(仮)」のどの回も(←ここはUSTで視聴)面白かったけど、個人的に7日マチネの回がお気に入り☆  

  • 満足度★★★★

    演出力の凄さ
     「全員彼女」というタイトルから、いったいどのように物語を展開するのか楽しみにしていました。
     観劇後の感想は、短時間のお芝居ながらも「女性と男性の業」をテーマにした深い内容(ちょっと言い過ぎ?)でしょうか、胸にちょっと痛みを伴いながらも楽しんで観劇しました、多分いつの時代も同じようなことで悩みもがいて生きていくのでしょうね。
     演劇的な構成で、今回も上野さんの演出力の上手さが光っています。

    ネタバレBOX

     前作「in her twenties」では、一人の女性の成長過程をそれぞれの女優で演じ分けて見せていたが、今回の「全員彼女」では一人の女性の内面を5人で演じ分けるという手法で、とても演劇的な、逆に言えば演劇でなければ魅せることができない構成で話を進めています。
     女性の分身たちがじゃんけんで罰ゲームを決める、その対象が「会社へ行くこと」から「家に居ること」に移り変わる心理描写や、主人公の友人が元カノだったことを「繰り返しの場面」で明らかにしてゆく、(共感できるかできないかはおいておくが)その切ない行動にうつる心理描写など、だいぶ脚本をそぎ落として完成させたのではないでしょうか?次回も期待します。
  • 満足度★★★★

    好み
    彼女も彼も一緒に暮らしてるうちに、なんとなく言いたいことを飲み込んでしまったり我慢してしまったり。やがてそれらが大きな溝となって、その苦しさに耐えられず、浮気という逃げ場を作りこんでしまう。それぞれの弱い感情を自分で弄ぶような場面がいくつもあり、共感できた舞台だった。
    終演後の「全員元カレ(仮)」 も楽しかった。

  • 満足度★★★★

    初見
    上野さんの30代に繋がる作品として期待が強すぎたか、初日の硬さも出たのか、もう一押し欲しかった気がします。

    ネタバレBOX

    同じシーンを回想してその時々の感情や裏で起きていたことなどを交えて伝える手法は面白かったが、もう少しストーリーを延ばして説明ともなる回想シーンは要所要所に絞るでも良かったかな、と。

    内容は、男性なら大体「あ!…」と思うとこがあるかもしれません(笑)

    全員元カレは当初あった気がしましたが、初日は割引になる分無かったのが残念です。
  • 満足度★★★★

    うん
    かなり楽しめました。
    次回の作品にも期待しています。

  • 満足度★★★★

    したたかな切り口
    プレビューと合わせて2回観ました。

    単なるワンアイデアにとどまらない
    視座がしっかりと定まったしたたかな作品。

    作り手の見せ方に加えて
    役者たちが描き出すニュアンスの鮮やかさにも惹かれて。

    アフターイベントの二人芝居、
    こちらにも圧倒的な役者の力を感じることができました

    ネタバレBOX

    まだ、明かりがともりきらない中での演技から
    すっと舞台に引き込まれて・・・。
    やがて現れる女性たちの仕草の意味も最初はわからないのですが・・・。

    前半は、ただことの成行きを見ているだけ・・・。
    男女の出会いから別れの前までが
    淡々と描かれていく。
    女性が5人に分かれるところ、
    彼女たちが等所とは別の一人の女性に変わるところ
    さらには彼女たちの行動なども
    ただあるがごとく見つめてしまう。

    ところがその時間が巻き戻り、
    視座が男性のものから女性のものへと移ると
    世界の見え方が大きく変わっていきます。

    男性が女性の想いとともに生きていることがわかる。
    ステレオタイプな男女の関係ではなく
    女性の内心がしたたかに描き出されていく。
    女性の想いが一方向ではないこと、
    下世話な欲望から興味、さらには男性にたいする関心のようなもの・・・。
    役者た紡ぎ出す女性の想いのパーツそれぞれに
    明確なニュアンスがあって、
    それらが男性の視座と重なって
    男女の想いに息を呑むような綾が生まれていく。

    心が一つになる刹那や
    再び解けてしまう想いに心が痛む。
    全体の表層を描き出す役者や、
    さらに元カノ役のお芝居にも、ふくよかさや表現の密度があって。

    ちなみにこの作品、
    繰り返しでみると、冒頭からぞくっとくるほどに
    良く作りこまれていることが分かる。

    冒頭の顔を出す女性の仕草に
    よしんば男であっても胸がときめいたり。

    特に2回目など、見ていてシーンごとに前のめりになって引き込まれる。
    作り手の作劇の力をがっつりと感じる作品でもありました。

    *** *** ***

    終演後に岡田あがさ × 斎藤淳子の二人芝居がありました。

    二人とも、私が無条件に委ねられる
    大好きな役者さんで、
    開演前からわくわくしていたのですが、
    その期待さらに凌駕する舞台の密度に瞠目。

    10分ほどの短編なのですが、
    二人の醸し出す場には
    ぞくっとくるような密度があって・・・。

    ボリューム感と切れとウィットを持った演技に
    大満足でありました。
  • 満足度★★★★

    ただの欲しがりと打算
    彼氏の子供っぽさと言うか薄っぺらさに共感出来ずも納得しつつ、5人に分かれたり引っ付いたりする彼女に苦笑させられました。そして、何より捨てられた彼氏にキープされながら結婚相手を捕まえてしまう元彼女の計算高さに感心しました。
    しかし、自分自身も含めて男が5人に分かれたら、5人が5人共同じ方向を向いて彼女の取り合いの末、喧嘩して終わりのような気がする。

  • 満足度★★★★

    ラーメンを食べない女性は…
    面白いアイデアを面白い舞台に仕上げる力量が見事。アフターイベントも単純に笑えて満足。

    ネタバレBOX

    彼女がある日、5人に増える(分かれる?)話。

    ファンタジックな設定に思わず引き込まれるも、一連の話をみせてから、女と男の視点、それぞれ描写してから話を一点に収束することで、舞台の面白さがぐっと増す。この点で、前回公演(IN HER TWENTIES)より好み。
    コインの裏表みたいにお互いの心を覗けないもどかしさが心をくすぐる公演だった。また、元カノの小鶴璃奈が結婚するというくだりの、加藤岳史の独白は思わずニヤっとしてしまう。

    女優陣が魅力的に舞台にいて、その意味でも見ごたえある。漫画好きな彼女の子とか。第二の彼女(李そじん)とか。
    ちなみに、黒木絵美花のファッションが素敵すぎる。性格もいいトコついてた。
  • 満足度★★★★

    イタく満足
    前作の応用的な手法(ネタバレに詳述)のほか、競演水着のある作品(ネタバレに詳述)や筧昌也監督の短編映画(「世にも奇妙な物語」でリメイクもされた)『美女缶』、劇団第三反抗期(現・劇団Peek-a-Boo)のある作品(ネタバレに詳述)などを想起させそれらとの相違点を考えたりもしながら観ることもでき、55分の中編ながら「イタく」(←ダブルミーニング)満足。
    (「男性客の共感を得る」的なウワサがあり、確かにそうではあったもののむしろ男性客の「古傷に触れる」と言おうか「反省を促す」と言おうか…なところが「イタい」(笑))

    ネタバレBOX

    『IN HER TWENTIES』同様、1人の人物を複数の役者が演ずるが、アチラは異なる年齢、コチラは同じ時期の人物なのが異なる

    『そして彼女はいなくなった』(10.02) でも使った「一通り物語を見せた後に同じ時間の流れの中の出来事を見せるが、2度目には最初に見せなかった部分も見せる」手口

    『うわっ!増えちゃった』(99.11) は、主人公がその性格毎に分身するが本編は主人公のカノジョが分身する

    そういや分身しちゃった彼女たちはそれぞれの個性ではあるけれど、オトコが一生(?)に付き合う様々なタイプの女性と曲解することも可能では?
  • 満足度★★★★

    今年一発目
    上野さんの作り出す空気とかすごい好きでした。

    ネタバレBOX

    ただ後半がやはり少し冗長な感じがして
    リピートはもう少し要点に絞っても…
    と思ってしまいました。
  • 満足度★★★

    物足りなさが
    寝て起きたら彼女が増えてたという設定はいいと思ういのだが、増えただけで増えた彼女たちそれぞれのエピソードがあまり無かったのは少し物足りなかったというか、出来れば描いて欲しかった。

  • 満足度★★★

    質のいい小品
    正月一本目はドラマに満腹な年始にぴったりの薄味。
    楽しめました。

  • 満足度★★★

    コンパクト
    巻き戻して、話の本質が見えてくる構成がとてもよくできていた。

  • 満足度★★★

    もったいない
    設定は面白いですが、せっかくこのような設定があるのだから、
    90分あっても120分あってもいいからドラマをもっといいものに仕上げた
    方が良かったのでは?

    もったいない感じです。

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