全 員 彼 女 公演情報 全 員 彼 女」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
21-34件 / 34件中
  • 満足度★★★★

    演出力の凄さ
     「全員彼女」というタイトルから、いったいどのように物語を展開するのか楽しみにしていました。
     観劇後の感想は、短時間のお芝居ながらも「女性と男性の業」をテーマにした深い内容(ちょっと言い過ぎ?)でしょうか、胸にちょっと痛みを伴いながらも楽しんで観劇しました、多分いつの時代も同じようなことで悩みもがいて生きていくのでしょうね。
     演劇的な構成で、今回も上野さんの演出力の上手さが光っています。

    ネタバレBOX

     前作「in her twenties」では、一人の女性の成長過程をそれぞれの女優で演じ分けて見せていたが、今回の「全員彼女」では一人の女性の内面を5人で演じ分けるという手法で、とても演劇的な、逆に言えば演劇でなければ魅せることができない構成で話を進めています。
     女性の分身たちがじゃんけんで罰ゲームを決める、その対象が「会社へ行くこと」から「家に居ること」に移り変わる心理描写や、主人公の友人が元カノだったことを「繰り返しの場面」で明らかにしてゆく、(共感できるかできないかはおいておくが)その切ない行動にうつる心理描写など、だいぶ脚本をそぎ落として完成させたのではないでしょうか?次回も期待します。
  • 満足度★★★

    おもしろかったです
    アフターイベントの「岡田あがさ×斎藤淳子 二人芝居・序」が。
    本編は、私の想像力不足のせいか、いまひとつ。

  • 満足度★★★

    観劇始め
    前作の手法を使った1時間の中編。
    「こりゃあ短くていいや」と思っていたら体感時間は長かった。
    役者は黒木絵美花、冬月ちき、安川まりが良かった。
    特に安川まりはたすいちで観た時とは印象が随分違う。
    その他大勢にはならない輝きがあった、とか書いてみる。
    長瀬×武子×藤尾のアフターイベントは出来が良かったなぁ。

    ネタバレBOX

    2週目の見せ方にもうひと工夫ほしい。
    ただの繰り返しになっているシーンが多いように感じた。
  • 満足度★★★

    笑えて刺さる恋愛バナシ
    マンガかアニメみたいな設定ですが、演出は実に舞台演劇らしく、よくできていました。男女で感想が別れそうでいて案外そうでもなさそうな話です。アフターイベントはひたすら笑えました。

  • 満足度★★★

    楽しい初観劇
    可愛い女優さんが沢山でも、少々胸がチクチクします。短い時間のお芝居ですが楽しく悲しく華やかで、初観劇に十分楽しませて頂きました。オマケの全員元カノは単純に楽しい!思わず私も「紗也~」と叫びたくなります。上野さん、30歳になってお身体に気を付けて益々ご活躍下さい。38mmの安川さんキュートでした、客入れで歌流しましょうよ。ダメかな

  • 切なかったなぁ。
    恋する心の、切り取りが絶妙ですよね。
    彼女を増やす、という発想がまずとてもおもしろいし、増えていなければできない描写がたくさんあって、あぁなるほどなぁ…と思わせられます。

    ネタバレBOX

    5人の彼女たちが、てんでんばらばらな風でいて一つにまとまって見えるのがまたおもしろいですね。
    一人の人格の中に、違うことを思う人格が強くなったり弱くなったりしながら同居していることをうまく見せてるな、と。その人格はそれぞれ違う顔かたちをしてそれぞれ勝手なことを思っているわけで。

    彼女の側の心内語も、聞いていて、こんなふうにおもうのかぁと
    いろいろ発見がありました。なるほど…。

    こんな心の機微のところまでを抉るような
    物語を作られるところに
    とっても敬意を払います。すごいなぁ。
  • 満足度★★★★

    面白かった!好みの作品!
    個人的には、とても楽しめた!
    これは好みの分かれる作品かもしれない。
    恋愛の話としては、どこにでもあるような話で珍しいものではない。
    なので、観客側の恋愛経験や恋愛に対する考え方、年齢により、
    評価が変わるような気がする。
    若い人、気持ちの若い人にはオススメ(笑)
    上演時間60分、公演後のおまけ短編10分位。
    ギュっと凝縮した話なので、時間は短いが楽しめると思う。

    ネタバレBOX

    <本編>
    ある若いカップルの出会いから別れまでを描いた作品。
    描き方が私には好みであった。

    物語の構成が、2つに分かれている。
    まず、出会いから別れを決意するまでの状況が描かれ、
    次に同じ芝居が繰り返される中で、お互いの気持ちがネタバレのように
    描かれている。

    彼女は1人の女性なのに、ある日分身のように5人に分割される。
    その彼女たちは、全員彼女の持ち味(料理が得意な彼女、マンガが好きな彼女、性欲が強い彼女等)を持っており、5人合わさって、1人の彼女なのである。

    こうすることで、彼女の気持ちの動き方が明確に分かり易く、描かれている。
    何が楽しく、何が不満なのか。
    男の視点から描かれた物語でありながら、女性が主役だと思う。

    そして、物語にはもう1人女性が登場する。彼氏の元カノである。
    この存在がとても意味深く、男心を描いている。
    自分が振った女性でありながら、彼女が自分が好きな気持ちのため友達関係を続ける。
    なので、元カノはどんな時でも自分の言うことを聞いてくれる存在と過信してしまう。
    元カノが別の男と結婚することを告げられ、もう会えないと言われ動揺する彼氏。男の甘えた姿が分かり易く、描かれていた。

    私には、脚本家上野さんの20代最後の公演として、ふさわしいと思った。
    20代の若い感性だからこそ描ける世界観だと思う。

    推測であるが、役者陣には楽しい公演なのではないか。
    まさに恋愛を楽しめる年頃だし、恋愛の喜怒哀楽をいい表情で好演していた。

    <短編:全員元カレ>
    小劇場界を垣間見れるコミカルな作品。
    小劇場界の恋愛模様を描いており、かなり笑えた。
    特に、演出家と役者が付き合って演出家が振られた場合、
    まず間違いなく演出家は、元カノの役者に対してオファーするといったくだりは、会場爆笑であった。必見である(笑)。
  • 満足度★★★★

    ラーメンを食べない女性は…
    面白いアイデアを面白い舞台に仕上げる力量が見事。アフターイベントも単純に笑えて満足。

    ネタバレBOX

    彼女がある日、5人に増える(分かれる?)話。

    ファンタジックな設定に思わず引き込まれるも、一連の話をみせてから、女と男の視点、それぞれ描写してから話を一点に収束することで、舞台の面白さがぐっと増す。この点で、前回公演(IN HER TWENTIES)より好み。
    コインの裏表みたいにお互いの心を覗けないもどかしさが心をくすぐる公演だった。また、元カノの小鶴璃奈が結婚するというくだりの、加藤岳史の独白は思わずニヤっとしてしまう。

    女優陣が魅力的に舞台にいて、その意味でも見ごたえある。漫画好きな彼女の子とか。第二の彼女(李そじん)とか。
    ちなみに、黒木絵美花のファッションが素敵すぎる。性格もいいトコついてた。
  • 満足度★★★★

    好み
    彼女も彼も一緒に暮らしてるうちに、なんとなく言いたいことを飲み込んでしまったり我慢してしまったり。やがてそれらが大きな溝となって、その苦しさに耐えられず、浮気という逃げ場を作りこんでしまう。それぞれの弱い感情を自分で弄ぶような場面がいくつもあり、共感できた舞台だった。
    終演後の「全員元カレ(仮)」 も楽しかった。

  • 無題250(12-003)
    19:30の回(18:45受付-整理券あり-トランプ、19:00開場、60分+オマケ10分弱)。前作に続き(やはり)ちょっとすれ違ってしまいました。宇宙空間には何もないんじゃなくて「塵」みたいなものが「ある」んだよ、それが集まると太陽になったり、地球になったり...と言われてもピンとこないように、「カレ」と「カノジョ」との間に何かが「ある」ようには見えませんでした…私、相当鈍いのでしょう。簡素な舞台、その舞台手前/奥/左のポジション、対角線上に敷かれた寝具など、視覚的に整っていたと思います。でも、もしこれが「今風」の恋愛感情であるならば、もうみることはないだろうとも思うのです。みながら「発言小町」で相談したらどんな反応が返ってくるかな、などと余計なことを考えていました。

    ネタバレBOX

    オマケの川村さん、とてもよかった。この明るさ、笑顔..が恋愛には必要じゃないかと。客席だけでなく終演後のロビー、演劇関係の方であふれんンばかり。
  • 満足度★★★★★

    二兎追う者は…でしょうか
    「複数」にするか「1人」にするか。
    「元」にするか「今」にするか。
    女性にはバレバレですね。

  • 満足度★★★★

    初見
    上野さんの30代に繋がる作品として期待が強すぎたか、初日の硬さも出たのか、もう一押し欲しかった気がします。

    ネタバレBOX

    同じシーンを回想してその時々の感情や裏で起きていたことなどを交えて伝える手法は面白かったが、もう少しストーリーを延ばして説明ともなる回想シーンは要所要所に絞るでも良かったかな、と。

    内容は、男性なら大体「あ!…」と思うとこがあるかもしれません(笑)

    全員元カレは当初あった気がしましたが、初日は割引になる分無かったのが残念です。
  • 満足度★★★★★

    女優が皆魅力的。
    「次の朝、目覚めると 僕の彼女が増えていた。」・・・なんという興味をそそるキャッチコピー。カフカの変身を思い起こさせながら、しかし、こちらは彼女が増えていくのである。そして、タイトルが「全員彼女」である。この設定だけで、もう恐れ入りましたとなる。

    しかも出てくる女優、出てくる女優が魅力的だ。新春公演にふさわしい華やかさだった。

  • 満足度★★★

    ・・なんだろう、全然共感できなかった・・(苦笑
    年なんでしょうか、クールで・・何、考えてるの?ちょっとよく分からない主人公(男)に
    全然共感できませんでした・・(苦笑

    やっぱり男優が主人公演じるのなら、汗飛ばしながら勢いよく走り回って、
    目から火花が飛び出るような、ムダに元気な野郎(オヤジそうだったな(苦笑)じゃないと・・
    自分は入れないな、と改めて気付きました(←男装なら宝塚

    観た後に「なんかスッッゲェー元気なヤツ見た!」みたいな気になって、
    ジャンプして劇場から家まで走り出したくなっちゃうような(苦笑
    そんな巨大なバカ(←人のこと言えない)の一人でもいないと
    劇場に行った気がしないっていうか・・(←魂の(ムダな)叫び

    自分自身、自分と似たようなバカ探しに劇場行っている感もあるので(苦笑

    ・・イヤ、ホント場違いでスミマセン(苦笑

    ・・どうなんだろうか?
    裏切られて傷つくって、そんなに痛いかなぁ?
    そういう弱い人が平気で人を傷つけてるんだよなぁ。

    ・・自分、いくら傷ついて血ィ流しても平気っス。
    だって無敵(根拠なし)っスから、いくらでも来いや(ハリケーンディスコでそんな主人公いたな・・(笑
    みたいに自信たっぷりに言い放つ不敵なバカ(男)の方が(同じ男から見ると)
    千倍カッコ良いと思うけどなぁ。
    やっぱり男に生まれたら、モテるモテない関係なく、
    誰よりも(自分なりに)カッコ良くなりたいもんなんじゃないかなぁ(やっぱ俺ってズレてる?

    最近になって特に思うのだけれど、
    女性の魅力というのも男性の魅力ありで、
    その逆もまたある。

    どちらか片方が独立してあるというのは、特に舞台の上ではないように思う。

    特に恋愛ものの場合はそれが顕著(宝塚がいい例)に見える。

    最初から、脚本としての男性が魅力的に見えない・・(スミマセン(汗
    場合、男優がどれだけ掘り下げても厳しい・・となると、
    女性の魅力も下がってしまう・・。

    今回の場合、男性があえて立つ必要があったのかな?
    前回みたいに女性だけじゃ駄目だったんだろうかな?
    ・・難しいですね(苦笑

    まぁ、そんな感じで明日は元気の塊、コースケ・ハラスメント氏の引退(涙)公演でも観て
    元気注入してもらおうっと♪

このページのQRコードです。

拡大