クリスパ ❤ グランデ 公演情報 クリスパ ❤ グランデ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
1-5件 / 5件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    ホンに上演時間は
    なごう御座いましたわ
    でも楽しかった〜♬
    相変わらず舞台美術が作り込まれてて
    凄かったけど左端の客席からは
    舞台中央の奥にある
    十字格子の丸窓が見えなくて
    とても残念でしたわ
    とはいえ
    話も各登場人物たちも
    なかなか楽しく
    心から笑えてホッコリする
    作品でした✨

    ネタバレBOX

    話の内容は
    34丁目の奇跡と
    素晴らしき哉、人生!を
    混ぜた様な感じでしょうかネェ
    ちょいズレてるかな

    衣装も豪勢で
    なかなか見応えありました

    お話は年末クリスマスに結婚式を挙げたいという
    金持ちらしいカップルの希望で
    セントカメイユ教会というトコをクリスマスに
    押さえたはずがーなんと銭湯亀湯であって
    いまさらクリスマスなんかに教会の貸し切りは無理ーと
    カップルの了承も取りつけて
    このまま銭湯で結婚式を挙げることになるのだが・・・

    仕切る業者は旦那が借金で
    すぐに現金が欲しくてー
    結婚カップルは女が詐欺で
    自分の子供の病気のために
    まとまった現金が欲しくて
    先の旦那の借金の取り立て人が
    幼馴染でー
    新郎の方は不倫で
    子供がいなくて妻が
    結婚コーディネイトの関係の
    カリスマ美容師でー
    と嘘で固めた結婚式となりますが
    うさん臭かった銭湯出入り業者の
    見た目は立派な神父さんが
    きれいに取りまとめて
    式は新婦と幼馴染の取り立て人が
    夫婦となり
    各人に必要な金は
    なんとその業者さんが
    確実当選の宝くじを渡して
    大団円となるのでした(^ー^;)
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     貫禄の第50回本公演。随所に歴史を重ねてきた劇団ならではの表現、表象があり、流石と唸らせる。

    ネタバレBOX

     娯楽を標榜しての本公演50回目、流石に貫禄がある。しょっぱなから雰囲気が矢張り凡庸な劇団とは異なるのだ。自分が感じたその理由を少し説明しておくのも良いかも知れない。
    板ほぼ中央の浴場手前下足入れの上辺りに照明の加減で十字架に見えるオブジェがある。銭湯が英語のセイントに掛かり、当然のことながら登場人物たちの苦境を救うプレゼントの持参者である聖人の名に掛かるのである。更に何故、この聖人が閉めた銭湯に入れたのか? については直ぐ気付けるだろうが一応記すと、初めて訪れた町で銭湯を探す場合、高層建築の多く無かった時代には、これを探せば良かった。贈り主は、Xmas前日、ここから入って子供たちの眠る枕元にそのプレゼントを届けるのだから。だが、これだけでは終わらない。板上で芝居が始まるとほぼ同時に客席側から讃美歌を歌いながら入場してくる白装束の集団が現れるからである。このような幾層もの表象や暗示、象徴、関連文化迄がオープニングの僅かな時間の中にそれとなく埋め込まれ洋式ウェディングという儀式の文化的背景と日本の伝統や生活とをしゃれっ気たっぷりに融合し止揚しているのである。
    物語自体の内容を余り詳しく記すことはしない。誰もが観れば分かるように創られているからである。
     だが終盤、聖書からの引用をキチンとし的確なタイミングで新郎となる者、また新婦となる者各々に理に適い而も柔らかく、言われる側に相応しい内容の説諭をして聞かせる神父の威厳に満ち静かだが揺るぎのない挙措を支えている精神沃土迄感じさせる程、西洋の宗教の最も深く高貴な部分を縦糸にして示し、一方目まぐるしく変わって予想を裏切られ右往左往する大多数の普通の人々の置かれた思うようにならぬ状況とを横糸に表現している今作の脚本、それをキチンと構成し劇化した演出、これら総てを肉化し舞台上に奇蹟を具現したかのような神父役を始め個々の役者陣の演技が程よく噛み合い良い味の作品に仕上がったことは記しておく。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2024/11/22 (金) 19:00

    2時間がとても短く感じた。
    あ〜、まだ終わらないで欲しい!そんな気持ちにさせて貰えた。

    狭い舞台なのに扉の向こう側が想像出来てしまう演出はお見事!

    今回は特に演者さんの魅力がそれぞれの役に見事にハマっていたと思う。

    個人的には新木さんの歌声をもう少し聞きたかった〜。

    次回も楽しみ!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    コメディの王道というか定番のような物語で面白い。描き方としては序盤から中盤まで誤解・勘違いといったドタバタ騒動で笑いを誘い、後半からラストにかけて滋味溢れる展開で心を揺さぶる。その感情の操りが実に上手い。ただ ダジャレのような言葉遊びと少し強引と思えたところが気になるが…。

    タイトルから何となく分かるが、クリスマスと結婚式を掛け合わせ、劇団名にちなんだエンタメとパラダイスのように楽しく優しく観せる といった印象だ。少しネタバレするが、子供に関わる話になったところから俄然 面白くなる。夫婦にとって子は鎹にならない。その存在は助にもなれば嫌にもなる。まさに夫婦にとっての腱なのである。

    チラシにある「教会でゴージャスな結婚式をするはずが、なぜか式場が…」、この場所の設定が妙。劇場に入っても幕で隠されており、どのような場所(舞台美術)なのか興味を惹く。そして明転してアッと驚くというか唖然とさせられる。まさに日本語と英語のコラボのような語感/語呂に唸ってしまう可笑しさ。その場所で 登場する人物達が抱えた事情などの絡み合いが次々と…。ぜひ劇場で。
    (上演時間2時間15分 休憩なし) 11.24追記

    ネタバレBOX

    舞台美術は 銭湯の男湯脱衣所。上手が入り口で すぐ番台があり奥に抜けると女湯らしい。中央に回り込むような階段があり、途中に丸窓がある。窓に十字格子があり外から光が差し込むと十字架のように見える。やや下手に戸があり中は湯舟。後々、クリスマスとブライダルを兼用させたような飾り付けが印象的だ。
    冒頭、後方客席通路から聖(生)の白装束の一団が讃美歌を歌いながら登場する。そして幕が上がると銭湯というギャップ、その奇知のような発想に驚かされる。

    説明にある教会でゴージャスな挙式をするはずが、なぜか銭湯になってしまう。結婚式を請け負った会社、妻 音羽菊代が社長で夫 慎介はその手伝い。慎介は賭け事が好きでサラ金から借金をしている。ゴージャスな挙式費用から借金を返済しようと企み、廃業した銭湯=セント(saint)教会と偽り…。一方 挙式をする新郎 /新婦 も曲者で夫々が相手を騙している。そもそも出会いの切っ掛けがマッチングアプリ、まさに現代的な結婚事情を反映したような。その手軽さに潜む危うさも示唆しているよう。

    物語は、クリスマスイヴに教会で挙式、その時期に相応しいサンタクロースに準えた男が、いつの間にか 登場人物の思惑が錯綜した事態を収束させていく。この人物、始めは胡散臭く怪しい。銭湯は廃業しているから不動産会社が施錠管理しているが、なぜか自由に出入りしている。銭湯には高い煙突という説明も面白い。しかし、いつの間にか物語の中心にいて滋味ある話をしている。偽新郎は挙式を手伝うブライダル業者(女性社長)の夫、要は既婚者。偽新婦は相手から金を騙し取る算段をしていた。夫は偽結婚式がトントン拍子に進み困惑、浮気された妻は、子がいないからと言った嘆き。偽新婦はシングルマザーで子供を育てることの大変さを激白=子は鎹にならない。

    この怪しい人物が、いつの間にか<新婦>になり<神父>になり 本当の挙式を上げさせる。誰と誰が結婚するのか、どうしてそのような経緯になったのかは劇場で…。結婚はマッチングアプリのような出会いではなく、相手をよく知り愛情をもって接すること。いつも傍にいる、その当たり前がいつの間にか愛を育んでいる。鏤められた伏線を丁寧に、しかも五感/語呂のような言葉遊びに込めたユーモアに利かせる巧さ。讃美歌の美しさに人の思いの美しさを重ねたような、まさにクリスマス時期に相応しい(プレゼントのような)公演。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    面白かったです!!
    ちょっとそれは強引な展開では?と思いましたが、登場人物たちもそれぞれの事情、思惑からそれを望んでいる節もありなので、ドーンと受け止めて一緒にハラハラドキドキしましょう。
    当パンと劇団報がいただけたのも良かったです。

    ネタバレBOX

    12月の上演ならもっと臨場感?があったかと。いっそ観客側に雪が降るとか→片づけが大変ですね。ごめんなさい。

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